友の会通信のテキスト版です。


2024年3月1日発行

高知県盲ろう者友の会

会長 松澤稀弓

 

友の会通信「とさみずき」テキスト版

 

■ 総会のお知らせ

※今号は総会出欠はがき同封のため、

メール配信させていただいている会員の皆さまにも

郵送でお送りいたします。

  

■総会のご案内

 2024年度の総会を下記日程で開催いたします

 日時:4月28日(日)13:30~

 場所:下知コミュニティセンター(高知市二葉町10-7)

 ※近隣に駐車場あり(建物の西隣 24時間 300円)

 ※正会員の皆さまには、返信用ハガキを同封しました。

  出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

 

 イラスト:桜の木

 

■お楽しみ交流会   担当:企画部

 開催時間:総会終了後~16:00

 みなさんと楽しく交流できる会を企画しています。

 どなたでも参加できますので、

 皆様お誘い合わせのうえ、是非、ご参加ください。 

 おまちしております。

 

 イラスト:二人の女性。楽しそうな笑顔。

 

 2024年度会員継続のお願い

いつも当会の活動に、ご理解・ご協力をいただき誠にありがとうございます。

盲ろう者の自立と社会参加促進のために、来年度も皆さまからの変わらぬ

ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

■新年会開催   担当:企画部

 1月21日(日)今年も唐人町の料亭「濱長」で、ランチ新年会を開催しました。

 参加者は15人(うち盲ろう者1人)でした。

 今年は「料理長おまかせランチ」でした。

 ボリュームもあってお腹いっぱい!

 そして・・・食事のあとは、しばてん踊りやお座敷遊びで大盛り上がり!!

 高知だから本当は日本酒なのですけど・・・、友の会は「お茶け」です。

 「可盃(べくはい)」「箸拳(はしけん)」や「菊の花」・・・ 

 お茶け宴会で楽しい1年のはじまり!はじまり~!

 皆さま本年も盲ろう者友の会をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 写真

1.お刺身、天ぷら、煮物に汁椀、白米と、豪華に盛り付けられたお膳。

2.お座敷遊びの様子。盃とお茶の入ったとっくりをみんなで囲んで手拍子をしている写真。

みんな笑顔でとても楽しそう。

 

■学習会開催   担当:企画部

 1月21日(日) 下知コミュニティセンターで、学習会を開催しました。

今回は、「救命救急」というテーマで、

横浜消防団で活動しておられる横山さん、三浦さん、青木さんに

お越しいただき訓練用のマネキンを使って、心肺蘇生方法を

丁寧にわかりやすく教えていただきました。

 

①  倒れた人を見つけたら、安全な場所なのか周りを確認する

②  意識があるかどうか、声をかけて確認する

③  片手で額を押さえ、肩を叩く(はじめは軽く、だんだん強く)

④  まわりに助けを求める(119番通報、AEDの確保)

⑤  息をしているかどうかを確かめる(足元からお腹の上下運動をみる)

⑥  感染予防のため、倒れている人の鼻と口をハンカチなどで覆う

⑦  胸骨圧迫(ひじを曲げず、上から同じ場所を押す)

 

※AEDは、心臓がけいれんをしているとき

一度心臓を止めるために電気ショックを与える装置

(心臓が止まっているときは使用しない)

 

 胸骨を圧迫する心臓マッサージや、実際にAEDの使い方を教えていただきながら、

いざという時に役立つ人命救助の知識もいただきました。

 この学習体験は、定期的に続けていきたい・・・という声もありました。

 次回は是非、多くの皆さまにご参加いただければと思います。

 

 写真

1.横浜消防団の方たちが訓練の仕方や順番を説明している様子。

2,三つのグループに分かれて救命の訓練をしている様子。

会場全体の写真で多くの参加者が写っている。

3.松澤会長が胸骨圧迫をしている様子。両脇に通訳介助者。

4.参加者の女性が胸骨圧迫をしている様子。そばでもう1人AEDを準備する女性。

5.参加者の男性が右足を立てて、左のすねをついて力強く胸骨圧迫をしている様子。

そばでもう1人AEDを準備する女性。

 

 3月のコミュニケーション学習会のお知らせ

 日時 3月17日(日) 10:00~12:00 

 場所 下知コミュニティセンター

 ※  コロナやインフルエンザ等の感染状況や実施場所の予約状況により、

急遽中止となる場合があります。ご了承ください。

 

■2023年度 第2回盲ろう者向け現任研修開催

 2月4日(日)下知コミュニティセンターで、2回目となる現任研修を開催しました。

 参加者は、26名(うち盲ろう者1名、ろう者2名)でした。

 まず、はじめに高知県障害福祉課の西さんから「派遣事業」や

「障害者差別解消法」などのお話をお聞きしました。

 畑中さんは、宿毛の支援事例を紹介してくれました。

支援とは、当事者と積極的に関わり、できることを常に考え、

事者の知りたい情報を探して、伝達手段の通訳技術を磨くことだと、

それまでの活動経験を話してくださいました。

 後半は、松澤会長に盲ろう者が社会参加するために必要な

コミュニケーション方法「直接話法」について学習ビデオや

福島智さんの著書などから分かりやすく教えていただきました。

 

 参加されたみなさんから、以下のようなご感想をいただきました。

● コミュニケーションも通訳・介助者の気持ちもすごく大事だと思いました。

相手の気持ちをどうやって引き出すか、とても勉強になりました。

 

● 通訳・介助者になっていろんな事を学び、教えてもらうばかりだけど

喜んでもらえることがやっぱり私は嬉しい。

これからもできることをやっていきたいと思います。

 

● 研修に参加して改めて、支援というのは、

当事者の自立に向けた社会参加ということを再確認させていただきました。

 

● 当事者が全く知らないことを伝える難しさ、伝わったときの達成感が

「コミュニケーション」。 すごく大切なことなんだろうと感じました。

 

● 畑中さんの「ゼロからのスタート」は勇気がある行動だと思いました。

 

● 畑中さんのお話で当事者さんの「笑顔を引き出したい」という思いが

とても伝わってきました。 

松澤さんの紹介してくださった福島智先生の本を早速借りて勉強したいと思いました。

 

● 畑中さんの活動から、盲ろう当事者とどんなふうに関わって、

自立に向けての支援をしていくのか改めてわかりました。そして、愛情という、

そこがすごく大事なのかなということを再確認でき、

これから見えない人、聞こえない人と関わるための勉強ができました。

 

  たくさんのご感想ありがとうございました(松澤、畑中)

 

 写真

1.研修会場を右側広報から撮影した写真。

参加者が障害福祉課担当者の話を真剣に聞いている様子。

 

■毎号(諸説あり)健康ネタをお届け   徳久和恵

 

 今回は「めまい」についてです

 めまいとは・・・身体の平衡感覚(バランス)を保てない状態で、

背景に、ストレス、疲労、寝不足、抑うつ、脱水、貧血、生活習慣、

加齢、脳や心臓疾患、事故の後遺症、体質等があると言われています。

 

  めまいのタイプ

1 回転性

  天井や自分の身体がグルグル回っている感覚、主にメニエール病、

良性発作性頭位めまい症、高血圧症、内耳炎などに見られる

 

2 浮動性、動揺性

  足下がフワフワする、雲の上を歩いている様な感覚、

止まっている物が揺れて見える。 

主に脳梗塞、脳出血、高血圧症、心臓疾患、耳の神経炎等で見られる

 

3 失神発作性、眼前暗黒発作性

  立ち暗み、目の前がスーっと暗くなる、又は白くなる、意識が遠のく感覚。 

主に起立性調節障害、低血圧症、貧血、脱水、心臓疾患等で見られる

 

★  特に多い疾患として

1 良性発作性頭位めまい症 ・・・ 頭を動かした時回転性めまいを起こす、

眼振(黒目が揺れる)が見られる事がある

 

【原因】 耳の奥にある小さな粒状の耳石(炭酸カルシウム)が

何らかの原因ではがれて、リンパ液に浮遊し三半規管に入り込み、

頭の動きと共に動く事で神経を刺激し、脳から筋肉、目に伝わって目が回る。 

頭の動かし方や治療体操等で自然に治まる事も多い

 

2 メニエール病 ・・・ めまい、嘔吐、難聴、耳鳴り、耳閉塞感等を伴う発作がくり返し起こる

 

【原因】 平衡感覚をつかさどるリンパ液が過剰に溜まる(リンパ水腫)事で起こる。

ストレス、疲労、寝不足、天候等も引き金になると言われている

 

★  めまいが起こったら

1 安静 ・・・ めまいが軽くなる頭の位置で、目は開けて一点を見つめる。 水分摂取

2 目からの刺激を避ける ・・・ 部屋を暗くして、TVや音楽は消す

3 激しい頭痛や意識障害、手足のしびれ、呂律がおかしいなどの症状はすぐに病院へ。 

長引く、頻回に起こる、症状が強いなど心配な時は、耳鼻科や内科で相談を!

 

★ケアと予防

1 平衡感覚を鍛える

① めまい体操

(1) 椅子に座り、両手を肩幅に開き、左右の親指を交互に見る

(2) 片腕を上に、反対腕を前に伸ばし、上下に親指をみる

(3) 片手で顎を抑えて固定し、反対の腕を左右にゆっくり動かし親指を目で追う、上下も同様に

(4) 片腕を正面に伸ばし、親指を正視したまま頭を左右に回す、上下も同様に。 それぞれ20回位

 

 その他

 こまめな水分摂取、腸内環境を整え、自律神経を安定させる、生活習慣を整える、

入浴や寝返りしやすい枕の工夫などしてみる

 

 めまいは一過性のものも慢性的なものも、他人から見えにくく辛いものです。 

 まず理解することから始めて、良く食べて、良く寝て、ちょっと運動に行き着きますね。

 今回は坂田英明、室伏利久、飯田政弘各先生の書籍を参考にしました

 

 イラスト

1.目がぐるぐるまわっている女性(3人)と男性(1人)。みんな頭や頬に手をあてています。

2.クリニック(病院)のイラスト。

3.背景に三日月と星。布団に入ってぐっすり穏やかに眠っている女性。

 

■スマイルレシートご協力のお礼とお願い   担当:会計

 

いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。

2023年度は、34,500円でした。

還元金は、友の会の活動費として幅広く活用させていただいております。

2024年度も引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。

※チラシを同封しております。有効期限等、ご一読いただければ幸いです。

 

■イオン黄色いシートキャンペーンご報告   担当:事務局

今年度は、まだ寄付金のご連絡をいただいていないため、

来年度、改めてご報告させていただきます。

 

■編集後記

 今年度最後の通信となりました。 

 4月の総会からはじまった行事も西部交流会、秋の交流会と

 中止になることなく開催できました。

 来年度も皆さまと様々なシーンでご一緒できることを心から楽しみにしております。

 まずは、「令和6年度 総会と交流会」でお会いしましょう。

 通信に対するご意見、ご感想、また、友の会へのご要望など、

 なんでもお気軽に、事務局、または、担当役員までお知らせください。

 来年度もどうぞよろしくお願いいたします。 

 

発行・編集  高知県盲ろう者友の会

         

年会費   正会員 2000円 (家族会員 1000円)

               賛助会員  1口 1000円  

               団体会員  1口 5000円

振込先    ゆうちょ銀行 01670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

編集・テキスト版担当 渡辺


2023年12月1日発行

高知県盲ろう者友の会通信 「とさみずき」

会長 松澤 稀弓

 

  令和5年度養成研修開催

 今年度も「盲ろう者向け通訳・介助員養成研修」を開催しました。

研修期間は、9月10日~11月5日で全8回。

11人の応募があり、そのうち 8名(うち、2名補講中修了予定)の方が修了しました。

受講者のみなさんは、聴覚障害や視覚障害の理解、また、幅広いコミュニケーション技術と移動や通訳介助の支援技術を学びました。

コロナが5類になったこともあり、今年は昼食(お弁当)実習もありました。

人は五感のうち、視覚から約80%の情報を得ているとも言われていて、聴覚は10%、残りの10%が嗅覚、触覚、味覚となります。

アイマスクをして食事をするという実習は、情報の大半を占める視覚を使えない状態なので大変だったと思います。

この研修を通して学んだ知識と経験を活かし、一人でも多くの方に、登録通訳介助員としてご活躍いただけることを願っています。

 

写真:1枚掲載

真剣に講義を受ける受講者8人の様子を後方から撮影した写真

 

 

  令和5年度現任研修開催

10月15日(日)ちより街テラスで、東京盲ろう者友の会理事長の藤鹿一之さんを講師にお迎えして、第1回現任研修を開催しました。

参加者は、37名(うち、もうろう者1名、ろう者2名)でした。

 

研修の前半は、藤鹿さんご自身の体験をクイズ形式にしてお話してくださいました。

さて、みなさん、答えはわかりますか?(全4問)

 

Q1 全盲ろうになっていない(まだ学生で弱視難聴だった)ころ、1番つらかったことはなんでしょうか? 

①  障害が進行し、友人、知人と会えなくなったこと 

②  食事会で周囲の人の会話がわからなくなったこと

③  学校の先生の話が聞き取りにくくなったこと

 

Q2 全盲ろうになったとき、一番困ったことはなんでしょうか?

①  見えなくて聞こえなくなったこと

②  コミュニケーションが取れなくなったこと

③  自由に行きたいところに行けなくなったこと

④  独力で情報入手ができなくなったこと

 

Q3 どん底の状態から私を救ってくれた人はどんな人でしょうか?

①  盲ろう者

②  家族

③  市の職員

④  通訳介助者

 

Q4 今、コミュニケーションがとりにくい(うまく接することができない)人はどういう人でしょうか?

①  ご近所の人

②  東京都の福祉課など職員や議員さんたち

③  盲ろう者と接したことがない人

 

全問正解の方はいらっしゃるでしょうか?

答え   Q1 ②  Q2 ②  Q3 ④  Q4 ①

 

東京には、500人くらいの登録通訳介助者がいて、そのうちの半分くらいの人が活動していらっしゃるそうです。

藤鹿さんは、日本一優秀な通訳介助者がいても自分の中で絶対的なエースを作らないそうです。

「どんなに優秀な人でも完璧ではない。人間だから、体調を崩してしまうこともある。

絶対的なエースが動けなくなると、困るのは私自身で、活動にも大きな影響がある。

だから、いろんな方に通訳・介助のお願いをしているんです」 と、その理由を教えてくださいました。

そして、藤鹿さんは失敗も「多くを学ぶための経験」だったとおっしゃっていました。

失敗を恐れず経験として活かすことは、難しいことだけど・・・大切ですよね。

 

 最後に、対人関係を豊かにするためのサポートとして・・・

1. 話者は誰なのか?しっかりと伝える

2. 状況説明を入れる(話者の発言内容だけで会話は成立しない)

3. 会話がずれているときは、その場で止めて軌道修正してほしい

4. あいづちを伝える(あいづちがないと話がしにくい)

5. 人の動きを教えてほしい(その場に誰がいるのかわからない)

6. 周囲に迷惑をかけているときは、すぐに教えてほしい

 

藤鹿さんのお話はユーモアセンス抜群で、あっという間の2時間でした。

紙面の関係で講義内容を全てお伝え出来ないことが残念です。

藤鹿さん、貴重なお話を本当にありがとうございました。

 

写真:1枚掲載

後方から会場全体の様子を写した写真。ほとんどの参加者が講師の方を見て真剣に話を聞いています。

写真、右側には、手話の情報保障席があり、リアルタイムの文字情報を活用しながら聴覚障害者も研修に参加しています。

 

イラスト:3つ掲載

1つ目 ちょっと困って、イライラした表情をしている若い男性のイラスト

2つ目 握りしめた両手を、左手は頭の位置まで上げて、右手は方の位置まで上げて、ニコニコ笑顔の若い男性のイラスト

3つ目 ため息をついている様子で、困ったなぁとおもっている表情の若い男性のイラスト

 

  秋の交流会開催

 11月19日(日)爽やかな秋晴れの空の下、桂浜交流会を楽しみました。

参加者は、18名(うち、盲ろう者2名、ろう者1名)でした。

月の名所は桂浜と、よさこい節にも歌われる高知の有名な観光地「桂浜」。

その商業施設が、今年3月にリニューアルされました。

その名は・・・「海のテラス(https://katsurahama-park.com/)」 

 今年も昨年の高知城散策と同じように土佐観光ガイドボランティア協会のガイドさんに案内していただきました。

思わず「へぇ~」と言ってしまうような、高知県人なのに今まで知らなかった情報が満載でした。

ガイドをしていただくと、また、違った桂浜の魅力に出合えますね!

 

写真:1枚掲載

海のテラス:屋外の屋根付き休憩所。

テーブルと椅子が置かれていて、多くの人が休憩できるスペースになっています。

 

この景色は、台風中継で有名な桂浜フォトスポットです!

 

写真:2枚掲載

1枚目 桂浜と刻まれた石が置いてあり、遠くに竜王岬と海岸線を見渡せる観光地の撮影場所です。

台風の中継では、必ずこの場所から海の様子を映像で全国に伝えています。

2枚目 先程の撮影場所のすぐ近くにもう一つ、桂浜と彫られた大きな石が置いてある記念撮影できる場所。

そこで、観光ガイドさんと一緒に会長を含めた7人の女性がにこやかに微笑む写真です。

 

 つづいて、幕末の志士 坂本龍馬像(本山白雲 作)

この銅像は、昭和3年に募金活動によって建てられたそうです。

台座を含めると、13m48㎝(本体はは5m30㎝)もある日本で最大級の銅像です。

戦時中、金属類回収令が出たのですが、桂浜の坂本龍馬像と室戸岬の中岡慎太郎像は、海援隊と陸援隊だったので軍が守ってくれたそうです。

さて、この大きな龍馬像、いったい、どこに向かって立っているでしょうか? 

アメリカ? それとも室戸岬?

答えは、なんと! 東京の皇居だそうです。

 

写真:1枚掲載

坂本龍馬像の前で参加者が記念撮影した時の写真です。

秋晴れの青い空、松林の緑がとても合っていて、皆さんの表情もとても楽しそうです。

 

 高知のアイスといえば・・・ そう! 「アイスクリン」 です。

甘さひかえめであっさりしていてとってもおいしいですよね! 

雄大な太平洋を眺めながら、アイスクリン!最高です。

 

写真:2枚掲載

1枚目 アイスクリンの看板。「昔なつかしい。こじゃんと(高知弁でとてもという意味)うまい!アイスクリン」と書かれています。

2枚目 アイスクリームコーンに3段重なったアイスクリンを浜辺を背景にして撮影しました。青い空に白いアイスクリームが映える(引き立つ)います。

とてもおいしかったです(広報 渡辺の感想)

 

 桂浜公園をのんびり散策し、潮風を感じながら、浜辺を歩いて・・・ちょうどお昼になりました。

交流会の後は、海のテラスにある「桂浜美食館 神」で美味しいランチをいただきました。 

カツオのたたきやラーメンの種類が多いお店だったのですが、「トマトラーメン」を食べた方々が、チーズをかけたら、よりいっそう美味しくまろやかになったと話していました。 

食欲の秋、最高ですね!

 

桂浜美食館「神」ホームページより(たくさんのメニューが写真付きで載っています)

http://sss-gr.jp/katsurahama/

 

写真:3枚掲載

1枚目 松林の中の遊歩道で観光ガイドさん(青い帽子に白いマスク、そして青のウインドブレーカーを着ている)の話を一生懸命聞いている5人の参加者の後ろ姿を撮りました。

2枚目 浜辺で、もう一人の観光ガイドさんのお話を、盲ろう者に手話で通訳介助している様子

3枚目 美味しかったと評判だった「トマトラーメン」の画像です。お店のホームページにあった画像を参照として載せました。

真っ赤なとろみのついたお汁で、太麺です。

 

  毎号(諸説あり)健康ネタをお届け 徳久和恵  

 天気の変化が私達の身体や心に大きな影響を与えている事が研究によって明らかになってきました。 

天気によって起こる持病の悪化、頭痛、めまい、耳鳴り、首、肩こり、腰痛、関節痛、喘息、むくみ、だるさ、気分の落ち込み、イライラ等々、これらを総称して「気象病」と呼びます

 

イラスト:2つ掲載

1つ目 めまいでくらくらしてる様子の若い女性のイラスト

2つ目 右側こめかみあたりを右手で押さえて、頭が痛そうな様子の若い女性のイラスト

 

 具体的な症状

1. 天気(気温、気圧、湿度)の変化が耳の奥の内耳や自律神経に作用して症状がでる

2. 気圧(空気の重さ)の変動や寒暖差や湿度に抵抗しようとして自律神経が乱れる

3. 気圧を感じるセンサーは内耳にあり、気温や湿度を感じるセンサーは皮膚や粘膜、内蔵にもあり、季節の変わり目や春先、台風の頃に症状が出やすい

4. 気象に敏感な人は、新幹線や飛行機、エレベーターやロープウェイ等の高速で動いたり、高低差の移動が苦手な人が多い

 

 対処方法

 1. 内耳の血行を良くする

 (1)耳マッサージ

① 両耳の上の部分を軽くつまみ、5秒間、上に引っ張る

② 両耳の真ん中も同様に横に引っ張る

③ 両耳の下部も同様に下に引っ張る

④ 両耳の真ん中を軽くつまみ、横に引っ張りそのまま耳を前から後ろにゆっくり大きく5回まわす

⑤ 両耳を包むように手を当て5秒間キープ

⑥ 両耳を手の平で覆い、円を描くように前から後ろに5回まわす

 

イラスト:髪を頭の上の方で一つにまとめた若い女性が、左耳をマッサージしているイラスト

 

 (2)耳を温める

① 湿らせたハンドタオル等をポリ袋に入れレンジで約1分加熱し、  耳と周囲を温める

② ペットボトルにお湯を入れて耳を温める

 

イラスト:赤い電子レンジ

 

2. ストレッチ(タオル体操)首周囲の血行を良くする

① 後ろから首にかけたタオルの両端を握る

②  つかんだタオルを斜め上にゆっくり引っ張り上げる

③  目線を上げてタオルに首の力を抜いてのせ10秒間呼吸する

④  そのままの状態で、ゆっくり首を反らす、戻すを繰り返しながら10秒間呼吸する

 

3. 薬を使う

 痛み止め、漢方薬、抗めまい薬、酔い止め等、医師や薬剤師に相談の上、適切に使う

 

イラスト:痛み止めの錠剤と左手にカルテを持ち、聴診器を首にかけた男性医師のイラスト

 

4. 食事(しょくじ)

① 頭痛を抑える・・・ ビタミン群、亜鉛(牡蠣、イワシ、レバー)、マグネシウム(ひじき、ほうれん草)

② めまい、内耳の興奮を抑える・・・ ビタミンB2(レバー、卵)、ビタミンB6(カツオ、マグロ、鮭等)

 

イラスト:生ガキ、ほうれん草にお浸し、レバーの焼き串、まぐろのお刺身

 

5. 症状の強いときのツボ押し(人差し指で軽く)

① 体のバランスを取る・・・ 手の内側、手首の付け根から肘方向へ 指3本離れた所

② むくみを取る・・・ 足の人差し指の外側、爪の脇辺り

③ めまいや頭痛に効果・・・ 耳たぶの付け根のくぼみ、耳の後ろの出っ張った所、耳の後ろ髪の生え際のくぼみ

 

6. その他

① スクワット等の運動で自律神経スイッチの切り替えをスムースにする

② 正しい姿勢で内耳の機能を安定させる

③ つま先立ちやかかと落としで血行を良くする

④ 腸内環境を整え自律神経を整える

⑤ 新幹線や乗り物に乗る時は、気圧の変化が比較的少ない中央付近を選ぶ

⑥ 飛行機など気圧の変化に対して、ガムを噛む、あくびをする、 耳マッサージをする

⑦ ウォーキング等の運動や、ぬるま湯入浴で代謝を上げ、湿度に負けない汗をかける身体を作る

 

イラスト:両腕を頭の後ろで組んで、脚を屈伸してスクワットする若い女性のイラスト

 

自分に合ったものを無理のない範囲でやってみて下さい。

これまで何となく感じていた天気と体調不良の関係が、明らかになれば、事前に対応出来ることがあるかと思い、少しホッとしました。

前回の「自律神経」の項も参照して頂けたらと思います。

今回は佐藤純医師の書籍を参考にしました。

 

  企画部より

コミュニケーション学習会

日時  12月3日(日) 10:00~12:00 

学習内容  点字と指点字 ご興味のある方、是非、お気軽にご参加ください!

新年会&学習会 1月21日(日)開催予定 

午前中:学習会 午後:ランチ新年会 ※詳細については、決まり次第お知らせします。

 

イラスト:尾頭付きのえび、お刺身煮物やかまぼこ、梅干しの乗った白米などが盛り付けられた豪華なお弁当と手前には箸入れにはいった割り箸のイラスト

 

  啓発パンフレットのご紹介

啓発パンフレット「盲ろう者について知っていますか?」を全国盲ろう者協会からお送りいただき、オーテピアに設置していただけるようお願いしてきました。

これからの盲ろう者支援に少しでも繋がればいいなと思います。

このパンフレットは、全国盲ろう者協会 ホームページ(http://www.jdba.or.jp/)の「資料データベース」でテキスト版、点字版、 PDF版をご覧いただくことができます。

 

画像:「盲ろう者について知っていますか?」の表紙画像掲載

 

  2023年度「要望書」に対する回答

8月6日(日)の役員会に高知県子ども・福祉政策部障害福祉課 課長補佐 公文様にお越しいただき、5月に提出した要望書の回答をいただきました。

盲ろう当事者へのご配慮があり、文書での回答もいただくことができましたので、一部(抜粋)要約して、お知らせいたします。

 

①  コミュニケーション支援充実のための機器購入にご支援をお願いします

回答・・・県の委託事業実施において必要な機器類については、委託料の範囲内で購入することが可能。

今回協議の機器は、県事業実施に必要なものと考えられるので、委託料で購入してもかまわない。

(委託料で購入可能なものは1機器あたり10万円未満のもので事前協議が必要)

 

②  通訳・介助員制度の派遣場所や内容に制限を設けないで下さい

回答・・・派遣事業実施要綱において、通訳・介助の内容は幅広く対応できるよう規定しているものと考えるが、具体的な見直しポイントなどあれば、今後の改正の参考とする。

 

③  ろうベースの盲ろう者支援のためにタブレットの貸出をお願いします

回答・・・県での保有は2台。限られた台数なので、長期間の貸出などは個別に相談を受けて決定したい。気軽に相談してください。

 

④  盲ろう者の事情によって家族派遣も事業の対象に認めてください

回答・・・家族等の通訳介助を公的派遣として認めるには支援との区分をしっかりするなど、一定の整理が必要と考える。(ホームヘルパーや手話通訳は家族支援対象外)

盲ろう者支援の特殊性から、他県では一部限定して認める事例もあるので、高知県での家族派遣にあたって「一定の条件」を定めるためには、利用者の意見をはじめ、支援を行っている人たちの意見も十分に整理する必要がある。

具体的な条件など提案があれば、実施要綱見直しなどの参考にする。

 

今回提出した要望項目の他にも、何かお気づきの点やご意見等がございましたら、是非、事務局までお寄せください。

この制度が、盲ろう当事者にとってより良い制度となりますよう、ご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

  編集後記

今年も、会員の皆さまには大変お世話になりありがとうございました。

今年度は西部交流会が4年ぶりに開催され、その後も友の会の行事は順調に開催されています。

また、県からの委託事業である養成研修、現任研修は、東京から講師をお招きし、貴重な学習の場とすることができました。

来年も変わらぬご支援、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。 

どうか良いお年をお迎えください。      

編集担当:渡辺

 来年2月11日に予定しておりましたイオンでのイエローレシート交流会ですが、店頭活動が再開されないため中止となります。ご了承ください。

     

発行・編集  高知県盲ろう者友の会

 

年会費   正会員 2000円 (家族会員 1000円)

               賛助会員  1口 1000円  

               団体会員  1口 5000円

振込先    ゆうちょ銀行 01670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

発行・編集  高知県盲ろう者友の会 

 

テキスト版 編集担当 渡辺


2023年7月1日発行

高知県盲ろう者友の会通信 「とさみずき」

 

会長 松澤 稀弓

 

とさみずきの花言葉 「伝言」(高知市花)

由来 風に揺れる花同士が囁き合っているように見えることから

 

写真:1枚掲載

とさみずきの写真イラスト

1センチに満たない小さな淡い黄色の花

鈴が重なったような花が7~8個集まって

枝からぶら下がるように咲いている

 

■2023年度総会開催

4月30日(日)午後1時30分から、下知コミュニティセンターで

2023年度の総会を開催しました。

出席者は、22名(うち、盲ろう者2名、ろう者1名)でした。

 

2022年度の事業報告のあと、

決算の報告があり、2023年度の事業計画、

予算についても、みなさまからのご承認をいただき、

今年度の総会も無事に終了することができました。

ご出席いただいたみなさま、委任状をお送りいただいたみなさま、

本当にありがとうございました。

友の会事業、委託事業ともに、今年度もみなさまからの

変わらぬ、ご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

写真:1枚掲載

総会を開催した会場を後方から撮影しました。

机は2列で、右の列、前方にはろうベースの盲ろう者と

通訳介助が2名座っています。

 

■交流会

総会終了後は、サインダンス&ゴスペルタップを

Rayさんと桜佳さん母娘にご披露いただき、

大盛り上がりの交流会でした。

サインダンスとは、手話で歌う表現をさらに推し進めて、

音楽をからだ全体で表現し、

ダンスを取り入れ、目でリズムも楽しめるダンスです。

写真は、Rayさんのサインダンスです。

手話のすてきな表現力、

そして、からだ全体を使ったダイナミックなダンス!

すばらしかったです。

桜佳さんのゴスペルタップの画像は、残念ながら

掲載できませんでしたが迫力満点でした。 

参加された盲ろう者お二人も、タップシューズを触ったり

履いたりしながら軽快な音楽のリズムに合わせて、タップを

楽しんでおられるようすでした。

 

写真:2枚掲載

1枚目・・・サインダンスを踊るRayさん。

歌いながら、親指を立てた両腕を力強く前方に高く上げています。

2枚目・・・サインダンスを見ている参加者を前方から写した写真です。

みなさん真剣な表情で、素敵な手話表現の踊りに見入っています。

 

■2022年度「要望書」提出

昨年11月6日、友の会からはじめて、高知県に要望書を提出しました。

昨年度提出した要望書の内容と、年度末にいただいた回答を

合わせてご報告いたします。

 

写真:1枚掲載

高知県障害福祉課の担当者と友の会会長がマスクをして、

机の前に並んで座っています。

 

 2022年度、友の会からの要望は以下の4つでした

①コミュニケーション支援充実のための機器購入

②盲ろう者向け通訳・介助員派遣制度の充実(家族派遣)

③通訳介助員 報償費の見直しについて

④相談業務のできる事務所設置の支援のお願い

 

 要望書の回答は以下の通りです

①具体的に購入したい希望の機器を友の会で決定し、

予算内の調整をしながら、検討する

②家族派遣については、他県での事例がほとんどないので、

用途を限定する形で高知県にあったコーディネートを検討する

③全国的にみて、特に高知県が低い状況ではないので、

今後も全国的な状況を見守りながら検討していく

④団体の事務所設置を直接支援することは難しいが、

設置に向けたアドバイスなどのお手伝いは出来る

 

 障害福祉課 担当の方からのメッセージ

この度は意見交換のお時間をいただきまして誠にありがとうございました。

今回は、ご要望内容を満たす回答には至らず申し訳ございませんが、

これからも友の会の皆さまのご意見をお伺いしながら、

より良い制度内容にしていきたいと思っておりますので、

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 高知県子ども・福祉政策部障害福祉課  課長補佐 公文雅貴

 

 今年度の要望・・・

①コミュニケ―ション支援充実のための機器購入にご支援をお願いします

②通訳・介助員制度の派遣場所や内容に制限を設けないでください

③ろうベースの盲ろう者支援のためにタブレットの貸出をお願いします

④盲ろう者の事情によって家族派遣も事業の対象に認めてください

 

以上の4つを要望として6月14日(水)に今年度の要望を提出しました。 

県からの回答がいただけたら、ご報告いたします。

 

■西部交流会開催

6月18日(日)、宿毛市のスワロー会館で4年ぶりとなる

西部交流会を開催しました。

参加者は15名(うち盲ろう者3名)でした。

朝、8時すぎ、参加者を乗せたバス「元気号」は高知市を出発。

11時頃、宿毛の会場へ到着しました。 

久々の再会を、みんなで喜んだあと、美味しい昼食をいただきました。

 

写真:2枚掲載

1枚目・・・会場となったスワロー会館の外観写真

三角屋根が真ん中にあり、外壁はこげ茶色の落ち着いた建物です。

2枚目・・・昼食のお弁当(4つに仕切りがあるお弁当箱)

右上には、野菜とエビの天ぷら

右下には、まぐろやたいのお刺身。

左すぐそばに、おしょうゆとお漬物のたくあんが2枚。

左下には、小梅とごま塩がふられた白米。

左上には、煮物が沢山あります。

さといも、しいたけ、こんにゃく、なす、ごぼう天とひじきです。

このひじきは、ごま油の味付けのようで、香ばしい香りがして

とてもおいしかったです。

食後は、ソフトクリーム、または、コーヒーがついていて、

どちらか一つを選べました。

 

食事のあとは、宿毛の盲ろう者支援の現状などについて

畑中先生のミニ講演会スタート。

 

現在、宿毛で支援している盲ろう者は1名。 

時間をかけて繋いでいた支援の輪も、コロナ渦やそのほかの事情で、

また一からのスタートになったそうです。 

当初6人だった支援メンバーも、現在は4人になったけれど、

畑中さんをリーダーとして、さまざまな取り組みをされています。

 

仲野さんは、笑顔のすてきな明るい方で、当事者のKさんは、

両手をつないだだけで、仲野さんだとわかるそうです。 すごいですね!

 

松本さんは、Kさんが、楽しく絵本を読むための支援をしてくださっています。

盲ろうの状態によって支援する方法はそれぞれ違いますね。

 

松田さんは、100円ショップの魚つりゲームなどで、当事者を含めて

みんなで楽しめるような支援を考えてくださるそうです。

 

4人のパワーがひとつになって、高知県西部地域の盲ろう者支援が

実現できるんですね。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

写真:1枚掲載

畑中さんが舞台に立って、宿毛の取り組みを話しているようすを、

後方から撮影しました。

畑中さんは、首に、音声通訳のためのワイヤレスマイクをかけ、

ろうベースの盲ろう者のために手話をしながら話してくれました。

 

後半はビンゴゲームをしました。

「ビンゴ」の1番は、Yさんでした。おめでとうございます! 

 

写真:1枚掲載

ビンゴゲームで1番になったYさんが、景品をもらった直後の写真。

カメラに向けられた笑顔は、とてもうれしそうです。

 

そして、やっぱり交流会の締めくくりは・・・

「手のひらを太陽に」を手話で歌ってお開きとなりました。 

また来年、宿毛で、お会いしましょう!

 

写真:2枚掲載

1枚目・・・参加者が立ちあがって、大きく両手を頭の上に上げ

「て~のひらを~ たいように~ すかしてみ~れ~ば~」と

歌っているようす

2枚目・・・参加者全員の集合写真

会場スタッフさんにお願いして撮ってもらったのですが、その方が

「5枚撮りま~す。1、2、3、4、5・・・」と言い始めたので、

みんなポーズを決めていると

「6、7、8・・・」と写真を撮り続けたので、みんなが爆笑して

自然な笑顔の素敵な写真を撮ってもらえました。

 

■毎号(諸説あり)健康ネタをお届け 

 徳久和恵  

今回は「自律神経Part2」です

前号に掲載した「自律神経」の続きです

自律神経のアクセルとブレーキのバランスを整えて、

血液やリンパの流れを良くし、心身の活動を良い状態にして、

ストレスとも上手く付き合えるよう、今号はその対策と方法を

ご紹介します。

 

 1.朝日を浴びる

● 起床後2時間以内に太陽光を浴びて、体と交感神経を目覚めさせる。 

● セロトニン(幸せホルモン)を分泌させる。

 

 2.軽い運動、ストレッチ

● 猫背にならないよう意識する。 

座りっぱなしの人は1時間に1回は両手を挙げてグーっと伸びをする。

● かかとの上げ降ろしや、手首を上下に動かす

● ゆっくりウォーキング

● 大の字で寝て、両膝は揃えて立て、左右交互に倒す

● その場で太ももを高く挙げて足踏み

● つま先で体をピーンと緊張させて立ち、

一気にぐにゃぐにゃと脱力してしゃがむ

● その他、スクワット等、気がついたときに動いてみる

 

 3.お風呂に浸かる

● 39~40度位のお湯に、10~15分程度浸かる

● シャワーだけの時は、たらいや洗面器で、足浴や手浴だけでもOK

 

 4.睡眠

● 量より質を考える。昼寝は30分以内

● 夕方の軽い運動で、深部体温を上げる

● 寝る3時間前迄には入浴、食事を終えてゆったり過ごす

● 夜10時~2時(シンデレラタイム)は、免疫力が高まる時間なので

その時間帯に睡眠時間を合わせる(できるだけ今日中に寝る)

● 照明は消して太陽光が入るようにする

● ラベンダー、コーヒー、ヒノキ、玉ねぎ等の香りは効果的

 

 5.食生活

● 目覚めに一杯の水で、腸にスイッチが入り、

自律神経の交換がスムーズに出来る

● 1日3回の食事を美味しく食べる

● 必須アミノ酸(肉、卵、納豆、乳製品等)を摂ってセロトニンをつくる

● 間食にはナッツや高カカオチョコ等、ビタミン、ミネラル、

食物繊維、ポリフェノールを摂る

 

 6.腸内環境を整える  

● 腸は第二の脳とも言われ、お互いに影響し合う

● セロトニンの約95%が作られる

● 免疫を司る細胞の70%が腸に存在する 

※腸活を参考に!

 

 7.ストレスと上手に付き合う

● 失敗、感動、ストレスに感じた事、どうなりたいか等を紙に書き出す

● ゆっくり行動する(お先にどうぞと言う気持ち)

● 謎の動悸におそわれたら、空を見上げて呼吸法

● スポーツ、映画、TV、読書等で感情を爆発させる

● カッとした時は一杯の水を飲む 

● 一日に一箇所だけ20分程度の片付け

● 大きくため息をつく  

● 首を温める  

● ガムを噛む

 

 ★イライラ、緊張、不安、パニックの時の呼吸法

● 3秒かけて鼻から吸い、3秒止めて、

6秒かけて口をすぼめてゆっくり吐く

● 3~4秒かけて鼻から吸い、6~8秒かけて同様に吐く

 

日常生活を焦らずゆっくり過ごし、自律神経を安定させて

訳の分からない不調が改善し、穏やかに暮らせたらいいですね。

一日のはじまり(洗面の時など)に、口角を上げてニッコリして

幸せホルモンを出してスタートしましょう。

長引く不調は、内科、心療内科、婦人科等で相談してみてください。

今回は青山由美子、小林弘幸、両先生の書籍を参考にしました。

 

イラスト:6つ掲載

1つ目・・・立って腕をクロスしながらストレッチをする女性

2つ目・・・入浴剤入りの浴槽

3つ目・・・グラスに入った水

4つ目・・・包み紙を半分はがした板チョコ

5つ目・・・気持ちよく晴れて雲が浮かんだ空と山

6つ目・・・リラックスした表情でテーブルに肘をつき

コーヒーを持つ女性

 

■8月のコミュニケーション学習会のお知らせ  

担当:企画部

日時 8月 6日(日) 10:00~12:00 

場所 下知コミュニティセンター

※実施場所の予約状況等により、急遽中止となる場合があります。 

 

写真:1枚掲載

中央に座った会長が、ブリスタの点字を楽しそうに読んでいるようす

左隣では、ブリスタを楽しそうに打つMさん

右隣りには、フェイストーカーのワイヤレスマイクをもって

通訳中のSさん

間﨑さんの左隣には、Hさん、

会長の左後ろにはHさん、右後ろにWさん

みんな楽しそうに会長の手元やブリスタを見つめています。

 

■編集後記

2023年度がはじまりました。

本年度もよろしくお願いいたします。

3年間、開催できなかった西部交流会が復活しました! 

少しずつ以前のような活動ができるようになりました。 

秋はどこかにおでかけ、冬はおいしいものをご一緒に・・・ 

みなさまのご参加お待ちしております。

友の会通信へのご投稿、ご感想、

また、友の会に対するご意見、ご要望など、

お気軽に事務局までお知らせください。 

編集担当:渡辺 

 

2023年度会員継続のお願い

いつも高知県盲ろう者友の会の活動に、

ご理解・ご協力をいただき誠にありがとうございます。

高知県には重複(視覚・聴覚)障害の方が80人くらいおられると

予想されますが、登録されている盲ろう者数は、わずか十数人です。

盲ろう者の自立と社会参加を促進するためには、

その存在や支援機関があることを

広く社会に知ってもらう必要があります。

今後も支援の輪を広げていくために、

今年度も皆さまからの変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう

心よりお願い申し上げます。

     

年会費   正会員 2000円 (家族会員 1000円)

               賛助会員  1口 1000円  

               団体会員  1口 5000円

振込先    ゆうちょ銀行 01670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

発行・編集  高知県盲ろう者友の会 

 

テキスト版 編集担当 渡辺


2023年3月1日発行 テキスト版

高知県盲ろう者友の会通信

やさしさは手から手へ

 

発行・編集 高知県盲ろう者友の会

会長 松澤 稀弓

年会費 正会員2000円 (家族会員 1000円)

賛助会員 1口 1000円   団体会員 1口 5000円

振込先 ゆうちょ銀行 01670-7-40874 

 

■総会のお知らせ

 

※今号は総会出欠はがき同封のため、メール配信させていただいている

会員の皆さまにも郵送でお送りいたします。

 

総会のご案内

 2023年度の総会を下記日程で開催いたします

 日時:4月30日(日)13時30分~

 場所:下知コミュニティセンター(高知市二葉町10-7)

 

※近隣に駐車場あり(建物の西隣 24時間 300円)

 

※正会員の皆さまには、返信用ハガキを同封しました。

 出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

 

イラスト木の枝に桜の花が咲いているイラストを総会案内の枠内に入れました

 

 お楽しみ交流会

 開催時間:総会終了後~16時

 みなさんと楽しく交流できる会を企画しています。

 どなたでも参加できますので、皆様お誘い合わせのうえ、是非、ご参加ください。

 おまちしております。

 

イラスト:女の子が顔の横で手のひらを広げ、にっこり笑っているイラスト

 

 2023年度会員継続のお願い 

 いつも当会の活動に、ご理解・ご協力をいただき誠にありがとうございます。

 盲ろう者の自立と社会参加促進のために、来年度も皆さまからの変わらぬ

 ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

■2022年度 盲ろう者向け通訳・介助員現任研修 開催

 1月15日(日)オーテピア高知図書館4階の研修室で、

 今年度2回目となる現任研修を開催しました。

 参加者は、27名(うち盲ろう者1名、ろう者2名)でした。

 開催(かいさい)会場が、オーテピアということで、高知図書館と

 1階の声と点字の図書館を職員の方に案内してもらいながら見学しました。

 後半の講義を担当してくださったのは、高知県障害福祉課チーフの公文さんです。

 通訳・介助員派遣事業についてのお話はもちろんのこと、福祉サービスや制度、

 そして法律、その他、ヤングケアラー、ヘルプマークなど

 福祉について幅広いお話をしてくださいました。

 

 令和3年に施行された「合理的配慮」について

 民間事業者も令和6年から義務化されるそうです。

 下記サイトよりリーフレットをご覧いただけます。

 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo/print.pdf

 出典:内閣府ホームページより

 

写真1枚:オーテピア4階の研修室後方から全体を撮影した写真。

前方左側に講師を務めた県の職員、公文さんと西さん、右側には、

手話通訳と要約筆記が配置され、前方中央部には、説明用のプロジェクター、

その右側には要約筆記通訳用のスライドが並んでいる。

参加者は、配付された資料を見ながら、真剣に公文さんのお話を聞いていました。

 

■新年会 開催

 1月15日(日)唐人町の料亭「濱長」で、ランチ新年会を開催しました。

 参加者は18人(うち盲ろう者1人、ろう者1人)で、

 今年は、高知県障害福祉課の西さんも参加してくださいました。

 濱長さんのランチは、お正月バージョンで、とっても上品なお料理! 

 日本の和に包まれた場所で、美味しい楽しいひとときを過ごしました。 

 皆さま本年も盲ろう者友の会をどうぞよろしくお願いいたします。

 

写真2枚:1枚目は、お料理の写真。お刺身や田舎寿司、煮物や揚げ物など

きれいな彩のお料理が二つの木箱のお重に入っています。

2枚目は、参加者の集合写真です。コロナ渦ですが、

写真の時ぐらいはマスクを外してハイチーズ!

参加者18名、みなさん笑顔の写真です。

 

■コミュニケーション学習会 開催   担当:企画部

 12月、2月のコミュニケーション学習会は、下知コミュニティセンターで

  手話や点字、 指点字の学習をしました。

 年賀状や懐かしい童謡を使って点字を打つ学習や、指点字学習も少しずつ進めています。

 点字や指点字に興味のある方、是非、ご参加くださ~い!

 

●3月のコミュニケーション学習会のお知らせ

 日時 3月 12日(日) 10時~12時 

 場所 下知コミュニティセンター

※コロナの感染状況や実施場所の予約状況により、急遽中止となる場合があります。

 ご了承ください。

 

写真1枚:手話の勉強シーンの写真です。12月ということでクリスマスにちなみ、

子どもの頃のはなしや子育ての中でのエピソードなど、みんなが交代で手話を交えて話しました。

写真撮影の日の参加者は6人でした。

 

■毎号(諸説あり)健康ネタをお届け    

広報部 徳久和恵

 

 [自律神経]って何でしょう?

 よく耳にする言葉ですが、今一つぼんやりしてる気がするので、ちょっと整理してみました。

 神経は、大きく2つに分けられ、全身に張り巡らされて、脳と各内臓器官が、

 お互いに情報を伝え合う通路のようなものです。

 

 中枢神経は・・・脳と脊髄で構成され、体の中心にあり、司令塔の役目をしています。

 

 末梢神経は・・・中枢からの司令を全身に伝え、各器官からのメッセージを伝達し、

 お互いにやり取りしながら、網目のように全身に広がっています。

 

 自律神経は、末梢神経の一部で、交感神経と副交感神経に分かれ、

 自分の意志に関係なく、呼吸を続け、心臓を動かし、消化し、体温調節する等々、

 環境変化に合わせて器官をコントロールし24時間生命活動を維持します。

 

 交感神経は・・・車のアクセルの役目で、心拍数、血圧を上げ、活動的、緊張、

興奮状態にします。

 

 副交感神経は・・・車のブレーキの役目で、心拍数、血圧を下げ、リラックス状態にします。

 この2つの作用で、上手に切り替えながらバランスをとることで、心身を調整し、

 健康を維持しているのです。

 昼間は交感神経、夜間は副交感神経が、やや優位なのが良い状態です。

 

自律神経の大敵は・・・

・ ストレス、不規則な生活習慣、喫煙、深酒

・ 暴飲暴食、過労、ネガティブ思考、完璧主義

・ 姿勢、骨格のゆがみ、睡眠不足、運動不足

・ 加齢(女性40歳、男性30歳をめどに、副交感神経の働きが

  衰えバランスがとれにくい、休養でリセット出来にくい)

 

自律神経のバランスが乱れると(失調)・・・

・ 頭痛、肩こり、腰痛、動悸、倦怠感、不眠

・ 冷え、肥満、便秘、下痢、頻尿

・ 集中力低下、免疫力低下

・ イライラ、不安感、ホルモンバランスの乱れ

 等々、不調、不快な症状の原因となる事があります。

 自律神経を整える対策については、次回の通信でお知らせします。

 よく食べ、よく寝て、少し動いて、笑顔で過ごせたら一番ですね。

 

イラスト3つ:1つ目は、ストレスで暗い表情の女性

2つ目は、右手で左肩を押さえ痛そうな顔をしている女性

3つ目は、ソファに座って、表情が柔らかくリラックスしている様子の女性

 

■スマイルレシートご協力のお礼とお願い   担当:会計

 いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。

 2022年度は、50,000円でした。

 還元金は、友の会の活動費として幅広く活用させていただいております。

 2023年度も引き続き、ご協力よろしくお願いいたします。

 ※チラシを同封しております。有効期限等、ご一読いただければ幸いです。

 

■イオン黄色いレシートキャンペーンご報告  担当:広報部

 毎月11日のイオン・デーに発行される黄色いレシートから、

 2022年度高知県盲ろう者友の会へいただいたご寄付は29,500円でした。

 皆さまからいただいた温かいご支援は、プリンターのインクや用紙、

 また交流会の消耗品購入等に活用させていただいております。

 来年度も変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

■編集後記

 今年度最後の通信となりました。

 コロナ禍もそろそろ脱出の時を迎えることになるでしょうか・・・。

 屋内でもマスクをつけなくて良いことになれば、

 以前のような生活環境を取り戻すことができるかもしれませんね。

 4月の「令和5年度の総会と交流会」で皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

 来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 通信に対するご意見、ご感想、また、友の会へのご要望など、

 なんでもお気軽に、事務局までお知らせください。  

 編集担当:渡辺 美香

 

テキスト版おわり

 

 


2022年12月1日発行

 

高知県盲ろう者友の会通信

~やさしさは手から手へ~

テキスト版

       

目次

盲ろう者向け養成研修開催

秋の交流会(高知城散策)

健康ネタ(頻尿のおはなし)

企画部より お知らせ 

編集後記

問い合わせ(事務局)

 

発行・編集 高知県盲ろう者友の会

 

 2022年度 盲ろう者向け通訳・介助員養成研修 開催

9月4日~11月6日の3か月に渡って、令和4年度の養成研修(全8回)を

開催しました。

受講者は全部で12名(見学者1名)、修了者は10名でした。

第1回目は、「盲ろう疑似体験」がありました。

ヘッドフォンとアイマスクで盲ろう状態になった受講者のみなさん。

何も告げられないまま放置された2分間は、とても不安で長く感じたことと

思います。

午後は、高知県立高知ろう学校の教頭先生にお越しいただき、

聴覚障害についてご講義を、第2回目は、オーテピア高知声と点字の図書館の

職員の方に視覚障害について、ご講義をいただき、移動介助演習で

誘導の方法も教えていただきました。 

コミュニケーション手段の研修は、現任研修でご講義いただいた

脇水さんにもお越しいただき、手書きと筆記について、実習も交えながら

教えていただきました。

その他、手話・指文字、音声通訳、触手話・弱視手話、点字・指点字等も

受講者のみなさんは、いつも積極的に学ばれていました。

通訳・介助の演習や実習では、実際にアイマスクをつけて屋外を歩いたり、

盲ろう者、ろう者、視覚障害者の方たちと交流したりしました。

音声、手話、筆記など、あらゆるコミュニケーション手段を使って、

伝えることの難しさ、伝わったときの喜びを体験した受講者のみなさん。

笑顔が絶えない実習現場は、障害の有無など感じることのない

楽しい会話シーンがたくさんありました。

修了された皆様と、通訳介助の現場でお会いできる日を楽しみにしています。

長い期間の養成研修、本当におつかれさまでした。

 

写真3枚掲載

1枚目 養成研修の講義を受講する受講者の皆さんを右側後方から撮った写真

第一回目は、9月で残暑も厳しく、みなさん半袖の涼しい装いです。

2枚目 研修会場の駐車場を使って、受講者がアイマスクをした視覚障害者と

ガイド役になり、歩行練習をする様子。晴れていて日差しが眩しく、

暑い日の研修でした。

3枚目 養成研修の第7回目で手話や音声などを使って交流をする様子。

受講者も、盲ろう者、ろう者の方々も笑顔で楽しそうです。

 

 秋の交流会 開催

11月20日(日)、高知城散策交流会を開催しました。

参加者は25人(うち、盲ろう者1人、ろう者1人)でした。

当日は、観光ガイドさんも驚くほどの秋晴れに恵まれました。

11月初旬に通訳・介助員養成研修を修了したばかりの受講者の方々や車椅子で

参加してくださった方もいて、高知城の歴史を観光ガイドさんに教えて

もらいながら、3つのグループに分かれて、それぞれ自由に散策しました。

高知城追手門から入ってすぐの場所に、土佐藩の初代藩主で、

高知城を築城した人物、山内一豊公の銅像が建てられています。

お名前を「やまのうち かずとよ」と思われている方も多いようですが、

実は「やまうち かつとよ」とお読みするのが正しいそうです。

高知城内に入ると「板垣退助像」があります。明治時代初期、

自由民権運動の主導者として活躍し「板垣死すとも自由は死せず」の名言を

残した有名な政治家。昔の100円札に描かれた人物です。

本丸を目指して進む場所に、山内一豊の妻「千代と馬の像」があります。

夫のために、高価な名馬を、へそくりをはたいて買った内助の功が

エピソードとして語り継がれる女性です。

追手門から本丸まで158段の石段をあがると高知城の天守があります。

天守は、18.5m(6階建て)で、40段の階段があるそうです。

写真の鬼瓦ですが、口元、左側にハートのマークがあります。

これは「猪目(いのめ)」と呼ばれる日本古来の文様で魔除けだそうです。

追手門や城内の至るところで見つけることができました。

天守で市街の絶景を眺めたり、高知城歴史博物館へ行かれたりと、

みなさんそれぞれ自由に楽しむことができた高知城散策交流会でした。 

来年の秋もどこかで高知再発見!楽しみです。

 

写真7枚掲載

1枚目 高知城と追手門をバックに参加者25人の集合写真。青い空にお城や

木々の輪郭がくっきりと浮かび上がるようなとてもきれいな写真です。

2枚目 山内一豊が鎧を身に着け、槍を持ち、馬にまたがっている

勇ましい姿の銅像。

3枚目 板垣退助の銅像前で観光ガイドさんに説明をしてもらっている写真

4枚目 山内一豊の妻と名馬の銅像、着物姿の妻(千代)が右手をあげて

馬の横に立つ姿。

5枚目 手話で観光ガイドさんの説明を通訳している様子。

それを養成研修を修了して参加してくれた受講者が見つめている写真。

6枚目 高知城の天守を三の丸付近から写した写真。

近くで見ると小さな天守がちょっと大きく立派に見えます。

7枚目 天守の展示物としてガラスケースに入れられていた鬼瓦の写真。

左側の口元ちかくに魔除けの小さなハート形が彫られています。

 

 毎号(諸説あり)健康ネタをお届け 

 広報部 徳久和恵

 今回は「頻尿」です

寒くなりトイレが近いと感じる事はありませんか?

膀胱にも皮膚と同様に冷感センサーがあるそうです。

物を持ち上げる、咳、くしゃみ、大笑い、等の時のチョイ漏れや、

トイレを我慢できない、行った直後に又行きたくなる等、

加齢と共に多くの人が悩みを抱えています。

頻尿とは・・・尿回数が、起床から就寝迄に8回以上、

夜間1回以上と定義されている。病気とは限らない。

 

 原因

1.過活動膀胱・・・主に加齢により膀胱に尿が溜められない状態。 

通常200~300mlで尿意を感じ、400mlで我慢出来ずにトイレに行くが、

膀胱の柔軟性が失われた場合、少量でも尿意を感じて、収縮してしまう。

2.筋力低下

骨盤底筋・・・直腸や子宮等、骨盤内の臓器を下から支える

尿道括約筋・・・尿道を緩めたり締めたり、蛇口の働きで尿漏れを防ぐ

3.脳や脊髄の病気による神経障害

4.膀胱炎等の感染症、糖尿病、便秘症、前立腺肥大(男性)、

薬の副作用や病気の後遺症

5.妊娠、出産、肥満

6.睡眠障害

7.夜間の尿量コントロールするホルモン量の減少

8.不安や緊張等、心因性のもの

9.利尿作用のあるものや、水分の摂りすぎ

 

 治療、対策

1.筋力強化・・・お腹に力を入れずに、肛門、膣、尿道に力を入れる

【例】

① 上向きに寝て、両膝を立て、肩幅に開く。息を吐きながら、

肛門周囲にギューと力を入れ、おヘソの方へ引き上げる意識で、2~5秒締める。

5~10秒休んで繰り返し20回をめどに、1日3回行う。 

起立して机に手をついて行う、椅子に座って行う方法もある。

② 上向きに寝て、両足を真上に伸ばし、左右に開いたまま5秒キープ後閉じる。

5~10回繰り返す。1日3回。

2.膀胱訓練(尿意を我慢する)

 ●尿意を感じたら、すぐトイレに行かず、落ち着いて椅子に座る

 ●尿の事を考えず、TVを見る、音楽を聴く等気を紛らわす

 ●1~2分我慢することから始めて、慣れたら5分、10分と延ばす

 ●目標を決める、例えば尿の間隔が3時間になる迄等

3.睡眠の質を良くする

4.青竹踏み・・・裸足で、ツボのある土踏まずで足踏み。一回2分程度、

一日2回

5.保温

6.薬、手術

★日常生活に支障がある場合、軽い症状でも、泌尿器科、

 婦人科、かかりつけ医に相談してください。

     ※今回は、主に高橋悟先生の書籍を参考にしました。

 

■企画部より

●コミュニケーション学習会のお知らせ

日時 12月11日 13:30~15:30 手話&点字(年賀状)

   2月12日 13:30~15:30 

場所 下知コミュニティセンター

※コロナの感染状況や実施場所の予約状況により、急遽中止となる場合が

あります。ご了承ください。

※1月8日開催予定となっておりましたコミュニケーション学習会は

中止します。また、1月15日の午前中に予定されていた学習会は

現任研修開催のため中止となります。

同日の午後に予定されている新年会は、予定通り開催する方向で

計画準備中です。詳細が決まり次第、お知らせいたします。

 

■編集後記

今号より、通信の文字表記が大きくなりました。

盲ろう状態には個人差があり、弱視で小さな文字が見えにくい方も

いらっしゃいます。墨字をお読みいただけない方には、点字や

テキストメール(音声読上)で、また、弱視の方には拡大印刷して

お送りすることで対応しておりました。

この度、他県から通信送付の要望があり、県外の友の会会報誌を参考に、

高知の会報誌も文字を読みやすい大きさに変更しました。障害の有無に

関係なく、友の会会員のみなさまに活動状況等をお伝えする通信を

お読みいただけるよう、これからも改善を重ねてまいります。

今後とも、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

お気づきの点などありましたら、なんでもお気軽に、事務局まで

お知らせください。よろしくお願いいたします。   

編集担当 渡辺 美香

 

事務局

〒781-0815 高知市二葉町13-17 浪越方

会長 松澤 稀弓

 

年会費 正会員 2000円 (家族会員 1000円)

賛助会員 1口 1000円   団体会員 1口 5000円

振込先 ゆうちょ銀行 01670-7-40874 

高知県盲ろう者友の会

 

テキスト版 おわり

 


 2022年9月1日

 高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版

  ~やさしさは手から手へ~      

   

 

2022年度 第1回 現任研修を開催しました

6月12日(日)午前10時から今年度第1回目の現任研修を開催しました。

東京盲ろう者友の会にお勤めの脇水彩さんを講師にお招きし、

「盲ろう者が自己決定 するための通訳・介助技術について」

お話していただきました。

参加者は、31名(うち盲ろう者1名、ろう者3名)でした。

 

 脇水さんは、交流会や学習会を運営する社会参加促進事業の担当を

されていたり、通訳・介助者の派遣コーディネーター、養成講習会、

現任研修会の講師、また、盲ろう者へのコミュニケーション訓練や

聞こえない通訳者を対象にした手話での通訳のしかたの講師も担当されるなど、

オールマイティーなご活躍をされている方です。 

 さて、今研修会のテーマである 「自己決定」って なんでしょう?

 それは・・・、自分の意思と判断によって選択し、決めることです。

私たちが、喫茶店でコーヒーを注文できる(自己決定)のは、

メニューを見る(状況理解と情報取得)ことができるからです。

では、盲ろう者が自己決定するためには何が必要でしょうか?

 それは、情報を取得するための「コミュニケーション支援」です。

人は育った環境や過ごしてきた人間関係に大きな影響を受けます。

信頼関係を築くことが難しいケースもあります。

支援がうまくいかないときは、盲ろう者の背景を見つめ直すことも大切だと

教えていただきました。

 

 写真:1枚掲載

参加者が講師の話を熱心に聞いている様子。

会場全体を左後方から撮影しました。

 

 通訳・介助者は・・・盲ろう者の目と耳の代わりです。 

色々な手段を使って通訳しながらコミュニケーションを支援し、

外出時の移動の介助をします。 

しかし、ときに「良かれ」と思って、している支援が、

盲ろう者の「自己決定」する機会を奪い、盲ろう当事者を傷つけてしまうことも

あります。

 

 イラスト:「ちょっと悲しそうな表情」の女の子

 

 自己決定するためには・・・

「状況説明」が必要不可欠!!です。 

会話の内容だけではなく、言葉以外の情報も伝えなければなりません。

当事者と通訳・介助者が、お互いのことを知り、信頼関係を築けた先に、

コミュニケーション支援ができる状況があります。 

何度話してもわかってもらえないとき、相手が納得できる説明を、

こちらがしていないこともあります。 

たとえば、手話で「このお店にはコーヒーしかない」と説明するとき、

文章通りに説明すると この/ お店/ コーヒー/ だけ/ ない  と、なります。

これでは、このお店には、コーヒーだけがなくて、他のものはある

と、いう意味にとられてしまいますよね。

この/ お店/ 飲み物/ コーヒー/ だけ と、説明できれば、

理解しやすいかもしれません。 

人は皆、生い立ちや興味や関心も違います。 

盲ろう者の方々もそれぞれ盲ろうになった背景も違っていて、

言葉のとらえ方や考え方、話し方の癖もみんな違っているのです。

コミュニケーション支援をするためには、まず、お互いの信頼関係を築くこと! 

それができれば、スムーズなコミュニケーションがとれるようになり、

盲ろう者が自己決定することもできるようになるのです。

 

 移動中の状況説明・・・

できるだけ周囲の状況を伝えましょう。 

少しの段差、傾斜も伝えます。 

また、その時は必要なくても、今後知っておいた方が良さそうな

情報は伝えておきましょう。 

安全に移動することはもちろんですが、それだけでなく、

景色や周囲の状況も伝えられるようにしましょう。

 

 イラスト:木々が植えられている大きな道路の向こうにビルが立ち並ぶ街並み

 

 初頭効果・・・ 

人は相手を第一印象で認識するという心理効果のことです。

仕事が早くて、丁寧な人がミスをしました。

そんな時、周りの人は「あら、○○さん今日は疲れているのかしら?」と、

体調でも悪いのかと、心配します。 

しかし、仕事が雑で、遅刻が多い人がミスをすると、

「もう、○○さん、またやったの」と、周りの人たちには、

負の感情ばかりが出てしまいます。 

 脇水さんは「通訳・介助や派遣コーディネーターも人との仕事なので

誤解のないようしっかりと接するようにしている」と話されていました。

 

 写真:1枚掲載

 会場の右側前方でお話しされる脇水さんの写真。

 首には、UDトーク(音声文字変換用)のマイクをかけています。

 

 いくつかの通訳場面実習もやりました!

通訳は間接話法ではなく直接話法(話者の言葉をそのまま伝える)でする!

 

 メニューやチラシの読み上げ

●どれぐらいの量を聞くのか、心の準備ができるようにする

●大項目から徐々に詳細を読んでいく

●大きさや文字のフォントなどから読み取れる情報も盛り込む

●文字情報だけでなく、写真の情報も伝える

●短時間でわかりやすく、オススメやイチオシなど、ポイントも伝える

●一方的に読み上げるのではなく、コミュニケーションを取りながら

  時には通訳・介助者の感想も入れながら、情報を読み上げていく

 ※淡々と情報のみを希望する人もいるので注意が必要

 

 プレート料理の説明(クロックポジションなど)

●起点を決めて、順番に説明する

●短時間で的確に、わかりやすく

●情報が曖昧な場合は、そのことも話す

●見た目の印象なども、それとなく話す

●付け合せや飾りもきちんと伝える

 ※避けるかどうかは本人の判断に任せる

 

 写真:1枚掲載

 プロジェクターに、美味しそうなケーキがお皿に丸くたくさん並べられている

写真。それをみながら講義をされる脇水さんと、参加者(4~5人)の様子。

クロックポジションについて学んでいるシーンです。

 

 会場の説明

●全体をイメージできるように説明する

●席は盲ろう者と相談しながら決める

●盲ろう者の見え方や聞こえ方、通訳手段にも配慮する

●盲ろう者に関係するところから優先的に説明する

●主催者、スタッフに確認するのは盲ろう者本人

 

 脇水さんが心がける盲ろう者支援とは・・・ 

「同じ人間」という考えの通訳・介助です

これは、心に深く残った言葉でした。

脇水さんは盲ろう当事者から「自分で決めたい」と言われたことがあるそうです。

「障害者だから、支援してあげる」のか

それとも・・・「同じ人間として向き合う」のか?

「自己決定」するためのコミュニケーション支援の大切さを、改めて認識し、

通訳・介助者であるという意識を忘れることなく、支援を続けていく・・・

 今後、高知の盲ろう者支援をどのように支えていくのか・・・

私たちに考える機会を与えてくださった脇水さん。 

心に残る貴重なお話をありがとうございました。

 

 イラスト:2枚掲載

1枚目は、楽しそうに会話してる女性二人のイラスト

2枚目は、左の女性はちょっと困った顔をして、右側にいる笑顔の女性の話を

     聞いているイラスト 

 

 眞鍋法子さん(全盲ろう)のおはなし(後編)

5月の連休のとき、法子さんからいただいた投稿メールのつづきです。

6月号は、法子さんの生い立ちや、点字を習うまでの苦労されたお話でした。 

連載2回目は・・・「幸せな体験をした」というお話です。

それでは、法子さん、よろしくお願いしま~す。

 

 写真:1枚掲載

眞鍋さんの自室で、机の上にはブレイルセンスが置かれていて

イスに座った眞鍋さんは、ブレイルセンスに手を置いて

楽しそうに笑っています。、

 

 前回は、私が点字を学んだ時のことをお話ししました。

今回は、6年前、69歳の私がはじめて東京へ行ったときのお話です。

2016年に全国盲ろう者協会から「宿泊型生活訓練」の案内が届きました。

興味があり、東京へ行ってみたいという気持ちもあり、応募したいと思いました。 

しかし、やっぱり姉は東京へ行くのも反対でした。 そのことを、通訳介助者に

相談してみると、姉に話をして、説得してくれたんです。 

そして、通訳介助者が参加の申し込みもしてくれて、東京まで連れて行って

くれることにもなり、私はとてもうれしく思いました。 

参加することが決まってからは、東京に行く日が待ち遠しくて楽しみで、

通訳介助者と一緒に持っていくものを買いに行ったりしながら、

指折り数えてその日を待ちました。

2016年10月10日、東京行き当日は、通訳介助者2人と一緒に

急行列車に乗って行きました。 宿泊型生活訓練では、色々な学習をしたり

、買い物に行ったり、散歩をしたりと毎日楽しいことばかりでした。

色々な学習の中に、ブレイルセンスを学ぶ時間がありました。

使い方を覚えるのは難しかったのですが、少しずつ使えるようになりました。

使えるようになると、今度は、通訳介助者にメールを送ってみたいと

思うようになり、職員さんにお願いしてアドレスを作ってもらい、

自分でメールを送ってみました。 

返事が来るかなと楽しみに待っていると、通訳介助者から

「すごいなぁ!今度一緒に勉強しましょう」という返信がきました。 

点字の電話みたいで手紙より便利だなぁと思いながら、メールの送受信の

しくみは、どうなっているのだろうと、とても不思議でした。

宿泊型生活訓練は18日間の日程で、学習のほか、白杖の練習をしたり、

買い物に行ったり、色々な場所へ出かけたり、盲ろう者との会話を楽しむことも

でき、とても充実した時間を過ごすことができました。

東京の通訳介助者は、私をどこへでも連れて行ってくれたのですが、

その中でも東京スカイツリーに行けたことは、一番の楽しい思い出です。 

お客さんで満員になったエレベーターでギューンと上がっていく感じを

楽しんできました。 

東京での幸せな時間は、あっという間に過ぎて、帰る日が近づき

私は、まだ帰りたくないなぁと少し寂しい気持ちになりました。

宿泊型生活訓練は、とても良い経験で幸せな時間でした。 

愛媛の実家に戻ってから、ブレイルセンスを使いたいと思いましたが、

東京で教えてもらっただけではわからなかったので、後日、

全国盲ろう者協会から二人の職員の方にきていただき指導してもらいました。 

愛媛の通訳介助者にもきてもらい手のひら書きで通訳介助を受けながら

ブレイルセンスの使い方を学びました。

姉には反対されてばかりでしたが、このときは、全国盲ろう者協会の職員さんが

姉の説得にも協力してくれて、日常生活用具の「ブレイルセンス」を

給付してもらうことができました。

ブレイルセンスでメールを送受信するためには、ルーターという機器が

必要になるのですが、購入に3万円ぐらい必要だったので大変でした。

使い方がわかるまで、通訳介助者は私を松山市内へ何度も連れて行って

くれました。また、時々、東京の全国盲ろう者協会からも女性職員さんが

指導にきてくれたので、私は、自分のペースに合わせて操作方法を覚えることが

できました。

ある日のこと、その女性職員さんに思わぬ災難が起きました。

それは、いつものように指導を終えて、夕方、東京へ帰られた後のこと、

慌てた様子で「携帯を忘れた」と連絡があったそうなのです。

私は心配になり、自宅の部屋を探し回りましたが、どこにもありません。

通訳介助者は一人で、その日、立ち寄ったお店を探しに行ってくれました。

すると、お店のテーブルの上に携帯がそのまま置いてあったそうです。

その携帯は、翌日、東京へ送ってもらい、無事に職員さんの元へ届いたという

知らせを受け、本当に安心しました。 携帯がなくなっていたらどうしようと、

心配でたまらなかったできごとですが、今はただ、懐かしい思い出です。

点字入力できる便利な機器のブレイルセンスですが、機械なので壊れることも

あります。 私のブレイルセンスも少し前に壊れてしまって、修理をして

もらいました。今は、ちゃんと使えています。 

メールを打ちながら、時々、思うことは・・・

私を心配する姉の反対を押し切り、あのとき、勇気を持って東京へ

行ったからこそ今の私があるんだなぁと、しみじみ感じます。 

これからも、色んな人とメールでのやりとりを楽しみたいと思います。 

静幸苑に入所して4年。 そのうちの2年間は、コロナウイルスの感染拡大で、

思うように外出もできず、不自由な生活ですが、施設で皆さんと仲良く

暮らしています。 

感染者数が落ち着き、またみなさんとお会いして、楽しくおしゃべり

できる日が一日でも早く来ることを心から願い続けています。

 眞鍋 法子

 

 イラスト:2枚掲載

1枚目は、雲の間に見えるスカイツリーのイラスト

2枚目はスマートフォンのイラスト

 

6月号と9月号に連載してお届けした眞鍋法子さんのおはなし。

いかがでしたか?

法子さんは、6月号の通信を愛媛のご家族や支援してもらった多くの方々にも

見てもらったそうです。

大好きな甥っ子さんにも見てもらえたとすごく喜んでおられました。 

この通信を通して、高知で元気な「笑顔の法子さん」をお伝えできていたら

うれしく思います。

法子さん、貴重なおはなし本当にありがとうございました。

 

 コミュニケーション学習会開催

 6月は先生に踊りを教えてもらい、「よさこい」をみんなで踊りました。 

この鳴子は寄付でいただいたものです。 

「withコロナ応援プロジェクト」っていう素敵な

ネーミング企画の鳴子プレゼント! 

コロナ禍にみんなを笑顔にしてくださった「鳴子工房 こだかさ」様 

ありがとうございました(^○^)

「鳴子工房 こだかさ」様のブログでも紹介してくださっています。 

お時間のある時に是非! https://www.narukokobo.jp/blog/blog/6887.html

 

この集合写真、後列、左から3番目には、1ページでご紹介した現任研修会の

講師を務めてくださった脇水さんのお姿も(^-^) 研修会のあと、手話学習会と

よさこい踊りの練習にも参加してくださったんですよ。 

さらに、前列の右端は、踊りを教えて下さった先生(Tさんの娘さん)です。 

可愛い子どもたちは、元気いっぱい走り回り、楽しそうな笑い声に、

コロナ禍であることを忘れていた楽しいひとときでした。

 

 ※9月、10月は養成研修期間中のため、コミュニケーション学習会はお休みです

また11月予定のコミュニケーション学習会も、秋の交流会と日程が近いため

お休みします。 秋の交流会は詳細が決まり次第、お知らせします。

 

 写真:3枚掲載

1枚目 参加者全員が鳴子を持ってハイチーズ!

    小さな女の子が1人、鳴子が気になり前を向けなくて、

    その様子を近くの大人が数人心配そうに見ている写真です。

2枚目 鳴子を持って椅子に座り、両手をまっすぐ伸ばして踊りの

    練習をしている様子

3枚目 子どもたちが走り回る会場で、先生に踊りを教えてもらっている様子

    みんな一生懸命先生を見つめながら踊っています。

 

 毎号(諸説あり)健康ネタをお届け

 広報部 徳久和恵(ジャージ姿の似顔絵イラスト) 

 今回は「応急処置」です 

           

 もし、倒れた人に遭遇したら、できるだけ早く蘇生処置を行うかどうかで

命が救われる率が高くなります。

 

1.では、何をすればよいのでしょうか・・・

① 周囲の安全確認(状況によっては、移動、交通整理が必要)

② 呼びかけて意識があるか確かめる。 身体を揺すったりしない

③ 反応がなければ助けを呼び、119番通報、AED準備

④ 呼吸をしていれば、衣服をゆるめ、楽にさせて救急車を待つ

⑤ 呼吸がなければ、すぐに心臓マッサージ(胸骨圧迫)開始。

  AED装着(器材の指示通り)

 

 イラスト:救急車

 

 心臓マッサージの方法

●倒れている人の横で立て膝になり、両手を重ねて胸の中央、

  胸骨の下半分の位置に置く

●肘を伸ばして垂直に力を加える。 胸が5㎝位沈むのを目安に強く

●1分間に100~120回のスピードで続ける。 AEDによる電気ショックの間だけ

  離れる

 

 ★人工呼吸を加える場合             

●顎を上に引き上げ、気道を広げ、鼻をつまむ 

●心臓マッサージを30回後、口から2回息を吹き込むペース

 

 ★人工呼吸が無理な場合

●心臓マッサージだけを交代しながら続けて救急車を待つ

 

 イラスト:AEDのロゴマーク

 

2. 溺れた人を見つけたら             

 ① 自分から水に入らず助けを呼ぶ。 見失わないように位置を見ておく。            

 ② 本人には、慌てず落ち着いて脱力し、上向きに浮かぶよう声をかける

  ※川の場合、頭を川上に向ける

 ③ 浮き袋代わりの物を流れに合わせて投げる。 クーラーボックス

   発砲スチロール箱、水を少し入れたペットボトル、灯油缶、ベルトや

      ズボン等をつないでロープ代わりになる物等

   ※助けあげても無理に水を吐かさず身体を横向けにする。 

     状況によって蘇生処置(AEDは身体を拭いてから装着)              

 

 イラスト:風景(ビーチパラソルと砂浜、青い空と白い雲)

     

3. すり傷、切り傷の時

 ① 傷口を水道水等で洗い流す(砂等が残ると化膿の原因になる)

 ② 傷口をハンカチやガーゼで押え止血する。

   力を入れすぎず、30分位をめどに軽く押さえ続ける。

   (傷口を開けて見ようとしない)

 ③ 傷口を防水フィルムや、湿潤用絆創膏等で覆う

 ④ 患部を心臓より高くし安静にする。 ハンカチやガーゼの上から冷やす

      ・輪ゴム等で強く圧迫しない 

   ・消毒は、治そうとする活動に悪影響                             

      ・乾燥は治す為の浸出液が出るのを邪魔する 

      ・30分以上たってもダラダラ出血する、骨が見える等の時は病院へ

 

 イラスト:絆創膏3枚

 

 4. 鼻血が出たら・・・

 ① 血液を飲み込まないように座る

   鼻をつまんで圧迫する、冷やす。

    ・顔を上に向ける。鼻をかむ。 頭の後ろをたたく等の行為はダメ!

    ・30分以上、止まる様子がない、度々鼻血が出る等の場合は病院へ

 

 イラスト:鼻血を出している女の子と病院の白い建物

 

 お詫びと訂正

 前号(6月号)に掲載した「蛋白質」を説明する文章の中に漢字の誤りが

ありました。4ページ16行目に蛋白質を食事で接種しましょうとありますが、

正しくは「摂取」です。

ご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。 

お詫びして訂正いたします。

 

 

 編集後記

 今年こそ! 西部交流会を開催できる!と、企画部が準備を進めていましたが

コロナ感染者数の 増加により中止となってしまいました。 

ワクチンを打っても、感染対策をしていても、見えないウイルスから逃れる

ことはできないんですね。楽しみにしていた西部交流会…本当に残念でした。  

6月のコミュニケーション学習会は、子どもたちの参加もあり、賑やかに開催

されました。コロナの感染拡大も心配されますが、開催時には、是非、

お気軽にご参加くださいませ。

 

さて、今号の現任研修で、「UDトーク」というアプリの使い方をOさんに

教わりました。このアプリは、話し言葉を文字に変換してくれるアプリですが、

文字を音声にして相手に伝えることもできる優れたアプリです。 

聴覚障害者のために開発されたものだと思いがちですが、実はこれ、

聞こえる人が聞こえない人とコミュニケーションできるよう支援するアプリでも

あると思うのです。これなら、マスク生活で聞こえづらい公共施設の窓口や

飲食店でも、気軽にいろんな人とコミュニケーションできますね!

ユニバーサルデザインは、みんなに便利なものばかりです!

スマホやタブレットにアプリをインストールするだけで使えます。 

是非!使ってみてください。大阪弁変換とか楽しいですよ!

 

 写真:画面にUDトークの文字情報が出ているタブレット端末

 

友の会や通信に関するご意見、ご感想など、下記アドレス、または

事務局までお寄せください。おまちしております

編集担当 渡辺 美香      watanabe_m_638@ymail.ne.jp

 

テキスト版 おわり  

       

       

       

       

       

       

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2022年6月1日

高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版

~やさしさは手から手へ~      

   

 

 2022年度 総会開催

4月24日(日)13:30~下知コミュニティセンターで、総会を開催しました。 

28名(うち盲ろう者2名)のご出席をいただき、議案すべてに承認をいただきました。

ありがとうございました。

本年度もご支援・ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

  

 会員継続のお願い

 盲ろう者の自立と社会参加を促進するためには、

その存在を広く社会に知ってもらう必要があります。

今後も支援の輪を拡げていくために

皆様からの変わらぬご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

2022年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

 年会費 正会員 2000円(家族会員 1000円)

     賛助会員 1口 1000円

     団体会員 1口 5000円

振込先: ゆうちょ銀行 01670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

 写真:1枚掲載 総会の会場を左後方から写した全体写真

 

 

 交流会【スラックレールでふみふみバランス体操】

総会の後、14:00~交流会を開催しました。

まずは、前田さんにスラックレールというスポーツトイを使って

「ふみふみバランス体操」を教えてもらいました。

 

 スラックレールとは…長さ90㎝のかまぼこ状の商品で、

重さはわずか200gの柔らかい素材でできたスポーツトイで、

床に置いて乗り、バランスをとることで「体幹」「バランス」

「集中力」を養うことができます。

簡単そうですが、実は・・・乗るだけでもすごく難しいです。

参考URL:「SLACK RAIL」 https://slackrail.jp/ (2022年5月25日)

 

参加されたみなさんの素晴らしいバランス力をどうぞご覧ください!

 

写真:9枚掲載

1枚目 ろう者のKさんと通訳介助者のHさんがスラックレールの上で向かい合って

    いる様子。上手にスラックレールの上を歩くKさんにHさんが

    「バランスいいねぇ 大丈夫!」と声をかける吹き出しをつけました。

2枚目 盲ろう者のYさんがスラックレールを落ちそうになって、

    Yさんの左腕を支える通訳介助者のOさん。

    Yさんに「おっ! とっと…」という吹き出しをつけました。

3枚目 松澤会長が簡単そうにスラックレールを歩く様子。

    通訳介助者のKさんが支えているのかもしれませんが、写真ではわからないので、

    ひとりで歩いているように見えます。

    松澤会長に「これくらいなら楽勝ですよ フフフ」と吹き出しをつけました。

    松澤会長から少し離れた場所に、前田さんが写っていたので、

    「歩いてみてください」と吹き出しもつけました。

4枚目 Mさんがスラックレールの上で右側に大きく傾いて、今にも倒れそうです。

    Mさんに「きゃー!! 落ちるぅ~」と吹き出しをつけました。

    すぐそばで、Fさんが笑顔で両手を広げ、助けようとしています。

5枚目 Iさんが、長くしたスラックレールの上を両手を広げながら

    上手にバランスをとって歩いています。

    Iさんに「ほいほいほいっと あらっ! 行けそう」と吹き出しをつけました。

    写真の奥の方で、Tさんが肩をすくめて心配そうに見つめています。

6枚目 Sさんが長くつないだスラックレールの真ん中あたりで、片足を落として

    しまいました。Sさんに「うわ~ こんなに長いの 無理ですう…」と

    吹き出しをつけました。

7枚目 盲ろう者のYさんが見守る前で、通訳介助者のOさんが両手を広げて、

    心配そうにスラックレールを歩き出す様子。Oさんに

    「だ…大丈夫かしら… い…行きますね」と吹き出しをつけました。

8枚目 Nさんが1メートルくらいの短いスラックレールを上手に歩く様子。

    Nさんに「よっ! ほっ! 楽しい!」と吹き出しをつけました。

9枚目 Fさんがスラックレールの上で、両手を大きく広げながら、左側に傾いている

    様子。Fさんに「あらら… ばらんすを た…保つのが意外と大変」と

    吹き出しをつけました

 

 交流会【ゲーム】

 交流会第二部では、2か所に分かれて、お金の金額を当てたり、

野菜の重さを当てたりするゲームをやりました。

お金は、箱に入ったお札や小銭を触感だけで判断しなくちゃいけないので、

かなり難しかったと思いますが、なんとピタリ賞の方が4人もいました! 

野菜は、グラム数の一番近い人に、その野菜をプレゼントしました。

いつも身近にあるお金や野菜。たまには違う角度から触れてみるのもいいですね!

   

コロナ禍ではありますが、楽しい交流会から今年度スタートしました。

感染者数が減って、もっと自由にお出かけや飲食ができるようになれば

友の会の行事もどんどん開催されるようになると思います。

また、みなさんと一緒にわいわいガヤガヤ楽しい時間が過ごせますように…。

交流会の最後に、おいしいお菓子のおみやげをもらって解散となりました。

参加されたみなさま、お疲れさまでした。

筋肉痛は大丈夫だったでしょうか? ウフフ…

 

写真:5枚掲載

1枚目 盲ろう者のYさんが箱に入ったお金を触る様子。通訳介助者のIさんに、

    厚紙のようなもので、目のあたりを押さえられているYさんに

    「見たらだめ? こ…これわ、お札だな!」と吹き出しをつけました。

2枚目 Dさんが箱に入ったお金を触りながら「はいはい!これは10円。

    これは1円。」と

    言っている様子。言っている言葉を吹き出しとしてつけました。

3枚目 Hさんが箱の中のお金を触っているようす。100円玉を触っているので

    「えーっと… これは、100円です」と吹き出しをつけました。

4枚目 盲ろう者のYさんが大根を指差しながら重さを考えている様子。

    「う…ん、大根は重いと思う!」と吹き出しをつけました。

    左隣には、通訳介助者のOさんがいて「重さは?何グラムくらいだと思う?」

    と聞いていたシーンだったので、吹き出しもその通りにつけました。

5枚目 Tさんがプラスチックの入れ物に入ったプチトマトを持って、

    どこかにグラム数が書いていないか探している様子。

    「グラム数ってどこかに書いてないかしらね? フフフ」と吹き出しを

    つけました。目の前には、Oさんがいて、スナップエンドウを右手に

    もちながら、考えている様子。Oさんには「持ってみるだけじゃ重さって

    わからないのね」と吹き出しをつけました。

 

 健康ネタ  徳久和恵(徳久さんの似顔絵イラスト)

いつも健康ネタを広い心で読んで頂き有り難うございます。

今号は、4月に開催した総会で、交流会のときにお話しした健康ネタと、

座ったまま出来る「ミニ筋トレとストレッチ」をランダムにご紹介します。 

沢山の方法がありますので、書籍等も参考に、自分のお気に入りを見つけて下さいね。

 

健康を保つ秘訣はやはり三食バランスよく食べて、よく眠り、運動して

筋肉を鍛えるのが大事ですね。 

そこで、まずは、意識的に摂りたい「蛋白質と水」についてお話しします。

 

 蛋白質とはー炭水化物、脂質と共に三大栄養素の1つで、多数のアミノ酸が

結合して出来ており、身体のどの部分にも存在しますが、体内で合成されない

アミノ酸もあり、食事で摂る必要があります。

筋肉や臓器を構成し、身体のバランスをとるホルモンや免疫機能にも働き、

生きる源になるのです。

 

蛋白質を食事で摂取しましょう(1日50~60gが目安、三食に分けて摂る)

●10g 摂るにはー例(条件による) 牛乳200ml、納豆1パック、卵1個半、豆腐半丁、

  魚切り身半分、細切れ肉片手半分、竹輪2本等々

 

イラスト:牛乳パック、お皿に入った納豆、目玉焼き

 

蛋白質が不足すると

●筋肉量減少、肌や髪のトラブル、集中力や思考力の低下、病気にかかりやすい、

 肥満、不眠症、骨粗鬆症、冷え症、認知症等のリスクがあります。

 不足分をサプリやプロテインで補う場合

 

●使われず余った物は尿として排出されます。カロリーオーバーや内臓に負担が

 かかることもあるので、上手に摂りましょう。

 

水分についてー身体の55~65%は水で、その働きは、血流を良くする、発汗して

  体温調節、酸素や栄養素を全身に運ぶ、不要になった老廃物(ゴミ)を尿として排出、

 新陳代謝をスムーズにする等々があります。

 

水分の出入り (一般的なガイドラインによる)

●排出量―尿として1000~1500ml、便や呼気、汗等合わせて2000ml前後。

●必要量―体重1kgに対して35ml。 食事等から自然に摂れる以外に、水分として、

 1日1500ml飲みましょう。

 カフェインや砂糖等、添加物の無いただの水を少量ずつこまめに飲むのが良いです。

 コーヒー、果汁、緑茶、スポーツ飲料等も各々、抗酸化作用や、脱水予防、

 リラックス効果等もあり、適宜に楽しんで飲むと良いでしょう。

 

 座ったまま出来るミニ筋トレとストレッチ

 肩こり、首こり

肩挙げ

 両肩肩をギューッと挙げてキープ、ストンと下ろす。

肩回し

 両手を肩先に軽く乗せ、交互に前回し、後ろ回し。(水泳のイメージ)

両手挙上

 両手を胸の前で組み、手の平は外向きして頭の上に伸ばしてキープ。

 2回目は限界まで伸ばす。

肩甲骨寄せ

 両手を後ろで組み、肩甲骨をくっ付ける意識で。

 2回目は組んだ手を少し持ち上げてキープ。

肩ストレッチ

 左手前習え、右手を左肘上部に置き、右に引き寄せる。反対も同様。

肩、肩甲骨ストレッチ

 ①両肘を胸の前で上下に重ね、上に挙げてキープ、上下入れ替えて同様に。

  ②両肘を胸の前で合わせて、お祈りポーズ、そのまま上に挙げてキープ。

肩インナーマッスル

 肘を曲げて体の横につけて手の平は上向き、軽く外に広げる。

首筋トレ

 頭の重さは約5kg。それを支える首を日頃から鍛える。

 片手で額を押し、頭を動かさず同等の力で手を押し返しキープ。

 これを右頭、左頭で行い、後ろは両手を組んで行う。

首ストレッチ

 力を抜いて頭の重さを利用して前に倒す。

 左も右もゆっくり倒しキープ。

 後ろも同様(痛み痺れが出る時は中止) 

 物足りない場合は、頭を押さえ適度に力を加える。

 手は曲げた頭と反対方向に引っ張る意識で。

首回し

 頭をゆっくり1周回す、左回り、右回り。  

 

腰を伸ばす

 両膝を揃えて座り、左手を右膝にかけ、上半身を右後ろに捻る。反対も同様。

  

下半身ー太ももを鍛え膝への負担を軽くする。転倒防止、血行促進、骨粗鬆症予防

 

太もも筋肉

 右足を真っ直ぐ伸ばし足首を反らしてキープ。左も同様。

足首回し

 両膝を真っ直ぐ伸ばし、足首を内回し、外回し。

  又は、入浴中に浴槽で足指でグーチョキパーとか、グーパーを繰り返し等。

爪先落とし

 踵を地につけ、両爪先をリズミカルに打ち落とす。   

踵落とし

 爪先を地につけたまま、踵をリズミカルに打ち落とす。        

  キープは5~10秒、回数は10回位を状態に合わせて増減してください。

  座ったままでは勿体ないので、ゆっくりスクワットを加える等、

  気がついた時に色々やってみましょう。

 最後は深呼吸と水分補給を忘れずに!(^-^)  

 

写真:6枚掲載

1枚目 盲ろう者のYさんと通訳介助者のIさんが、並んで椅子に座り

    Yさんが、右肩に右手、左肩に左手を置き、肘をぐるぐる回している様子

2枚目 両手を組んで、上に伸ばし、グーンと上に伸びている様子を後方から

    撮影しました。

3枚目 徳久さんが右腕の肘に左腕の肘を重ねて、上にあげている様子

4枚目 徳久さんが両腕を脇につけ、肘から先を右腕は右側へ、左腕は左側へ

    開いている様子。

5枚目 初めて参加した盲ろう者のIさんを通訳介助者のNさんとOさんが

    サポートしながら頭を右手で押しながら、頭を右側へ押しかえす

    首筋トレの様子。

6枚目 椅子に座って、両足を少し上げ、足首を反らしてキープしている様子を

    前方から撮った写真。

 

イラスト:2つ

1つ目 左腕で伸ばした右腕を胸に引き寄せ、肩の筋肉を伸ばすストレッチをする女性

2つ目 両腕を頭の後ろで組み、両足の膝を外側に少し曲げて、スクワットする女性                             

 

 コミュニケーション学習会開催(5月8日(日)下知コミュニティセンター)

昨年度まで、指点字を学ぶために開催していた学習会。

今年度は、コミュニケーション学習会と名称を改め、創作活動なども

取り入れながら、みんなでわいわい賑やかにスタートしました。

記念すべき1回目は、初夏の風が気持ち良い季節にぴったり!

色画用紙で「風鈴づくり」の創作学習会でした。【参加者14人(うち盲ろう者1人)】

 

作り方の説明を聞いたときは、チンプンカンプン・・・

作れるかしらと心配だったけど色画用紙に線を引いて、

細長いパーツをハサミで切る細かい作業さえクリアすれば

あとはのりやボンドで貼りつけていくだけです 

器用な指先でどんどん作業を進める○○さん

「うまくできない~」と悪戦苦闘していた○○さん

とても楽しい♪創作の時間でした。 

まだまだコロナ禍…感染者数を気にせずにはいられませんが、

予防しながら楽しんでいきましょう!!

 

写真:14枚掲載

1枚目 参加者全員で撮った集合写真。マスクをしているけどみんな笑顔です。

    松澤会長は、中央で椅子に座って、黄色の手づくり風鈴を右手に持っています。

2枚目 作り方の説明をしているNさんを5人の参加者が見つめている写真

3枚目 Dさんが色画用紙に線を引いている様子 

4枚目 Iさんがハサミで色画用紙を切っている様子 

5枚目 松澤会長が細長い色画用紙を貼り合わせている様子

6枚目 松澤会長が細長い紙を貼り合わせてドーム型の風鈴を作っている様子

7枚目 松澤会長が赤い色画用紙で作った風鈴を右手に持つ様子

    「はい! 出来上がり!」と吹き出しをつけました。

8枚目 Hさんが作ったオレンジ色の風鈴を左手に持って笑顔でポーズ!

9枚目 Sさんが作った緑色の風鈴を左手に持って右手はピースでハイポーズ!

10枚目 Dさんが作った藤色の風鈴を右手にもって左手はピースでハイポーズ!

11枚目 Mさんが作った薄緑色の風鈴を大きく伸ばした右手に持ってハイポーズ!

12枚目 Kさんが作った青色の風鈴を頭の上まで上げた右手に持ち、

     左手で風鈴の下に垂れた紙を胸の前あたりで持ってハイポーズ!

13枚目 Hさんが作ったピンクの風鈴を左手で持ち、右手はピースでハイポーズ!

14枚目 Tさんが作った赤い風鈴を両手で持ち、にこやかにハイポーズ!

 

 コミュニケーション学習会のお知らせ 企画部

日時 6月12日(日) 13:30~15:30 

場所 下知コミュニティセンター(高知市二葉町10番7号)

    西隣に駐車場有300円

内容 13:30~14:30 手話【基礎的な手話―挨拶など】

 手話を勉強したい人、久しぶりの方も簡単な単語の学習♪ご一緒しませんか?

   14:30~15:30 よさこい鳴子踊り

今年は、よさこい開催決定!鳴子両手に♪身体を動かしてみませんか?

コロナの感染状況等により、急遽、中止となる場合があります。

何卒、ご了承くださいますよう、お願いいたします。

 

イラスト:2つ

1つ目 よさこいで使う鳴子

    大きなしゃもじのような赤の板に、ピアノの鍵盤のような木の棒がついていて

    その棒は黒・黄・黒の順で並んでいる。持ち手を持って上下に振ると音がする

2つ目 右手の中指、薬指を手のひら側に曲げて、親指、人さし指、小指を

    ピン立てた手の形(手話で I LOVE YOU の意味)

 

 眞鍋法子さん(全盲ろう)のおはなし

2020年12月号でもご紹介した眞鍋法子(まなべ のりこ)さん。

2018年に、聴覚障害者養護老人ホーム「静幸苑」へ入所され、

現在も施設生活を満喫されています。 

5月初旬、法子さんから投稿メールをいただきました。

ブレイルセンスという点字ディスプレイを操作し、点字でメールを打つ法子さん。 

数日間に渡ってお送りいただいたおはなしを2回連載でお届けします(^-^)

 

写真1枚:真鍋さんが静幸苑の自室、入口扉の前で、白杖を右手に持ち、

     にっこりと微笑む様子

 

私は、2歳のときに脳症で耳が聞こえなくなりました。 

ちょうどその頃、父が亡くなり、母と姉との3人暮らし。 

生活は厳しく、貧乏のどん底でとても辛かったです。 

小学2年生のときから弱視で、見えにくさはあったものの、勉強は好きで算数が

得意でした。

全く見えなくなったのは60歳くらいのときです。それまでは、内職の仕事も

していました。 

50代になって、私は、点字の本を読んでみたくなりました。 

点字を学びたいと思いましたが、母と姉には反対されました。 

だけど、あきらめきれなくて、ケースワーカーやボランティアの人にもお願いし、

市役所へ行ってもらい、まずは、点字一覧表で点字の6点を覚え始めたんです。

あっという間に覚えてしまって、みんなを驚かせたんですよ。 

コミュニケーション手段として点字で情報を得るためには、点字版や機器を

給付してもらうことが必要で、そのためには視覚障害の認定を受けなければ

なりませんでした。

反対する母と姉には内緒で、ケースワーカーの人と一緒に支援センターへ相談に行き、

眼科も受診しました。 

障害者手帳に視覚障害を追加してもらうには目の検査が必要だったからです。

だけど、障害者手帳の申請には家族の付き添いが必要だと眼科のお医者さんに言われ、

私は、どうしたらいいのかわからず辛くて苦しみました。 

悩んでいても時間はすぎるばかり…、

そこで、支援センターの人にお願いして母と姉を説得してもらいました。 

ようやく、母と一緒に眼科へ行くことができ、障害者手帳の申請手続きを

進めることができました。

貸し出しの点字本を早く読んでみたいな… 読めるようになればいいなぁと

楽しみでした。

そして、点字本が読めた時は本当に感激しました。 

目が見えなくなったことは、本当に残念だけど仕方がありません。

色々な苦難を乗り越えることは本当に大変でした。 

だけど、ちょっと前向きな気持ちになって、できることをやってみよう!と思い、

実際にやってみると、楽しいこともたくさんあります。 

そんな楽しいできごとの一つが、今から6年前に参加した「宿泊型生活訓練」

のお話です。 

そのおはなしは、また次回に・・・。        

 眞鍋法子

 

 編集後記

2022年度、スタートしました。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

コロナ禍で行動を制限された2年間、コロナワクチンは3回目接種を終え、

4回目の接種がはじまりますね。 

暑い夏を前に、屋外でのマスク着用をどうする?と議論もされています。

でも、マスクをつけることで、メイクが楽になったとか、ほうれい線が隠せるとか、

男性も髭の剃り忘れを隠せるなど、ビジネスシーンでもメリットが多いのでは

ないでしょうか。しかし、この状況のままで飲食交流会は難しい。

7月には宿毛で西部交流会が予定されています。 

できれば、コロナに気兼ねせず、マスクを外して、おしゃべりしながら、

おいしいものをお腹いっぱい食べたいですね。 

あと少しの辛抱がいつまでなのかわからない日々ですが、みんなで頑張って

いきましょう!

 

今年度、新たに始まったコミュニケーション学習会で手づくりした「風鈴」

作ってみたいと思われた方、いらっしゃいませんか? 

「こんなことやってみたい!」 「あんなこともしてみたい!」などのご要望

友の会へのご意見、通信に対するご感想などございましたら

是非!下記アドレス、または事務局までお寄せください。

おまちしておりますm(__)m

編集担当 渡辺 美香        watanabe_m_638@ymail.ne.jp  

 

テキスト版 おわり   

 


 2022年3月1日

 高知県盲ろう者友の会通信

     ~やさしさは手から手へ~      

   

 ※今号は総会出欠はがき同封のため、メール配信で読んでいただいている

 会員の皆様にも郵送でお送りします。

 

  総会・交流会のご案内

 2022年度の総会を下記日程で開催いたします

 総会日時  4月24日(日)13:30~

  場 所     下知コミュニティセンター (高知市二葉町10-7)

 ※近隣に駐車場あります 西隣 24時間300円 

             

 ※ 正会員の皆さまにはハガキを同封しました。

 出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

 総会終了後 ~ 16:00まで

 おたのしみ交流会を企画しています

 どなたでも参加できます。皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください

 ※コロナの感染状況等により急遽、中止になる場合もございます。

  ご了承ください。

 

 イラスト(桜の枝木、三色だんご) 

 

  ~会員継続のお願い~

 盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様からのご支援・ご協力が

 必要です。2022年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

  年会費

 正会員 2000円 (家族会員 1000円)

 賛助会員 1口 1000円

 団体会員 1口 5000円

    振込先  ゆうちょ銀行 01670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

  学習会を開催しました

 1月16日(日)午前10時から下知コミュニティセンターで学習会を

  開催しました。参加者は18名(うち 盲ろう者1名 ろう者 1名)でした。

 今回は、高知市が主催している出前講座で、 高知市高齢者支援課の方、

 お二人にお越しいただき 「元気な体を保つ秘訣」というテーマで、

 いきいき 百歳体操を教えていただきました。

 「いきいき百歳体操」は高知が発祥ってご存知でしたか?

 平成14年、米国国立老化医学研究所が推奨する運動プログラムを参考に

 高知市が重りを使った筋力運動を開発したそうです。

 開始当初は市内2カ所だった会場が今では全国43都道府県505の市町村

 1万4千カ所以上で、いきいき百歳体操が行われています。(2021年5月現在)

 やってみたいな…と思われた方! お住いの近くに会場があるかもしれません。

 高齢者支援課のホームページに会場が掲載されているほか、電話で問い合わせ

 すれば、教えてもらえるそうです。100歳まで元気で長生きするための体操!

 今日から気軽にはじめてみませんか?

 参考引用元 高知市健康福祉部高齢者支援課ホームページ

 URL:https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/130/ikiiki.html

 お問い合わせ先 電話088(823)4014 FAX088(821)6088

 

 さて、学習会当日はどんな様子だったかというと・・・ごらんください!

 みなさんの腕のあがり方、すごいです! 五十肩の悩みなんてなさそうです。

 膝の曲げ伸ばしも、ピンッとしていてグルコサミンなんか必要ないですね。

 手首や足首に調節可能な重りを巻きつけて体操もしましたが、足が軽くなった!

 と、おっしゃる方もおられました。いつまでも元気に歩いていきたいですね~

 

  写真:6枚掲載(後方から撮影)

 1枚目 椅子に座り両手を広げて体操をしている全体の様子

 2枚目 椅子に座り両手を上に上げて体操をしている全体の様子

 3枚目 椅子に座り、左足を両手で抱える体操をしている全体の様子

 4枚目 立ち上がって、椅子を支えにし、右足を横に上げる体操をしている

     全体の様子

 5枚目 椅子に座って、右足を伸ばし、膝の高さまで上げる体操をしている

     Nさん

 6枚目 椅子に座って、左足を伸ばし、膝の高さまで上げる体操をしている

     全体の様子

 

  ランチ新年会を開催しました。

 学習会のあとは…お楽しみ♪得月楼でランチ新年会開催しました

 美味しそうなお料理ですね

 カツオのたたきをはじめ20品目ほどを盛り込んだお弁当と、先付、ご飯、

 茶碗蒸しに お吸い物と豪華な旬のお弁当でした。

 残念なことに・・・コロナの感染者数が 少しずつ増加しはじめた頃だったので・・・

 「黙食」を守り、静かなランチでした。

            

 南はりまや町にある料亭得月楼のお店の入口には、

 高知県盲ろう者友の会御席の歓迎看板もご用意

 いただきました。なんだかうれしいですね。

 いつもなら歌や踊りで盛り上がる友の会の新年会

 ですが、コロナのせいで難しい状況…

 それならば!と、今年はクイズに挑戦です。

 幼稚園の入園問題でしたが、これがなかなか難しい

 そんなの超簡単でしょ!と思った方

 この問題、解けますか? 

 

  Q.バスの進行方向はA(左)・B(右)どっち?

   ヒントは…イラストのバスには窓しか書かれていません(答えは編集後記に

        あります)

 

  写真:4枚掲載

 1枚目 ランチのお弁当の写真。左側にご飯とお吸い物の器。

     中央にかつおのたたきが入った20品目のお弁当。右側に茶碗蒸しと

     お茶。

 2枚目 得月楼の看板の隣に「高知県盲ろう者友の会 御席」という歓迎看板

     も写った写真

 3枚目 みんなが席に座っている様子(ランチ弁当を食べる前)

 4枚目  松澤会長と通訳介助のKさん。楽しそうに笑っています。

 

  指点字学習会 3年間の成果は…?    企画部

 (イラスト:松澤会長、西村さん、末松さん、間﨑さん、細木さん、畑中さん、

      仲野さんの似顔絵)

 2019年6月に第1回 指点字学習会を開催してから早3年・・・

 2020年度はコロナのためにほとんどの会が中止となり、開催できたのは

 わずか3回でした。 初回は16人もの参加者がいた会も、今では多い時で

 6~7人程度の勉強会になっていますが、コロナに負けず、がんばっています!

 そんな3年間を振り返りながら、その成果をご報告したいと思います。

 

 当初は、10人を超える方の参加がありました。

 指点字の一覧表を見ながら、両手の人さし指、中指、薬指を

 点字の6点に合わせて、点字を覚える作業の繰り返し。

 点字の知識なく指点字をやることがどれほど無謀なことだったのか・・・。

 この頃は、まだ気づきませんでした。

 1か月に1度の学習会、一生懸命覚えても、ひと月あれば簡単に忘れて

 しまいます。 そこで、はじまったのは点字の基礎学習でした。

 点字には、いろいろなルールがあって、中でも難しいのは「分かち書き」です。

 年賀状を題材にして、点字を打ったり、分かち書きの練習をしたりして

 少しずつ点字に慣れていきました。

 

  写真:8枚掲載

 1枚目 開催当初の頃、参加者が13人で勉強会をしている様子

 2枚目 DさんとSさんがテキストをのぞきこんで楽しそうに指点字を学んで

     いる様子

 3枚目 簡易点字器で点字を打つ5人の参加者を後方から写した写真

 4枚目 松澤会長が両手を上げて、指点字の「と」を参加者に教えている様子

 5枚目 Nさんが点字を打つ様子(手元だけ)

 6枚目 Nさんが点字を打つ様子(手元だけ)

 7枚目 Hさんが点字を打つ様子(手元だけ)

 8枚目 Yさんがホワイトボードを使って点字を教えている様子

  

 2020年はコロナの感染拡大で参加者も少なく、夏と冬のみの開催だったの

 ですが、 そんな中、登場したのが、「ブリスタ」という点字を打つ機器です。

 簡易点字器で点字を打っていた時とは勝手が違って、指先に力を入れて

 打たないときれいな点表示が出ないし、何本かの指を同時に押さなければ

 ならないので、慣れない動作に四苦八苦・・・これもいろいろ大変でした。 

 そして・・・2021年度。

 学習会も月に一度のペースで開催されるようになり、ようやく、指点字学習会

 らしくなってきました。 

 年明けの1月は、なぞなぞを題材にして、問題をブリスタで打ち、松澤会長に

 指点字で答えてもらうという遊び感覚の勉強会でした。

 「朝になると叫ぶ花はなあに?」とか「持つだけで手が震える家具って

 なあに?」 など、ちょっと頭の体操をしながら、指先も動かし、

  楽しみながら学びました。

 来年度は、少しレベルアップ?して、童謡にチャレンジしてみたいという

 要望もでています。

 の~んびり楽しく指点字を学ぶ学習会です。お時間があれば、是非ご一緒に!

 お待ちしています。

 

  写真:7枚掲載

 1枚目 Nさんがブリスタで打った点字を、松澤会長が確認している様子

 2枚目 Yさんがブリスタを打っている様子

 3枚目 松澤会長がMさんの指に指点字を打っている様子

 4枚目 Hさんがブリスタで打った点字を、松澤会長が確認している様子

 5枚目 松澤会長の指にNさんが指点字を打っている様子

 6枚目 Mさんがブリスタで打った点字を、松澤会長が確認している様子

 7枚目 松澤会長がMさんの指に指点字を打っている様子

 

  指点字学習会のお知らせ        

 日時   4月 10日(日)13:30~15:30

          5月  8日 (日)13:30~15:30

 場所     下知コミュニティセンター

 ※コロナの感染状況等により急遽、中止になる場合もございます。

  ご了承ください。

  (イラスト:指点字を打つ重なった手、ブリスタを打っている様子)

 

  毎号(諸説あり)健康ネタをお届け  広報部 徳久和恵

 3月のテーマ「肺」のお話です

 

 新型コロナウイルスの流行で肺炎の怖さを再認識する事になりました。

 日頃から深呼吸等しながらメンテナンスしましょう。

 肺の働き・・・肺は心臓をはさむように左右にあり、気管支から枝分かれした

 先に広がっていて、息を吸って取り込んだ酸素と、体内の二酸化炭素との

 ガス交換をします。働きが衰える原因は、老衰や呼吸筋の衰え等です。

   

 肺炎とは・・・ガス交換を行う肺胞という場所が、ウイルスや細菌や

                微生物等に感染して炎症をおこします。

                風邪の症状が長引いたり、色のついた粘っこい痰、

                息苦しさ等、様々な症状が出ます。

 

 肺の働きを高め重症化を防ぐために

 1. 呼吸法…横隔膜をはじめ、肩からお腹にかけて20以上ある呼吸筋を鍛えて

       肺収縮を助ける。

  ※ 各々な呼吸法を数回繰り返して行う。

 ① 肺の働きを高める

 ● よい姿勢で腰掛け、少し開いた口から10~15秒かけて限界まで吐き切り、

   鼻からゆっくり5~6秒かけて吸う。 気管が広がりスムーズな呼吸が

   出来るようになる。

 ● 鼻から7~8秒かけて限界まで吐き切り、鼻からゆっくり5~6秒かけて吸う。 

   横隔膜を活発にする。

 ② 免疫力が高まる

 ● 「4、4、8」法… リラックスして、まず鼻から吐き切り、4秒かけて吸い、

   そのまま4秒止めて、8秒かけて細く長く吐き切る。 

 ● 「10、20」法… 楽な姿勢で(寝る前、横になってから)まず鼻から吐き切る。

   鼻からゆっくり10秒かけて吸い、20秒かけてお腹の空気を全部絞り出す

   イメージで吐き切る。質の良い睡眠にもつながる呼吸法だが、少々きつい

      ので少しずつ慣らす。 

 

 2. のどトレで誤嚥防止

 ① 唾液飲み込み練習? ? 30秒で3回を目標。

 ② 柔らかいペットボトルをくわえて凹ませたり凸ませたり (高血圧、呼吸器

     疾患の人は注意)

 ③ 一人カラオケを出来るだけ高いキーで。 高音で、のどの筋肉が効果的に

     鍛えられる。

 

 3. 運動

 ①上半身ストレッチ、首回りの筋トレ

 ● 息を吐きながら背中を丸めゆっくり戻す。 

 ● 両手を鎖骨に当て、肘を挙げて腕を回す (内回し、外回し)

 ● 片手を上に伸ばし、息を吐きながら上体を横に倒す。

 ● 頭を前後左右に、順番に手を当て押し合い、首を鍛える。

 ● 壁を背に立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとをくっつけて3分キープ。

 

 4. 食事

 ① 必須アミノ酸・・・ 肺細胞の原料となる。 肉、魚、卵、牛乳等

 ② ビタミンB6・・・蛋白質の合成を助ける。赤身の魚(鰹、マグロ)、豚ヒレ、

           鶏ササミ等

 ③ ビタミンC・・・血管強化、肺の血流を整える。野菜、柑橘類、キウイ、

               トマト、リンゴ

 

 ★ 高齢者の重症化を防ぐ

 誤嚥性肺炎は、食事中や睡眠中に食物や唾液中の細菌が肺に流れ込むことで

  おこる

 ● 口腔ケア

 ● のどトレ

 ● 睡眠中に上半身を高くする又横向きに寝る

 ● 肺炎球菌ワクチン(65才以上推奨、5年に一回)

 ● 姿勢 前かがみにならない

 

 最後に・・・

 風船を腹式呼吸で一息に、頬を膨らまさないよう気をつけて、どのくらい

  膨らむかチェックして、肺活量の目安にしてみるのもいいかも知れませんね。

 今回は奥仲哲弥先生、根来秀行先生の呼吸法を参考にしました 。

 

 イラスト(健康な肺と不健康な肺、椅子に座って呼吸法をする女性。

      寝転んで呼吸法をする女性。カラオケの看板、マイク、

      豚肉、牛乳、キウイ、トマト、歯と歯ブラシ、注射器、風船)

 

  Nさん手づくり新聞エコバッグ

 「お正月の新聞を使って新聞バッグを作ったの」と、Nさんが見せてくれたのは

 素敵なバッグ!

 昨年の総会のとき、みんなで手づくりエコバッグを作りました。

 その時から、キレイだな・・・とか、かわいいな・・・という新聞記事を

 見つけては、エコバッグづくりにハマってしまったというNさん。

 どんどん腕を上げて、お店で売っている商品のような見事な出来栄えです!

 「私も作ってみたいわ!」と思われた方!

 指点字学習会にお越しください。Nさんが手取り足取り教えてくれます。

 ※材料の準備などありますので、事前にご連絡いただければ幸いです。

   

  写真:1枚掲載

 小さな置物が 横一列に(右から、2022年の干支の虎、赤い鯛、 黒と白の

 招き猫が1つずつ)並べられている写真記事の小さめのエコバッグ。

 その記事には大きな赤い文字で「お正月飾り」と書かれています。

 

  スマイルレシートご協力のお礼とお願い (イラスト:土居さんの似顔絵)

 担当:土居 純子

 いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。

 会社や個人で集めていただいたレシートの2021年度還元金は、63,500円でした。

 友の会の活動費として、幅広く活用させていただいております。

 皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。

 これからも、エースワン、エーマックスでお買い物された際には

 ご協力よろしくお願いいたします。

 

 レシートには、発行日から翌年末(12/31)までという有効期限があります。

 チラシを同封させていただいております。 ご一読いただければ幸いです。 

 

 

  イオン黄色いレシートキャンペーンご報告

 担当:渡辺 美香

 毎月11日のイオン・デーは、月に一度だけ発行される幸せ色の黄色い

 レシートの日!  皆様からの温かいご支援・ご協力に心から感謝いたします。

 ありがとうございます。

 

 2021年度、高知県盲ろう者友の会へいただいたご寄付は 17,600円(2022年

 2月25日現在)でした。いただいた温かいご支援は、プリンターのインクや

 用紙、また、総会等の 交流会で使用する消耗品などの購入に活用させて

 いただいております。来年度も、変わらぬご支援を!

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

  編集後記  (イラスト:渡辺の似顔絵)

 「コロナウイルス」との付き合いも丸2年が経過しましたね。 

 本当に、3回目の接種でコロナとサヨナラできる?のか・・・

 以前と同じじゃなくても、盲ろう者のみなさんと触れ合って

 ホッとするひとときを、ご一緒できればいいなぁと思います。

 どうかこのままコロナが収束へと向かいますように…と、願いながら

 「総会」の準備を進めています。

 みなさまとお会いできる日を楽しみにしています。

 

 最後に新年会のクイズの正解発表です。

 答えはBです

 

 「え~、どうして~?」と思われた方、P.3のバスをよーく見てください。 

 乗降口見えますか? そうなんです。反対車線を走っているバスの乗降口は

 見えないですよね。だから、進行方向は右でBということになります。

 いやあ、幼稚園児は頭が柔らかい!

 

 友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、

 下記アドレスまでお寄せください。 

 来年度も、高知県盲ろう者友の会をどうぞよろしくお願いいたします。

 編集担当 渡辺 美香      mika.w.06.30@gmail.com

 

 テキスト版おわり


2021年12月1日  高知県盲ろう者友の会通信

 ~やさしさは手から手へ~ テキスト版    

高知県盲ろう者友の会 会長 松澤稀弓   

 

  令和3年度 第2回盲ろう者向け通訳・介助員現任研修を開催しました

 11月24日(日)午後1時から高知市障害者福祉センターで、

講師に金平景介氏(視覚障害者生活訓練指導員)をお迎えし、

「盲ろう者の移動介助」について基礎的な介助方法などを教えていただきました。

参加者は18人(うち盲ろう者1名、ろう者2名)でした。

車椅子の取り扱い方法から乗用車の乗降で注意すること、

そして、アイマスク体験など、今後に活かせる情報や体験が満載でした!

 

 写真1枚掲載

会場全体を後方から写した写真。金平さんが黒板の前に立ち講義をしている様子

 

 まず、基本的な車椅子の取り扱いについて教えてもらい、1階入り口前へ移動して実習です!

 

 写真8枚掲載

1枚目 友の会事務局の前田さんと岡村さんが車椅子の広げ方を説明する様子

「車椅子は、左右に少し広げて、シートを両手で下に押し広げます」という吹き出しをつけました

2枚目 1枚目と同じく前田さんと岡村さんが車椅子のたたみ方を説明する様子

「たたみ方は、シートの前方と後方の中を同時に持ち上げます」という吹き出しをつけました

3枚目 1階のスロープ前の入り口で、講師の金平さんが参加者に説明している様子

「それじゃあ、実際にやってみてください」という吹き出しをつけました

4枚目 金平さんが見守る中、Yさんが車椅子のシートを押し広げる様子

5枚目 前田さんに見守られながら、Fさんが車椅子を押し広げる様子

6枚目 前田さんに見守られながら、Aさんが車椅子をたたむ様子

7枚目 前田さんに見守られながら、Dさんが車椅子をたたむ様子

8枚目 前田さんに見守られながら、Tさんが車椅子を押し広げる様子

 

 スーパーや福祉施設、大型商業施設などには貸し出し用の車椅子が置かれていますが、

なかなか触れる機会はないので、とても貴重な体験でした。

 

  車椅子体験

 施設の1階にあるスロープを使って二人一組になり、車椅子体験をしました。

スロープを下るとき、前向きだと少し怖くてHさんも緊張気味に肘掛けを持っていました。

でも、後ろ向きに下るときは、手を膝の上に おいて安心している様子でした。

 

 写真6枚掲載

1枚目 MさんがHさんの乗った車椅子を押している様子

スロープを前向きに下っていて、Hさんはとても怖そうに体を固くして緊張しています

隣で金平さんが、車椅子を少し持ってサポートしています

2枚目 MさんがHさんの乗った車椅子を押している様子

スロープを後ろ向きに下っていて、Hさんは手を膝の上に置き、安心しているように見えます

3枚目 YさんがFさんの乗った車椅子のブレーキを確認している様子。

すぐそばで、笑顔の金平さんが2人の様子を見つめています

4枚目 FさんがDさんの乗った車椅子を押している様子

5枚目 FさんがHさんの乗った車椅子を押している様子 

6枚目 OさんがBさんの乗った車椅子を押している様子

 

 車椅子の前輪はとても小さいこと知ってますか?

そして、大きな後輪の中央近くについているティッピングレバーをご存じでしょうか?

わずか1cmの段差でも気づかずに突っ込んだらとても危ないです。

思わぬ事故やトラブルを防ぐためにも正しい使い方を知ることは大切ですね。

 ティッピングレバーは介助者の足元にあり、前輪を浮かせるときに踏み込む部分です。

ティッピングレバーを踏みながら、押し手を手前下方向へ押し下げて、

前輪を段差の上にのせます。            

体重の軽い人が重い人を介助するときは、ちょっとコツが要る段差越え体験でした。

 

 写真3枚掲載

1枚目 車椅子の車輪。ティッピングレバーに矢印を付けて分かりやすくしました

2枚目 金平さんを乗せた車椅子をHさんが押して段差を越えている様子

3枚目 金平さんを乗せた車椅子をOさんが押して段差を越えている様子

 

  アイマスク体験 ~車への誘導編~

①ドアのすぐそばまで誘導する

②介助者がドアを開ける

③右手は車の屋根、左手はドアに導き高さの確認

④座席の高さと背もたれを確認

⑤頭をぶつけないように介助者が車の屋根の部分に手を置き乗車してもらう

二人一組になって、それぞれ乗降体験をしました。

アイマスクは装着するものの乗車前に、どんな車か見て確認し、

声も聞こえる状態でのアイマスク体験なので、みなさんスムーズに乗降できていました。

 

 写真4枚掲載

1枚目 金平さんがFさんを誘導して後部ドアを開けようとしている様子

2枚目 車の後部ドアを開け、Fさんがドアと屋根に手を置き、高さを確認している様子

3枚目 金平さんの指導を受けながら、当事者役のOさんの手を支援者役のAさんが

車のドアと屋根に誘導し、高さを確認している様子

4枚目 金平さんの指導を受けながら、当事者役のFさん後部座席のシートを確認し

車に乗り込もうとしている様子。支援者役のHさんはFさんが車の屋根にあたらないよう

手を添えて支援しています。

 

 

  アイマスク体験 ~鏡川河畔までおさんぽ編~

 視覚障害者を誘導(手引き)するとき、目に見えるものを情報として音声で伝えますが、

盲ろう者の場合、言葉(音声)以外で伝えなければならないことも多くあります。

そこで、今回の誘導では、段差や横断歩道、道幅や坂道などの情報を

「言ってはいけない」状態で体験することになりました。さぁ大変(^_^;)

ペアになった人を信頼して歩く以外に方法はありません。

ドキドキ…ハラハラ…のおさんぽ体験です。

 手引きをするとき、支援者は半歩前に立ちます。

すると、肩の部分が少し重なります。

見えない状況のとき、触れあっている部分で感じ取れる情報はとても重要です。

掲載した2枚の写真、1枚は見た目にも自然ですが、もう1枚は、支援者の腕が

脇から離れていて、当事者には貴重な情報が伝わりづらくなっています。

右に曲がる、左に曲がる、道が狭くなる、階段を上がる、その階段の高さまでもが、

言葉以外で伝えられる情報として、少し重なり触れ合う部分にたくさん詰まっているのです。

 横断歩道を渡り、スーパー横の路地を抜け、砂利道の坂道を通って、

やっと、鏡川河畔に辿り着きました。

支援者役もアイマスクをつけた当事者役も、重なり合った腕や肩、握りしめる

その指先に神経を集中させて歩きました。

「安心・安全」に歩くための必要な情報と技術、そのセンスを磨くためにも

体験はとても大切な学びの場でした。

 

 写真5枚掲載

1枚目 手引きの仕方を説明する金平さんの横で、アイマスクはせずにじっと金平さんの

腕を持ち半歩後ろに立つYさん

2枚目 ダンスを踊っているように両腕を身体から離し、体を左右にゆらしている金平さん。

その腕をしっかり押さえて、アイマスクはせずに金平さんの腕を押さえて横に立つYさん。

3枚目 鏡川河畔に到着して、何かおしゃべりをしている松澤会長と通訳介助者のKさん

4枚目 鏡川河畔に到着して、アイマスクを外さずにみんなの到着を待っているIさんとAさん

Iさんはブロック石の上に腰かけて、Aさんは河原を眺めながらそばに立っています。

5枚目 写真手前にHさんとMさんペア。アイマスクをつけたままのMさんはブロック石の上に

腰かけて、Hさんはその隣で河原を眺めながらしゃがんでいます。

写真奥にはYさんとFさんペア。Yさんはアイマスクをつけたままで、Fさんはその隣でみんなの

様子を見つめています。

 

 

 最後にもうひとつ、カラーユニバーサルデザイン(配慮されたデザイン)についてのお話。

この写真はテレビのリモコンです。

カラーボタンの上にそれぞれの色が文字で表示されていますよね。

色覚異常(色覚多様性)という目の疾患で、一部の色の見え方が異なるため、

色の使い方や明度差など配慮が必要な人がいます。

多様な色覚を持つ人にも、情報が正確に伝わるように配慮されたデザイン、

それが「カラーユニバーサルデザイン」です。

 

 写真1枚掲載

テレビのリモコンの一部の写真。丸い決定ボタンと少し下にある色ボタンのみ。

色ボタンは、左から青、赤、緑、黄色。ボタンの上には、色が文字で書かれている。

 

  ~参加してくださったOさんから感想をいただきました~

 先日、久しぶりの現任研修に参加させていただきました。

コロナ禍で人に会うことも制限されている中、盲ろうの方々の生活は

どうなっているんだろう?と思いながら、研修にも通訳現場にも参加できないまま

時間だけが過ぎて、久しぶりの研修で元気なみなさんの顔を見れただけでも嬉しかったです。

 金平さんの分かりやすい説明と実践で、改めてたくさんの事に気づきました。

車椅子での坂や段差、アイマスクをつけての歩行訓練。

アイマスクをつけると盲ろう者と同じ状態になる私は、風や匂いに敏感になります。

 また、足の裏に感じるアスファルトや土の硬さまで普段あまり気にしていない事が、

盲ろう者の大事な情報になるんだなぁと気づきました。

日常生活の中の必要な情報が届けられると嬉しいなと思いました。

当事者も通訳者も安心して活動できる日がくることを祈ります。

 

 写真1枚掲載

アイマスクをつけたOさんが、河原へつづく坂道を支援者役の人と歩いているようす

 

  コミュニカ」という冊子をご存知でしょうか?

 毎年、秋と冬に2回発行されている盲ろう者の専門誌です。

2021年の春ごろ、松澤会長へ原稿の依頼があり、その原稿が秋発行の

コミュニカ№63に掲載されました。

会長から許可をいただけたので、全文を友の会通信に掲載させていただきます。

(写真1枚掲載:コミュ以下冊子の表紙)

 

(以下、コミュニカ原稿)

  ケセラセラな私の人生  松澤 稀弓(全盲難聴)

 みなさん。初めまして。高知県盲ろう者友の会の松澤稀弓と申します。

私は現在、高知市で暮らしていますが、生家は少し離れた土佐市というところにあり、

そこで幼少期を過ごしました。 

自然豊かなところで、奇跡の清流「仁淀ブルー」と称されるきれいな川が近くにあり、

夏はその川でよく泳ぎました。休日は、友達と山で山菜を採ったり、チャンバラごっこや

かくれんぼをしたりして遊ぶ活発な子どもでした。

 幼いころから、視力の低下はあったものの、周りの人たちの理解や、友人の助けもあり、

地元の小学校へ通っていました。学年が上がるにつれ、だんだんと黒板の字や、

教科書が読みづらい状態になり、叔母からの勧めもあって、小学5年生の夏、

盲学校へ転校しました。自宅から高知市内への通学は、遠距離で困難だったため、

寮に入ることになりました。

 寮生活に慣れた頃、みんなが「まゆみさん!まゆみさん!」と私を呼ぶようになりました。

どうして呼ばれるのか不思議に思っていたのですが、卒業後、その理由を友だちが教えて

くれました。

 私は、名前を呼ばれると、いつも大きな声で返事をしていたらしく、それが面白くて、

みんなが呼んでいたそうです。耳が聞こえづらい人は、大きな声で話をすると

聞いたことがあります。私は聞こえないことに気づかなかったけれど、周囲の人には

わかっていたんですね。

 中学、高校と進むにつれて視力、聴力ともに低下していきました。

小学生の時、眼科の医師に「あなたは失明します」と言われました。

けれど、盲学校の友人もいたので、見えなくなることへの不安はありませんでした。

ただ、聞こえなくなることは、今でも怖くて不安です。

 21歳で専攻科を卒業し、マッサージ師として地元企業の病院に就職しました。

当初、職場のマッサージ師は私を含め5人でしたが、65歳で退職するときは、

理学、作業、言語の療法士と合わせて100人近くのスタッフがいました。

定年までの42年間、無事に勤務できたのは、職場のスタッフをはじめ、多くの方々に

助けていただいたおかげです。

 卒業後は、母と二人暮らしでした。

しかし、母にばかり頼っていてはいけないと思い、先輩の勧めもあって、36歳の時、

盲導犬ユーザーになる決心をしました。

それが、アイパートナー「リナリア」との出会いで、二人五脚生活のはじまりでした。

 ある日のこと、電車通りの歩道を歩いていると、ちょっとした道のでこぼこに躓き、

靴が脱げてしまいました。 急いで探そうと手を伸ばしたとき、ふと思ったのです。

「もしかしたら、リナリアが助けてくれるかも知れない…」と。

そこで「フェッチ」と命令し、そっとハーネスを放してみました。 

すると、リナリアは私から離れて、すぐに戻ってきました。

口元にシューズを咥えて。 私はもう、うれしくて、うれしくて「グッド! グッド!」と

大きな声でほめながら、リナリアを抱きしめていました。 

リナリアとの絆が深まった忘れられない出来事でした。

 リナリアと暮らしはじめて4年が経ったころ、最愛の母が他界しました。

突然の出来事で、とてもつらかったです。 でも、リナリアがそばにいてくれたから、

悲しさや寂しさを乗り越え、何とか頑張ることができました。 

私にとってリナリアは、アイパートナーだけでなく、心の支えでもあったのです。

 リナリアとは、いろんなところに行きました。

リンゴ狩り、香川のニュージーランド村、1泊でかんぽの宿。 

樹氷を見る会では、愛媛の瓶ヶ森にも登りました。

 楽しく穏やかなリナリアとの日々。しかし、そんな幸せが永遠に続くはずもなく

母が亡くなってから 4年後、リナリアは膵臓がんで亡くなってしまいました。10歳でした。

 とうとう一人ぼっちになってしまった私。

夜、布団に入るとリナリアのことを思い出し、気づけばいつも涙で枕が濡れていました。

その当時は、犬の番組や本などを見ることもできませんでした。

 リナリアが亡くなったあとは、通勤も大変でした。

毎日タクシーを使うこともできないので、盲学校の時の友人家族にサポートしてもらい、

家から職場まで、バス通勤のための歩行訓練をしてもらいました。

 白杖を使い、バスに乗り、通勤することができるようになったのですが、一人で歩く道には

危険がいっぱいでした。 歩道に止めてある自転車にぶつかることは日常茶飯事、

駐車中の大きなトラックは、車体が高くて白杖が当たらず、いきなりぶつかってしまうなど

痛い思いを何度も経験しました。

 そんな日常の中、ある日、信号を渡っていると、車が前後から走ってきて、

自分のいる場所がわからなくなったことがありました。

その場から動けず、立ち止まっていると、若い男性の声がして・・・

「大丈夫ですか? ここは道路の真ん中です。青になったら行きましょう」と

声をかけてくださり、一緒に渡ってくれたのです。私のために、赤信号の中を

助けに来てくれたことがとてもうれしく、心から感謝した出来事でした。

 また、ある時、通勤のためにバス停に向かっていると、車に乗っている男性から

「乗っていきませんか?」と声をかけられました。

「乗っても大丈夫だろうか?」と困っていると、「怖そうな人じゃないから乗せてもらったら?」

と、別の男性が言って下さって、乗せてもらうことにしました。

車の男性は民生委員さんで、その日から4年間、毎朝、私を職場まで送ってくれました。 

雨の日や台風の季節、寒い雪の日は本当にありがたかったです。

 少しずつ、1人の生活にも慣れ、趣味の編み物を楽しんだり、社交ダンスを習ったり、

友人とともに過ごす時間も増えていきました。 

休日には、障害者スポーツセンターに通って、体を動かし、ロッククライミングや

スキューバダイビングに挑戦したこともあります。

 盲ろう者友の会との出会いは、定年を迎える少し前のことでした。

通訳介助員さんの存在を知り、初めて通訳してもらったときは、周囲の状況や話者の表情、

そのしぐさまでも伝えてもらい感激したことを覚えています。

 昨年からコロナの影響で全国大会などが中止になっていますね。

コロナの終息を願いながら、また、みなさんにお会いできる日を楽しみに、

これからも高知で楽しくのんびりマイペースで頑張っていきたいと思います。

(原稿、おわり)

 

 松澤会長は、いつもニコニコ笑顔の人です。

冗談が大好きで、周りの人をいつも笑顔にしてくれます。

どんな困難にぶつかっても、ポジティブに物事を捉え、乗り越えていく! 

まさにケセラセラ♪

ステキな人生物語! 松澤会長、ありがとうございましたm(__)m

 

毎号(諸説あり)健康ネタをお届け  広報部 徳久 和恵

 12月のテーマは「血圧」のお話です

 寒くなって血圧が気になるとい云う方が居られるのではないでしょうか?

 

 血圧とは…心臓から送り出される血液が、血管の壁を押す力です。

一般に上の血圧(最高血圧)と云われるのは、心臓が収縮して、血液が勢い良く押し出され、

圧が最も高いときの値で、下の血圧とは(最低血圧)心臓が血液を送り出した後、

血流が緩やかになり、圧が最も低い時の値です。

血圧をコントロールすることで、脳卒中や心筋梗塞、認知症等を予防出来ることがわかっています。

 

 健康な血圧とは…75歳未満の場合、上が125、下が75㎜hg未満、

75歳以上の場合、上が135、下が85㎜hg未満が目標(2019年から新ガイドライン)  

 

 測り方…安静にして(座ってもOK)肘から上に、指が1本入るくらいのきつさで、

カフ(マンシェット)を巻き心臓の高さに置いて測る。 

 

 「高血圧」の原因は主に生活習慣

 1. 塩分の摂りすぎ…ナトリウムに血圧を上げる作用がある

血管内の塩分を薄めるために水分を取り込み圧が上がる

 2.肥満…内臓脂肪細胞から血圧を上げる物質が分泌する 

 3.睡眠のリズム…日中は血圧を上げようとする交感神経が働き、睡眠中は下げようとする

副交感神経が優位になり、傷ついた血管を修復する機能が乱れる

 4. 運動不足…体内の余分な塩分の排出を促し、下半身のポンプ機能としての働きが落ち、

肥満につながる

 5. 喫煙…一時的に圧が高まり、ニコチン等でドロドロ血になる

 6. その他…過労、ストレス、便秘、習慣的な飲酒、血管の老化等々

 

 「対策」

 1. 生活のリズムを一定にする

 2. 食事…減塩  一日6gを推奨

(例えば、麺類の汁は残す、だし、酢等を工夫し薄味に慣れる)

カリウムを摂る(余分なナトリウム排出を促す、キャベツ、トマト、キュウリ、バナナ、リンゴ等)

マグネシウム、カルシウムを摂る(血圧のバランスを取る、ナッツ類、海藻、乳製品、小魚等) 

こまめに水分を摂る(摂った塩分の80%は尿として排出される)

 3. 運動…有酸素運動や筋トレ

 4. 降圧剤…医師の指示通りに服用する。 血圧測定記録を持参する

 5. その他…良い睡眠、ストレス発散

秋冬には、急な温度差に注意(トイレ、浴室は暖めておき、衣服の調整)    

 

 「低血圧とは」…一般的に上の血圧が100㎜hg以下の場合を言い、

 全身に十分な血液が回らず、酸素や栄養素が届きにくく、立ちくらみ、めまい、等、

様々な症状を起こす場合がある。 

 

 「対策」…生活リズムを整え、三食しっかりバランス良く、十分な水分を摂って血流を

増やしましょう。適量の塩分を摂り、保温に努め、手足ブラブラ、グーパー体操等、血行を

良くしましょう。

 

 「おわりに」  

 心臓は、1日約10万回拍動し、一日の中でも動作や精神的要素でも大きく変動します。

病院で測ると上がりぎみになる、白衣高血圧なんて言われるものもあり、一回の測定で

一喜一憂せず、自分の状態を知ることが大切ですね。

可能なら1日2回(朝…起床後、トイレ後朝食前1時間以内、夜…寝る前、入浴、夕食から

30分以上あける)の測定習慣が望ましいです。 

腎疾患等で水分、カリウム等の制限がある場合は指示に従って下さい。

 

 イラスト7つ掲載

1 徳久さんが指し棒を持って「12月のテーマ」を指している似顔絵(全身)

2 血圧計

3 太り過ぎを気にしている表情で、お腹を右手で押さえる髪を後ろで結んだ女性

4 容器に入った塩をスプーンですくう様子のイラスト

5 たばこの吸い殻が2本ある灰皿

6 2Lのペットボトルの水が3本

7 カフ(マンシェット)を巻いた腕のイラスト

 

  11月21日(日) 牧野植物園で散策交流会を開催しました

 高知市高須にあるコスモス畑のコスモスも咲き誇る秋晴れの中、

牧野植物園で散策交流会を開催しました。

参加者は16人(うち盲ろう者1名、ろう者1名)でした。

 珍しい植物を見て、触れて、秋色に染まる紅葉を楽しむこともできました。

展望台から市内を見下ろす景色は絶景!気持ちのいい風に吹かれながら、

山を登り、展望台までの階段を「よいしょ!よいしょ!」と上がり、

みんな日ごろの運動不足も解消?できた1日でした。

 

 今回の交流会には、かわいい参加者さんが2人いました。Tさんのお孫ちゃんたちです。

ひろい園内を元気いっぱい走りまわってとても楽しそうに遊んでいました。

(兄弟の写真 お兄ちゃん5歳と妹2歳。お揃いのピンクのベストがかわいいです)

 

 こんこん山から温室に向かう急勾配の長い石の階段を松澤会長は平気な顔して

汗もかかずに下ります。通訳介助は汗だく(汗)

withコロナで見つけた新しい交流会のかたち… 楽しかったです(ニコニコ)

 

 写真15枚掲載

1枚目 牧野植物園正面入り口を背景にした集合写真

2枚目 高知市高須を見下ろせる園内からの景色

3枚目 牧野富太郎の全身像(蝶ネクタイをつけたシャツとベストを着たのお洒落な服装で

右手でカラカサタケというキノコを持ち、左手は手の甲をこちらに向け、軽く人さし指を

立てた状態で今にも歩きだしそうに立っている銅像です)

4枚目 会長が植物に触れている写真。植物名はわかりませんが、直径3㎝くらいの

白い花です。その花の周りには茶色の実のような…種のようなものがたくさんありました。

その茶色の中に1輪だけ咲いていた可憐な花でした)

5枚目 会長が菊の花に触れている写真。

花びらが針のように細いピンクの菊の花(直径10㎝くらい)

6枚目 マメ科の「クズ」の葉っぱに会長が触れている写真。

「クズ」の根っこは葛湯の原料になるのだそうです

7枚目 市内を見下ろせる展望台に上って、みんなで下りてくる様子の写真

8枚目 園内を散策している様子(会長、通訳介助のKさん 後ろにNさん、Hさん)

9枚目 園内を散策している様子(Nさん、Hさん、Hさんの娘さん、Hさん)

10枚目 立ち止まってKさん(ろう者)と話をしている様子

Kさんの正面にはBさん 両隣にSさんとHさん

11枚目 園内を散策している様子(Fさん、Oさん、Kさん)

13枚目 急勾配の石階段を下りる松澤会長と通訳介助者

14枚目 黄色のきれいな蓮の花

15枚目 温室で咲く蘭の花。赤、白、黄色、ピンクに紫など色とりどりの花です

 

  指点字学習会のお知らせ (企画部)

 日時   12月 12日(日)13:30~15:30

 1月  9日(日)13:30~15:30

 2月 13日(日)13:30~15:30

 場所 下知コミュニティセンター

 ※急遽、中止になる場合もございます。ご了承ください

 

 

  編集後記

 コロナの感染者数が激減しましたね。 近づく年末年始…家族や友人と賑やかに…

できればごちそうを食べながら、のんびりと過ごしたいですね。

 今号は、現任研修についての記事を掲載しましたが、講師の金平さんにお聞きした情報が

もうひとつありました。 それは、水曜日の午後10時から4チャンネルで放送中の

「恋です! ヤンキー君と白杖ガール」というとっても素敵なドラマ(原作漫画)の情報です!

ドラマの主人公の女の子が見せる視覚障害あるあるのしぐさが「たまらん!」そうなのです。

他にもお笑い芸人の濱田祐太郎(視覚障害者)さんが視覚障害について解説するシーンは

楽しくて、すごくわかりやすいです。 

是非、お時間があれば「たまらん!」シーンを探していただけたら…と思います。

 さて、今年最後の通信となりました。

会員のみなさま、今年も大変お世話になりありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えくださいませm(__)m

 編集担当 渡辺 美香 

 mika.w.06.30@gmail.com

 

 テキスト版 おわり


2021年9月1日 友の会通信 テキスト版

 やさしさは手から手へ      

 高知県盲ろう者友の会 松澤まゆみ 

 

 令和3年度 第1回盲ろう者向け通訳・介助員現任研修を開催しました。

7月11日(日)午前9時45分~高知市知寄町のちより街テラス3階会議室で講師に

日本防災士機構認証防災士の土居清彦氏をお招きし「南海トラフ大地震から生き残る為に」

と題して、災害に備えるための貴重なお話をお聞きすることができました。

 

写真:土居清彦さんがマスク姿でマイクを胸元に持ち、正面を向いてお話している様子

 

30年以内に80%の確率で起こると予想される南海トラフ地震に備えて、準備をしておくことが

減災につながるのだとおっしゃる土居さん。

防災士として、全国各地の被災地へ行かれた体験も含めてお話をしてくださいました。

最初に私たちが目にしたのは、高知県が作成した南海トラフ地震対策啓発ドラマ

「その日、その時…」というDVDです。

南海トラフ地震で直面するかもしれない困難を表現したものだそうです。

DVDの映像には、津波の被害がありました。

ドラマの中の家族が避難所に入れたのは、地震発生から3日目のことで、それから1カ月半の

避難所生活。3か月以上たってようやく仮設住宅への入居ができます。

やっとプライバシーが確保されたと喜ぶのも束の間…、防音が足りないことやコミュニティが

原因で引きこもりになる高齢者がいるなど、限界を感じるようなストレスと向き合わなければ

ならない現実と直面する…という内容でした。 

 

このドラマは、YouTube動画としても視聴できます。

ご覧いただく場合は、下記URLをご参照ください。

  https://www.youtube.com/watch?v=ha5IbfDNx_o 

          

また、高知県のホームページでも動画をご覧いただけるほか、

詳しい解説書も載っています。

(高知県ホームページ こうちインターネット放送局)

  URL: https://www.pref.kochi.lg.jp/movie/docs/2017041800023/

 

写真:会場全体を後方から撮影

        

必ず起こると言われている南海トラフ地震。

そのうち、いつかと先延ばしに考えるのではなく、何も起きていない今、平時のときにこそ、

備えて準備をしなければいけないのだそうです。

どのような状況になるのかを想像し、今できることをみんなで話し合い準備をすることが

とても大切なことだと教えていただきました。

今までに経験したことがないような大きな揺れがきた時は、腰が抜けてパニックになり

動けなくなるそうです。

90秒以上の長い揺れを理解し、身構えることができる防災体力(頭部を守る姿勢)が

必要です。揺れを感じたらピラミッドの姿勢になり(底辺を低くする)、両手を組んで

手を後頭部において頭を守ってください。

そして「大丈夫!だいじょうぶ!」と声を出し自分にアドレナリン(ホルモン)を

出し続けます。誰かと一緒の時は、お互いに名前を呼びつづけてください。

声が聞こえている間は、無事を確認できます。

機会があれば、是非、起震車で震度6強、震度7の揺れを体験してみてください。

 

イラスト:地震で揺れている家

写真:講師の説明を聞きながら、手を後頭部に置くMさん(盲ろう者)の様子

 

 被災時に起きる8つの崩壊

(1)心身の崩壊 不眠、頭痛、腹痛、パニック、ショック、急性ストレス障害

(2)人権の崩壊 乳幼児は別室にできる環境がよい

(3)衣食の崩壊 食料、衣料、日用品がなくなる

(4)医療の崩壊 病院がなくなる、医療機関、従事者の被災

(5)職業の崩壊 仕事がなくなる、職場の被災

(6)住居等の崩壊 生活家屋の被災

(7)ライフラインの崩壊 電気、ガス、水道が止まる

(8)インフラの崩壊 道路、携帯、通信、鉄道、ガソリン不足(運搬ができなくなる)

 

イラスト:非常用の食料などを入れるリュックや水、缶詰、携帯ラジオなど

 

 いつ起きるかわからない災害に備えて

●寝るときは必ずパジャマを着て逃げられる備えをしましょう

●常備薬をカバンやお財布の中に入れておきましょう

 持病のお薬はもちろん、避難場所での体調変化も考えて

 痛み止めや便秘や下痢止めも忘れずに!

●保存しておくお水や食料は1年に1度は見直しましょう

●ガソリンは常に満タンの状態にしておきましょう

●被災地は水がないのでトイレを流せません。

 高齢者は遠慮してトイレに行けず失禁してしまう可能性もあります。

 紙おむつや、簡易トイレを準備しておくといいかもしれません

●窓ガラスが割れてケガをすることもあるので、フィルムやテープを

 貼っておくと飛散が防げます。

 身近なもので作れる防災グッズなども知っていたら備えになりますね。

 作り方を教えていただいたのでご紹介します。

 是非、作って試してみてください。

 

写真:通訳介助者の説明を真剣に聞くYさん(盲ろう者)

 

 防災グッズの作り方~紙パッで作れるお皿、スプーン編

紙パックを半分に切るとお皿になります。

ラップやアルミを敷くと繰り返し使うこともできるのでとても便利ですよね。

また、箱の角を斜めに切るとスプーンにもなります。

※アルミ缶の側面を切って簡単に作れるランタンも教えていただきました。

 アイデア次第でいろんな使い方ができそですね。

 

写真:3枚

1枚目 1.8Lの紙パックを右手に持ち説明する講師

2枚目 縦半分に紙パックを切って、お皿になりますと説明する講師

3枚目 紙パックの角で作ったスプーンを右手に持って説明する講師

 

 防災グッズの作り方~スニーカー編

新聞紙で自分の足に合わせて簡単に作れるスニーカーです。

(1) 半分に折った新聞紙の角を、自分のかかとの高さ2~3㎝に折ってかかとに合わせます

(2) 足の外側面に沿わせて折ります

(3) 足の内側面も沿わせて折り、足の甲の部分で重ね合わせます

(4) つま先を裏側へ折り込んでガムテープなどを巻きつけます

あっという間に新聞靴ができました!

 

写真:つくりかたに合わせて写真を掲載しました(8枚)

   講師がテーブルに足を乗せ、作り方を数人の参加者に教えている様子

 

 AEDの操作方法を教えていただきました

意識がない、呼吸をしていないという状況の時、心臓マッサージをはじめながら、AEDを

音声案内に従って装着します。電気ショックが必要かどうかはAEDが判断してくれます。

使用をはじめたら、 救急隊に引き継ぐか、呼吸や意識が戻るまで心臓マッサージ→

人工呼吸→AEDと繰り返し続けなければなりません。

つまり、AEDを使うと、必ず病院へ連れていかなければならない 状態になるので、

東日本大震災の時は、搬送できる病院がなく使用できなかったというお話でした。

自分の命を・・・大切な人の命を守るために、どんな準備が必要なのか、

まだ地震が起きていない今だからこそ心の準備とともに、備蓄品や避難場所等、家族や

身近な人と一緒に防災について話しておかなければいけないのだと思いました。

 

写真:AEDを両手で持って説明をする講師

 

 紐の結び方(本結び)引き抜くとほどける結び方

本結びは、着物を着るときの帯締めの結び方です。

この結び方なら固く結べて、病院で処置してもらうときも楽にほどけるそうです。

① 紐の右端を左端に重ねる

② 左端を右端の上から内側に入れる

③ さらに左端を右端の下に持ってくる

④ 右端を左端の上から内側に巻きしっかり締め付ける

 ※結び目が木登り(十文字)になっていなければ正しい結び方です。

 

 紐のほどき方

① 一方の端を引き起こすように強く引く

② 次に引き起こした結び目を片方の手で押さえながら、引き起こした端の

  元の方を持って左右に引くとほどける

 

写真:白い布を結んで、その結び目を参加者に見せる講師

 

 パンスト活用法(ケガの手当)

コンビニなどで手軽に入手できるパンティストッキングを使って、

ケガの止血や骨折部位の固定など、さまざまな手当てができるそうです。

パンストは色んな活用ができるのですね。

今までは捨ててしまっていたパンスト・・・これからは捨てずに取っておきましょう!

 

 土居清彦先生の著書紹介

「だれでもできる応急処置パンスト救急法」

コンパス出版局 2008.1

現在は電子書籍のみ購入が可能のようです。

オーテピア高知図書館には所蔵があり、借りることができます。

オーテピア3階 高知資料コーナーで「k/369.3/トイ」を探していると伝えると

係の人が案内してくれます。

 イラストつきでとても分かりやすい本でした。

 

写真:2枚

1枚目 パンストを両手に持って説明をしている講師

2枚目 左手首にパンストを巻きつけながら説明をする講師

  

 健康ネタ

 毎号 健康ネタをお届け  広報部 徳久和恵

 9月のテーマは「コロナワクチンて何?」     

リクエストを頂いたのですが、未知の分野なので、色々な先生方のコメントや書籍から

かき集めてまとめました。自分の理解の誤認もあるかと思います。

お気付きの点は修正お願いします。

 

 ワクチンはどのように働くのか・・・

コロナウイルスは球形で、表面にウニのトゲを短くした様な突起があり、このトゲが

人の細胞の表面の物質に、鍵と鍵穴のようにピタッとはまって侵入し感染します。

ワクチンは、この突起を封じ込め抗体を作らせます。

                 

まず、一般にワクチンの働きは、ウイルスや細菌を攻撃してくれる細胞の働きを活発にして、

侵入してきたウイルスの感染力を失わせる抗体を作ります。

従来からのワクチンは、ウイルスや細菌の一部を培養し、毒性を弱めたり、除去したりして、

感染力を無くした物を投与して免疫を作ります。

 

 新型コロナウイルスのワクチンは・・・

メッセンジャーRNAワクチンと言って、コロナの遺伝子の遺伝情報

(設計図のようなもの)の一部を注射して、体内にウイルスの蛋白質の一部を作ります。

その蛋白質に対して抗体が出来るのを期待し、本当にウイルスが侵入したときに備える

ものです。

 

 m-RNAの効果(2021.8月現在)      

① 発症を防ぐ                                

② 感染そのものを防ぐ                       

③ 感染しても重症化を防ぎ、周囲へのウイルス放出量を減らす(感染させる可能性はある)

④ 短期で分解され人のDNA(遺伝情報)に組み込まれる事はない

⑤ 性別、年齢に関係なく効果が期待できる

⑥ 変異ウイルスに対して効果がある

⑦ 十分な効果がが出るのには、2回目接種後、2週間要する

 

 副反応について(翌日から数日で大体治まる)

局所…腫れ、痛み、熱感、赤み等

全身…だるさ、頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛、下痢、等

対処方法…安静、水分をとる、冷やす、解熱鎮痛剤を使う等

アナフィラキシー…注射後、大体30分以内に現れるアレルギー反応で蕁麻疹、冷や汗、

めまい、嘔吐、下痢、顔面蒼白、呼吸困難、意識障害等、待機中に医師が応急処置します

 

 副反応について、長引く等々不安があれば、県の相談窓口

または、医療機関を受診するなど状況に合わせてお問い合わせください。

TEL 823-9889 FAX 873-9941

 

 おわりに…

ワクチン接種は強制ではありません

副反応も多種報告があったり、長期的なデータはこれからです。

又、抗体の持続期間も検証中です。

外国では、鼻スプレーで侵入を防ぐというニュースもあり、日々情報が更新されています。

新しい事なので、情報を確認しながら、一日も早く元の普通の生活が出来るのを

期待しましょう!

 

イラスト:指し棒を持ってテーマを説明する徳久さんの似顔絵

     その他、ウニのような形のコロナウイルスが抗体に邪魔されている様子や

     細胞に侵入するようすなどを表したイラスト2枚を載せました

 

 

 視覚障害者協会の中島さんから投稿メールをいただきました

 高知県盲ろう者友の会の皆様

はじめまして、高知県視覚障害者協会の中島です。

このたび、浪越さんと岡村さんのご協力を頂き6月15日午前10時ごろから約1時間30分程度、

意見交換をさせて頂くことが出来、友の会の松沢会長をはじめ会員の皆様方には心から

感謝しています。

 ここからは、私の自己紹介を簡単ではありますが、お話させて頂きたいと思いますので

よろしくお願いします。

 私の病名は、網膜色素変性症、現在の視力は、0.01以下で、白杖が私の命綱です。

現在の聴覚は、右の耳が殆ど聞えませんが、幸いな事に左の耳は電話でお話をする程度で

あれば問題はありませんが、人と会話をする時は左の耳に補聴器が必要です。

 2年前迄の私は、高知県に視覚障害者の会や盲ろう者の会がある事すら知りませんでした。

本当に情けない話ですね。

 私が高知県視覚障害者協会に入会、そして今回、盲ろう者友の会との意見交換をさせて

頂いた意味、そして理由は自分自身、幸せな心を持ち、残りの人生を歩もうと感じたからで、

それ以外の意味も理由もありません。 

 今回の意見交換で私が一番、着目して関心を持った事は盲ろう者を取り巻く環境実態、

社会の盲ろう者に対する意識、理解が、なされていない現実、この様なお話を、聞かせて

頂いて正直、心が痛みました。浪越さん、岡村さん、そうだったんですね。

 社会参加をしたくても、それすら出来ないで、家の中で引きこもりの方々もおられるの

ですね、この1時間30分の話し合いの中で私が感じた課題が沢山見つかりましたことは、

私にとっては本当に意味がある事で、改めて参加させて頂いた事を心から感謝します。

 盲ろう者友の会の皆様、私自身、盲ろう者に対する意識と理解を高め、皆様方のお役に

立てる心と行いを示して行きたいと思っています。差し当って、指点字を覚えて盲ろう者の

方々とコミュニケーションをとりたいと思っています。

勿論、コロナが落ち着けばですけど・・・。

 最後になりますが、今回の1時間30分を、けっして無駄な人生に致しませんので、

今後とも、よろしくお願い申し上げます。 

6月16日、中島正美

 

 指点字学習会のお知らせ

日時  11月14日(日)13時30分~15時30分

場所 下知コミュニティセンター

※急遽、中止になる場合もございます。ご了承ください

 

イラスト:ブリスタで点字を打ったり、点字を読んだりしている様子

          手を重ねて、指点字をしている様子

 

 パラリンピック辞退…競泳のベッカ・メイヤーズ選手

 「コロナ禍こそ必要不可欠な介助」

このニュースが流れたのは7月末のことでした。

Yahoo!ニュースに掲載された記事から抜粋してお伝えします。

ベッカ・メイヤーズさんは、ロンドン、リオのパラリンピック2大会に出場し、3つの

金メダルを獲得した強豪選手。東京への切符をかけた代表選考会では400m自由形で1位。

今大会でもメダルが期待されていたが、突然、出場辞退を発表した。

パラリンピック競泳のアメリカ代表だったメイヤーズ選手(26)は、聴覚と視覚に障害が

あるので、外国に遠征に行くときはPCA(Personal Care Assistant/個人介助アシスタント)

が必要不可欠。

でも、米パラリンピック委員会は、PCAである母親の同行を認めなかったため、自身の安全を

守れるか不安に感じ出場を辞退した。

ロンドン、リオ大会ではPCAの同行を必要としてこなかったメイヤーズ選手だが、視力の

悪化が進行し、2017年から米パラリンピック委員会はPCAの同行を認めてきたという。

しかし、東京大会に向けては、「感染対策により、同行するスタッフの人数に制限をする」

と、説明され、PCAである母親の同行は認められないと通告された。

米オリンピック・パラリンピック委員会はワシントン・ポスト紙の取材に対し

「(東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は)日本政府の指示により全体的な運営に

関連する役割を担う不可欠なスタッフ以外のいかなる人員も入国を許可していません」と

コメントを寄せている。

メイヤーズ選手ら34人の水泳選手に、PCAを「1人」つけることを決めた委員会だが、

メイヤーズさんは、34人の選手に対して1人のPCAでは全く足りず、自身のほか、8人の

視覚障害の中には、1対1のサポートが必要な人もいる。

マスク着用とソーシャルディスタンスが求められる大会で、聴覚に障害があり、相手の

言っていることを理解するのに読唇に頼っていて、マスクをしていると口の動きが見えず、

コミュニケーションの方法を失ってしまうから、PCAが隣にいることが必要。

さらに、自分自身もマスクをすることによって、視界がより狭くなってしまうので、

完全に孤独になってしまう。

選手村を歩くにも、PCAの腕をつかまなければならない。

「私が声を上げるのは、未来のパラリンピック選手が私の感じた苦しみを味わってほしくない

から」「コロナ禍だからこそPCAの存在はより大きくなるはずだった」

「PCAはパラリンピック成功の鍵だ」と、メイヤーズさんは語られています。

日米どちらの委員会が今回の決断をしたのかは定かではないが、結果的に、パラリンピック

選手「個人」へのPCAは「必要不可欠」とは判断されなかったということになる。

 

執筆者の中川さんが書かれた言葉の重み、そして、ベッカ・メイヤーズさんが強く主張して

くださった未来への希望は、社会の無理解からくる出来事なのではないかと思いました。

今大会は、とても残念な結果になってしまいましたが、次回開催からは、いかなる状況の時

にも、必要なサポートが受けられる「不安のない大会」となることを願わずにはいられません。

 

webサイト引用元 : Yahooニュース  FNNプライムオンライン 2021年7月27日配信

(取材 ディエゴ・ベラスコ/執筆 中川真理子)

無念のパラ辞退…26歳の水泳選手が語る「コロナ禍こそ必要不可欠な介助」と厳しい現実

URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d4758dbdfc8450402e055eb4715e165a9d4dbe

 

 

 編集後記(渡辺の似顔絵イラスト)

 今年は梅雨が長かったですね。そして北海道では、観測史上初の38.7度を記録した猛暑。

コロナ2年目の夏もやはりマスク生活はやはり苦しいですね。東京オリンピックが開催され、

日本は27個の金メダル、14個の銀メダル、銅メダルも17個という素晴らしい活躍をされた

選手のみなさん。本当におつかれさまでした。

熱い戦いから、目を逸らすことができなかったあの瞬間、試合に勝っても負けても…

選手たちの頬を伝う涙にもらい泣き・・・多くの感動と勇気をもらいましたよね。 

オリンピックの開催が決定したとき、本当にコロナウイルスの感染は大丈夫なのかしらと

不安になった方も多かったと思います。

その心配は的中し、感染者は、1日で2万人を超える日が出てしまいました。 

だけど、1年延期となったオリンピックのために、惜しみない努力を続けてこられた

選手のみなさんのことを思うと、やはり開催されたことは良かったのではないでしょうか。

今が過去となった日に、日本の東京だったからこそ、感染の拡大を最小限に抑えることが

できたと東京五輪を振り返り、私たち日本人が胸を張れる歴史となるよう願いたいと思います

 

イラスト 金・銀・銅メダルのイラスト

 

今号は、視覚障害者協会の中島さんから投稿メールをいただきました。

盲ろう者の置かれた現状にたくさんの想いをお寄せいただき誠にありがとうございます。 

また、7月の指点字学習会にもご参加いただき本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

友の会通信に対するご意見・ご感想などありましたら、下記アドレスまでお寄せください。

また、こんな記事を載せてほしいなど、ご要望もお待ちしております。

 

編集担当 渡辺 美香    mika.w.06.30@gmail.com

 

テキスト版 おわり       

 


2021年6月1日 友の会通信 テキスト版

 やさしさは手から手へ

 高知県盲ろう者友の会 会長 松澤稀弓

  

 2021年度の総会を開催しました。

4月25日(日)13:30から下知コミュニティセンターで

総会を開催しました。26名(うち盲ろう者3名)の

ご出席をいただき、議案すべてに承認をいただきました。

ありがとうございました。

本年度もよろしくお願いいたします。

 

 写真:2枚掲載

1枚目 総会の会長挨拶をする松澤会長と通訳介助のKさん

2枚目 総会の会場を後方から写した写真。

    机を二つ合わせて二人ずつ向き合い座っています。

    盲ろう者、ろう者の手話通訳もわかりやすい座席位置でした。

 

 会員継続のお願い

盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、

皆様からのご支援・ご協力が必要です。

2021年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

 年会費

正会員 2000円(家族会員 1000円)

賛助会員1口 1000円

団体会員1口 5000円

振込先 ゆうちょ銀行 1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

 

 総会終了後は、おたのしみ交流会

 新聞エコバッグを作りました

先生の作り方を見て、通訳介助者が盲ろう者、ろう者のみなさんに教えます。

あっちへ行ったり、こっち行ったり、みんな大忙しでした。

最初は難しく思えたけれど、だんだん形になってくると、ワクワクです。

持ち手がつくと、エコバッグの完成!

みんな笑顔になりました。

思い通りに作れた人も、ちょっと失敗してしまった人も…楽しい時間でしたね。

 

 写真:8枚掲載(写真に付いている吹きだしの言葉はカギかっこに入れます)

1枚目 Nさんが先生になって折り方を教えています。

     N「こんなふうに端を折ってくださいね」

     T「なるほど~!そこが輪っかになるんですね」

2枚目 Tさんが、ろう者のKさんに持ち手の作り方を教えています

     T「ここに穴をあけて、持ち手を作りますよ」

     K(ちょっと難しいな…)

3枚目 Kさんが、出来上がった新聞エコバッグを左手で持って、

    右手はピースサイン、マスク姿ですが、目はニッコリ。笑顔だとわかります。

     K「じょうずに作れました!」

4枚目 松澤会長と通訳介助のFさん。カメラ目線の1枚。

     F「今、写真撮られてますよ」

     松澤「え~? いやだー! 撮らないで―」

5枚目 松澤会長が新聞エコバッグの底の部分を折っている横に

    カメラに向かって一言くれたNさんがいます。

     N「とっても上手に作れてますよー」

    会長の向かい側には、エコバッグを作っているFさん。

    この写真奥には、一生懸命エコバッグを作る役員さん4人が写ってます。

6枚目 Yさん(盲ろう者)がエコバッグを折り始めた様子

     Y(え…と、これくらいでいいかな?)と折幅を確かめています

7枚目 Yさんがのりづけをしている様子

     Y(のりをしっかりつけて)

8枚目 Yさんが持ち手を作っている様子。隣には通訳介助のIさん。

     I「ここへのりをつけて(持ち手を)貼りつけます」

     Y「なるほど!これで持ち手になるのか」

 

 ゲーム大会

穴の開いた新聞紙の端を4人で持って、

ボールを落とさないようにゴールするというゲームでした。

1チーム4人組で4チームが出場。

2チームごとに速さを競って勝ち抜き戦。

さて、優勝チームは?

一番においしいお土産をもらえる特典がついていました。

ボールを落とさないように運ぶこつは、新聞紙のかたむけ方にあるようですね。

 

そして、最後はやっぱり手話歌「てのひらを太陽に」です。

コロナ禍で声を出して歌うことも、自粛…自粛の日々。

だけど、手話なら飛沫感染の心配はありませんね。

大きく身体も動かしながら、てーのひらを たいようにー

総会&交流会、無事終了しました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 写真:7枚掲載

1枚目 新聞紙の四隅を持って走る様子。左側にはDさん、Kさんチーム

    右側には、Mさん、Yさんチームが写っています。みんな楽しそう。

2枚目 スタート前の一枚。新聞紙を持った松澤会長とNさん、Fさん、Hさん。

3枚目 スタート前の一枚。新聞紙を持ったYさん、Tさん、Kさん。

4枚目 1位になったのはYさんチームでした。

    景品をSさんから一番にもらっています。

5枚目 てのひらを太陽にを手話で歌う風景。会場の後方から全体を写した写真。

    みんな両手を上げて、てーのひらをーたいようにーと歌っているところです

6枚目 イスに座ったYさんに手話歌を通訳している写真。

    通訳介助のIさんとFさんは立っています。

    その右側には、TさんとKさん、Tさん。体を大きく動かしています。

7枚目 イスに座って手話歌を歌う松澤会長。左側にはKさん、右側にはFさん。

    左後方には、HさんとMさんの姿もあります。

 

 交流会を開催した会場に作品展示ブースも準備しました

ステキな手作り作品をご紹介します!

 

ふじそうさんは、かわいい柄の手づくりマスクです。

なんと!希望者にプレゼントしてくださいました。

ありがとうございました。

 

みやうえさんからは、ネックレスやブレスレットの他に、

ペットボトルのフタで作った指輪や、コーヒーパックや折り紙で作った

薬玉とリース、新聞紙のゴミ箱など多くの作品をお寄せいただきました。

新聞紙のゴミ箱は、みんなにプレゼントしてくださるということで

あっという間になくなってしまいました。

また、機会がありましたら、よろしくお願いします。

 

ひろたさんは、とってもかわいいぬいぐるみです。

きりんにしまうま、ピンクのぞうさん。

どれも表情がかわいくて、見惚れてしまいますね。

 

なみこしさんは、折り紙で作ったおひなさまやかぶとなどです。

もはや折り紙作家として、個展が開けるレベルじゃないかと思うような

ステキな作品でした。

 

 写真:6枚掲載

1枚目 ふじそうさんの作品。一番上に黒地に色とりどりのハートマーク柄のマスク。

    下の方に、いろんな柄の手づくりマスクが重なっています。

2枚目 みやうえさんの作品です。パネルが2枚、壁に立てかけられています。

    左側には薬玉とリース。右側にはネックレスとブレスレット。

    真ん中には、Iさんが作ったと思われるみやうえさんの紹介ポスター。

    テーブルには、新聞紙で作ったゴミ箱がたくさん並べられています。

    その横に、プラスチックのゴミ箱を置き、新聞紙のゴミ箱を入れて

    こんな風に中敷きにして使うんですよと紹介されています。

3枚目 ひろたさんの作品。目がまんまるで頭の大きいとってもかわいいぬいぐるみ。

    左から、キリンの親子、ピンクのぞうさん、しまうま、おさるさん、かば、ライオン

 4枚目から6枚目まではなみこしさんの作品。

4枚目 上下に積まれた透明のケースに入った折り紙のお雛様。

    上は、お内裏様とお雛様、真ん中にひし餅。

    下は、お内裏様とお雛様。両脇に桃色のぼんぼり。赤と黄色の三人寛恕。

    ひし餅とお酒もあって豪華バージョン。    

5枚目 3段に積まれた透明ケースに入った折り紙のかぶと。

    1段目は、赤い敷物の上に置かれた青色のかぶと。右側には金色の扇子が飾られている

    2段目は、黄緑色の敷物の上に置かれた黒色のかぶと。右側には2匹の鯛が飾られている

    3段目は、赤色の敷物の上に置かれたちょっと小さめの黒色のかぶと。

6枚目 透明ケースに入った折り紙のショートケーキ。

    ケーキの上には、とても細かくトッピングもされています。

    その右側には、赤、緑、黒柄もようの5種類の折り紙のかぶと。

 

よこやまさんからは、「はらぺこあおむし」ウォールポケットです。

色鮮やかで、大胆な色使いが子どもたちに大人気の幼児向け絵本ですが。

その絵本から飛び出してきたような手づくりのはらぺこあおむしを、

な・なんと10個もプレゼントしてくださいました。

かわいいはらぺこあおむし、ありがとうございました。

 

どいさんは、伊勢海老入りの豪華なおせちをはじめ、

5月の子どもの日に因んだ折り紙作品です。

中でも、かぶととよろいは実際に身に着けることができる大きさでした。

さっそく松澤会長とWさんが試着。

どうですか? 似合ってますか?

 

 写真:10枚掲載

1枚目 よこやまさんの作品のはらぺこあおむし。

    紫の角に赤い顔。緑の目に黄緑と緑が順番に繋がった楕円形の5つの胴体。

    4つの胴体にはそれぞれポケットが付いていて、その4つの胴体には

    それぞれ2本ずつ、茶色い足がついています。

2枚目 よこやまさんの作品をもらった9人が腹ペコあおむしを持って横に並んでいます。

 3枚目から10枚目までは、どいさんの作品。

3枚目 真っ赤な伊勢海老が入ったおせちの2段重。

    にぎり寿司、巻き寿司、蒲鉾、しいたけ、昆布に黒豆、すべて折り紙で作っています。

4枚目 着られる大きさの新聞紙でつくったよろい。

5枚目 かぶれる大きさのかぶとと刀。

6枚目 小さくて手のひらサイズのかぶと。色とりどりの折り紙でおられたかぶとが

    3列で4個ずつ並んでいます。

7枚目 お団子くらいの粘土に、竿をさして空を泳ぐこいのぼりを再現した折り紙作品。

    竿の上部に赤や青色のこいのぼりが付いています。その作品が横に6個並んでいます。

    こいのぼりの前には、手のひらサイズの台つきかぶとが6つ並んでいます。

8枚目 大小の四角い折り紙のコマが4つ並んでいます。

9枚目 Wさんがよろいを着て、かぶとを被って両手で刀を持ち一言

    実は、今、大流行しているアニメ「鬼滅の刃」というのがあり

    その大ファンなので、吹き出しに主人公の台詞「壱ノ型、水面斬り!」を入れました。

10枚目 松澤会長がよろいを着て、かぶとを被って片手で刀を持ち…

     吹き出しには「えい! やあ! どう? かっこいい?」と言葉を入れました。

 

 指点字学習会のお知らせ  企画部

(Mさん、Nさん、Sさん、Hさん、Mさんの似顔絵イラスト)

 日時 

6月13日(日)13:30~15:30

7月18日(日)13:30~15:30

8月8日(日)13:30~15:30

 場所 下知コミュニティセンター

9月~11月は、養成研修開催のためお休みします

※急遽、中止になる場合もございます。ご了承ください。

           

今年度も指点字学習会を開催中です。

コロナの影響もあって、参加者は少ないですが

感染予防に気をつけながら、楽しく学んでいます。

5月は、歌詞を使って点字の「分かち書き」練習をしました。

カッコ書きや数字についても勉強しましたが、色々な注意点があって難しい…。

今年度に入って、ブリスタという機器を使い、点字を打つ練習もしています。

「しりとり」ゲームをしながら楽しく学ぶ中、出てくる疑問や質問には、

松澤先生と山本先生がすぐにやさしく教えてくれるので、安心です!

点字や指点字に興味のある方、ご一緒にいかかですか?

 

 写真:3枚掲載

1枚目 Kさんがブリスタを打っている様子

2枚目 左から、ブリスタを打っているNさん、真ん中に松澤会長。

    会長はテーブルに両手を置いています。

    右側にはブリスタを打っているHさん。

3枚目 ホワイトボードに点字のカッコ類を書いて、使い方をおしえている山本さん

 

 西部交流会中止のお知らせ

6月20日(日)に予定していた西部交流会ですが、

変異ウイルスによる感染や全国的な感染拡大、

また、県内でも感染者がでていることから

昨年につづき、本年度も中止することが決まりました。

2年ぶりに再会できるかもしれない…と、

楽しみにしていた交流会だったので、

とても残念ですが、今は我慢の時ですね。

ワクチン接種が進み、感染リスクがなくなり、来年こそは開催できますように…。

 

 毎号健康ネタ(諸説あり)をお届け 広報部:徳久和恵

 6月のテーマは骨粗しょう症 です。

骨の密度が低下して強度が弱くなることで、若い人(22~44才) に比べて

70%以下になると治療の対象になるかと思います。

その80%は女性です。

身長が低くなった、腰が曲がった、転びやすい、腰痛だと思っていたら

「いつの間にか骨折」だったなんてこともあります。

骨は血液中の蛋白質やカルシウムを利用して、骨を作る働きをする細胞と、

古くなった骨を壊す働きをする細胞で新陳代謝しています。

 

 骨がもろくなる原因

 1 栄養バランス

骨を作り強くする為の栄養不足、カルシウムが不足すると、

骨から溶け出して補おうとする力が働く

 2  女性ホルモンの減少

骨の代謝に大切で、細胞のバランスを取る働きのホルモンが、

閉経等から不足すると、骨を壊すスピードが骨を作るスピードを上回ってしまう。

無理なダイエットでも同様の事が起こる。

 3  運動不足

骨に負荷がかからず、骨を緩やかに壊す働きと、「骨を作れ」という指令を出す力が弱い。

 4  紫外線不足

摂取したカルシウムを吸収する為に必要なビタミンDの生成が不足する。

 

 骨密度を上げる対策          

 1運動

例 かかと刺激ーつま先立ちからかかとをストンと落とす。

1日3回1度に10回  程度。椅子に座ってかかとを意識した足踏みでもOK!

 

 その他

(1)踏み台昇降ー高さ20センチ位で1日20分程度

(2)つかまり立ちスクワット、ウォーキング、太もも伸ばし、腰、肩等の

ストレッチ等々無理なく痛みのないように続ける。       

 

 2食事

骨作りに必要な蛋白質、カルシウム、吸収を助けるビタミンD,マグネシウム、

酢、流出を防ぐビタミンK等、バランス良くとる。

肉、魚(干しエビ、しらす、鮭、魚缶詰め) 、牛乳、乳製品、大豆、

青菜類(小松菜)、納豆、キクラゲ、キノコ等々

 

 おまけ

骨粗しょう症の治療は進化しています、心配な人は受診を。

骨力の低下は老化、免疫力低下、脂肪代謝等にも影響があると言われています。

食べて動いてちょっと日光浴しましょう。

 

 イラスト:5つ

1.徳久さんの似顔絵(動きやすい服装で指し棒を持った全身イラスト)

2.ウォーキングする高齢の男女

3.1リットルの牛乳パック

4.サバの缶詰

5.太陽の日差しを背中から浴びて、気持ちよさそうに深呼吸する女性

 

 編集後記(渡辺の似顔絵イラスト)

「新型コロナウイルス」が変異を繰り返し、

変異ウイルスとして猛威をふるっています。

相変わらずの自粛の生活… 

ワクチンの接種券(クーポン券)は届いても、

予約が取れない事態が発生するなど、混乱つづきですね。

そんな中、昨年は中止となった、友の会の総会&交流会が開催され、

みなさんと楽しいひとときを過ごすことができました。 

実は…、私も「はらぺこあおむし」をいただきました。

すごくうれしくて、帰り道もウキウキ感がとまりませんでした。 

このうれしさを独り占めするのは、なんだかもったいない…と思い、

主人が勤務するスーパーに貸し出ししようと考えました。

子どもの日イベントの助っ人となってくれたあおむしさん。

開催5日間で、あおむしさんのポケットに入ったお菓子は約200個。

たくさんの子どもたちにわくわくする楽しさもプレゼントできました♪

この場をお借りして… 

よこやまさん、心温まる手作り作品をお寄せいただき本当にありがとうございました。

 

写真:1枚掲載

 子どもの日イベントで、実際にポケットにお菓子を入れた様子のはらぺこあおむし。

 うまい棒という1個10円のお菓子が4種類入っています。 

 

友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、

下記アドレスまでお寄せください。 

本年度も高知県盲ろう者友の会をどうぞよろしくお願いいたします。

編集担当 渡辺 美香 mika.w.06.30@gmail.com

 

テキスト版 おわり

 


2021年3月15日

 高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版

 ~やさしさは手から手へ~      

 

 高知県盲ろう者友の会 会長 松澤 稀弓   

 

今号は総会出欠はがき同封のため、

メール配信で読んでいただいている会員の皆様にも郵送でお送りします。

 

 

 総会・お楽しみ交流会のご案内

2021年度の総会を下記日程で開催いたします

総会日時 4月25日(日)13時30分~

  場所 下知コミュニティセンター 3F (高知市二葉町10-7)

近隣に駐車場有 西隣 300円 建物向かい北側 350円

 

 (桜並木のイラスト)            

正会員の皆さまにはハガキを同封しました。

出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

総会終了後~16時まで交流会

新聞紙でエコバッグ作り、ゲームで景品GET!などおたのしみ満載の交流会を企画しています。

皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。 どなたでも参加できます

 

  会員継続のお願い

盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様からのご支援・ご協力が必要です。

2021年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

年会費 正会員 2000円 (家族会員 1000円)

    賛助会員 1口 1000円

             団体会員 1口 5000円

振込先 ゆうちょ銀行 1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会 

 

 

 2021年1月17日 学習会を開催しました

1月17日(日)10:00~12:00下知コミュニティセンターで学習会を開催しました。

「話し言葉を要約して伝える」というテーマで、友の会役員の 前田龍一さんに講師を

お願いし、要約筆記について教えていただきました。 参加者は17人でした。

  

要約筆記とは…聴覚障害者への情報保障手段の一つで、話者の話しことばを要約し、

文字として伝えることです。ことばで表現された事柄を相手に伝えるためには、

有効な方法や技術を学ぶ必要があります。

  

要約筆記には、「速く・正しく・読みやすく」という三原則があります。

速くとは … 字を急いで書くことではありません。発言する人の話しことばに追いつく

同時性、タイムラグをできるだけ少なくするということです。

正しくとは … 発言の一語一句を文字にすることではなく内容を正確に伝達することです。

読みやすくとは … 利用する人が長時間読み続けることを前提に考え、視覚的な読みやすさを

工夫することです。 語句選択や訂正時の書き方など技術が必要となります。

 

 練習問題

 右側に画像があります。 どのように説明しますか?

 フランス国旗であること

 形が四角や長方形

 青や赤など色のこと

 色の並び方 などなどたくさんの情報がありますね。 

 

 ①要約技術の第一段階は「そぎ落とし」です。

話の中で、なくてもよい部分を取り除きます。(削除、省略)

削除・・・頭に残さない(迷わず落とす)

省略・・・抜いても意図は伝わる部分は聞こえても文字化しない

 

 ②第二段階は「短く表現する技術」です。(置換、文末処理)            

置換・・・略号、略語、略称(早く書き伝える工夫)

漢語表現(少ない字数で意味を早く理解できる)

短縮表現(意図を明確に伝える)

文末処理・・・敬体から常体へ(文末がより早く完結できる)

体言止め(確定・断定・強調「~だ。」)

助詞止め(複数解釈のないとき)

形容詞等の言い切り(話し手の心情も伝わる)

             

要約筆記は、聞こえない・聞こえにくい人が障害を起因して情報を保障されず不利益、不都合、

不合理な扱いを受けないよう聴覚障害者の基本的人権を守るための文字情報保障です。

話しことばと書きことばの特徴をよく理解し、要約筆記に活用できる技術も身につけなければいけません。

ニュースを読むアナウンサーのことばは、書きことばに近いけれど、実況中継や講演会などで

聞くことばは話しことば…。 そのことばを、「速く」「正しく」「読みやすく」「そぎ落とし」

わかりやすいことばにして「短い表現」で伝える。 これが、簡単そうで難しいのです。

  

学習会では、実際に要約する練習もしました。 前田さんがゆっくりと自己紹介をしてくださって、

その聞こえてくることば(情報)を文字にしたのですが、「速く」 「正しく」文字にすることは、

本当に難しかったです。 要約には国語力も必要なのですね??  

知っているようで知らなかった要約筆記の技術や工夫。 これから意識して学んでいこうと思います。  

前田さん、貴重なお話と体験ありがとうございましたm(__)m

 

それでは、最後に少し頭の体操を! 

(イラスト:腕を組み首をかしげる女の子。頭の上には?マークがついてます) 

置換「漢語表現」の練習問題です。 例…これは使うことができます(使用可) 

          

   ①学校から帰ってくるとき(下校中)  

 ②病院に行き診察を受けた(受診) 

 ③目的がはっきりわからない(不明確)  

 ④あらためて確かめてみます(再確認)  

 ⑤好評のようで全部売り切れた(完売)  

全問正解できましたか?          

 

 前田 龍一さん情報(自己紹介より)

お名前の「龍」は坂本龍馬の龍です。昭和56年生まれということで

え…と、現在は○○さいですね 独身男性です!

えっ? 彼女がいるかどうかですか? あー… ごめんなさい…。 

大事なことを聞き忘れてしまいました。

次回、お会いした時には是非、お聞きしたいと思います!

いて座(冬生まれなんですね)のA型。

ご趣味はマラソンとカフェ&スイーツめぐり。

甘いもの大好きで特にケーキ全般なんでも?お好きだということです。

いつも穏やかで優しい前田さん!

高知県盲ろう者友の会でただ一人の男性役員さん。

これからもよろしくお願いします。

 

 枠内に写真を3枚載せました。

 1枚目:後方から会場全体の風景の写真

 2枚目:マスク姿で講義中の前田さん

 3枚目:自己紹介用の少し前に撮影した前田さんの写真。  

 

 

 2020年度 現任研修開催

3月7日(日)、講師に視覚障害当事者の野村正雄氏をお迎えし、

下知コミュニティセンターで現任研修を開催しました。

 野村さんは、もともと近視で40歳頃、細かいものが見えづらく

なっていたそうです。

42歳のとき「網膜色素変性症」という難病であることがわかりました。

それから、お仕事を辞められるまでの11年間、目が見えないことを

周りに話すことができず、

辛い時間を過ごされたそうです。その頃を振り返ると

「もっと早くこうしていれば…」と思うことが2つあるそうです。 

1つは、職場の人たちに自分から目のことを話せなかったこと。

もう一つは、拡大読書器のような便利な機器をもっと早く使えば

よかったことだと話されていました。

そうしていれば、仕事ももっと長く続けられていたかもしれないと・・・。

見えなくなったら何もできなくなる・・・ずっとそう思われていたそうです。 

だから、ご自分のことを周りに話すことはできなかったのです。

しかし、 全国で活動している人たちの ことを知ることで、

目が見えなくてもマラソンや山登りを楽しんでいる人がいて、

工夫してやれることもたくさんあることに気づかれたそうです。 

54歳のとき、盲導犬ユーザーになられた野村さん。 

訓練センターで1か月間、盲導犬の世話の仕方や歩き方の厳しい訓練を受けられました。

その中で、一番つらかったのは、目の見えない状態で、見知らぬ人に

手助けを求める訓練だったそうです。 

会場には、パートナーの「ルアナ」の姿もありました。

「ルアナ」という名前の由来は、ハワイ語で「しあわせ」という意味だそうです。

すてきな名前ですね。 

盲導犬と歩くということは、視覚歩行できるということ。 

安全な道なら見えていた頃と同じように早く歩くこともできるそうです。 

田舎道でダンプカーが近づいてきたとき、ぶつからないように避けてくれた

エピソードなども話してくださいました。

ところで、「ルアナ」の嫌いなものが虫とハーモニカの音だそうです。

一方、野村さんのご趣味は ハーモニカ。 あらら… ハーモニカ練習のとき、

ルアナはそばにいてくれないのでしょうか?(わらい) 

お聞きすればよかったです。

 (イラスト:ハーネスをつけた黒のゴールデンレトリバー)

 

  盲導犬に出会ったときの4つの注意点

 1. じっと見つめない  

 2. 声をかけない

 3. 触らない         

 4. 食べ物を与えない 

 

この注意点を子どもたちに話すと、一生懸命守ってくれるそうです。

しかし、大人は「触ったらいかんがでねぇ」と、触ってくるのだとか・・・。

お話を聞きながら、これは大人あるあるだと思いました。 

大いに反省しなければいけませんね。 

野村さんからも「必ず注意点を守ってください」と念を押してのお願いがありました。 

2時間に渡る貴重なお話の数々・・・、 テキストでは学べないことを

たくさん教えていただきました。 

野村さん、本当にありがとうございました。

 

 枠内に写真を2枚載せました。

 1枚目:講演中の野村さん。黒っぽいブレザーを着用されています。

 2枚目:後方から会場全体の風景の写真

 

 

 研修に参加された方から感想をいただきました

以前、研修で学んだけれど、忘れていたことも多くあって、

改めて気づいたことや法律のことなどもすごく勉強になりました。

 

お話を聞いて、相手の気持ちを考えて声かけなどしなければいけないと

思いました。信頼関係を築ける支援ができるようになればいいなと思います。

 

視覚障害の知識は学ぶことがあるけれど、たくさんの葛藤などが

あったことをお聞きして、やはり障害の受容はとても難しいことだと感じました。

今日のようなお話は、当事者だからこそ聞けるお話だったと思います。

 

盲導犬ユーザーの生活がよくわかりました。 

注意点なども理解することができて良かったです。

 

「犬との相性もあるのではないですか?」と、野村さんにお聞きしたら、

盲導犬が少なく選ぶことはできなくて、訓練士も少ないから面談で

職員が決められている状況なのだそうです。 

盲導犬との出会いは、「赤い糸で決められた運命」とおっしゃっていました。

野村さんとルアナは赤い糸で結ばれていたんですね。

 

 

 指点字学習会を開催しました

昨年の8月以降、コロナ感染拡大の影響で開催できなかった指点字学習会。

2月14日、ようやく2回目の学習会を開催することができました。

参加者は10名。みんな真剣に復習を兼ねた自主勉強に取り組みました。

「指点字」学習会ですが、コロナ禍で「密」になりがちな実習は

なかなか難しいですね。

そこで、まずは点字から学ぼうということで、点字を紙に書いたり、

簡易点字器で打ったりと各自それぞれのやりかたで学習しました。

この日、点字の先生を務めてくださったのは、山本憲夫さんです。

みんなの自己紹介文を一枚一枚丁寧に確認していただき、

やさしくアドバイスもしてくださいました。

「覚えてない~」「忘れた~」と(^-^;)テキスト片手につぶやく人…、

「え…と、う…んと」と考えこむ人、トントントン…とリズミカルに

点字を打つ人、点字をスラスラと目で読める人、点字を見ながら

指点字で確認する人など学習方法もレベルもいろいろです…(^^) 

 

和気あいあいと楽しく自由な学習会♪をのんびり開催しています。

次回は是非、ご一緒にいかがですか?

 

 枠内に写真を4枚載せました。

 1枚目:後方から勉強会の様子を撮影した写真。みんな真剣です。

 2枚目:点字を紙に書いてる手元の写真。

 3枚目:小型点字器で点字を打つ手元の写真。

 4枚目:右手で点字に触れている手元の写真。

 

                      

 毎号(諸説あり)健康ネタをお届け  広報部 徳久和恵 

 3月のテーマは 口内衛生

今回は口内の衛生についてです。 

口は、食べる、話す、呼吸する等々、様々な役割があります。

お口の健康は全身の健康と深く関わり、口内にトラブルがあると、

進行して歯周病に至ったり、血中に入った細菌の毒素が動脈硬化や

脳や心臓の梗塞の原因になったり、糖尿病や認知症の悪化、

誤嚥性肺炎等に影響することがわかっています。

               

 口内を衛生的に保つ為に大切なこと

 1. 歯磨き … 食べ物カスや歯垢の掃除、虫歯や口臭の予防をします。 

 ベストなのは「食べたら磨く」ですが、なかなかそれも難しいですね。

できないときは、食後に水を飲む、ブクブクうがいや液体ウォッシュ等を

利用するといいでしょう。

一日一回は歯間や歯肉との境、歯の一本一本を歯間ブラシや糸楊子等を使って

優しく時間をかけ、丁寧に磨いてください。 

月に一回を目安に歯ブラシを新しくするのが理想だそうです。

 

 2. 舌磨き … 口内環境が悪いと舌の表面に細菌が溜まり、

苔のようになることがあります(舌苔)。

舌を傷つけないように専用の物を使って時々磨いてください。

 

 3. 口内の乾燥を防ぐ

 ①食前の唾液腺マッサージ

 唾液は通常、一日に1、5 リットル作られ、ウィルスや細菌を洗い流す、

初期虫歯や傷の修復、食物の消化、会話が滑らかにできる等の働きをしています。 

 耳下腺マッサージ:耳の前から下にあるので、両頬に手を当て、後ろから前へと

頬全体を円を描くように!

 顎下腺マッサージ:顎のエラの下にあるので、顎の骨に添って、

顎先に向かって親指で軽く押す。

舌下腺マッサージ :口の底の部分にあるので、顎先の奥を両親指で

舌を押し上げるイメージでゆっくり押す。

 ②あいうべ体操:「あ・い・う・べ」と一言一言 、大きく口を開けて、

ゆっくりと言う事で唾液腺を刺激します。

 ③唾液が出やすい食品:レモン、梅、スルメ、ガム、昆布、納豆、

セロリ、人参、アーモンドなど。

 

 4. 筋肉を鍛える

舌を「べー」と出して上下左右にゆっくり動かします。 

唇や舌を使う言葉「パンダノタカラモノ」をしっかりと大きく口を開けて

早口言葉のように言ってみましょう。

 

 その他

良く噛む、こまめに水分をとることも大切です。

  

マスク下ですが、しっかり口を動かして 美味しく食べて健康に過ごしましょう!!

(枠内に、徳久さんの似顔絵、歯ブラシ、歯間ブラシなどかわいいイラストを入れました)

 

 

 スマイルレシートご協力のお礼とお願い  担当:土居 純子

 (土居さんの似顔絵)  

いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。

会社や個人で集めていただいたレシートの2020年度還元金は、52,500円でした。

友の会の活動費として、幅広く活用させていただいております。

皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。

これからも、エースワン、エーマックスでお買い物された際には

ご協力よろしくお願いいたします。

 

たくさんのレシートをお寄せいただくのですが、残念ながらその中には

有効期限を過ぎたものも含まれている場合があります。

チラシを同封させていただいております。 ご一読いただければ幸いです。 

 

 

イオン黄色いレシートキャンペーンご報告 担当:渡辺 美香

(渡辺の似顔絵)

毎月11日のイオンデーは、月に一度だけ発行される幸せ色の黄色いレシートの日!

皆様からの温かいご支援・ご協力に心から感謝いたします。 ありがとうございます。

2020年度は、21,800円のご寄付を高知県盲ろう者友の会にお寄せいただだきました。

いただいたギフトカードで、プリンターのインクや用紙、また、総会等の交流会で使用する

消耗品などの購入に活用させていただいております。

来年度も、変わらぬご支援を! どうぞよろしくお願いいたします

 

 

 指点字学習会のお知らせ   担当:企画部

(松澤会長、西村さん、末松さん、細木さん、間﨑さんの似顔絵)

今年度は、コロナ禍ということもあり、開催できたのは3回でした。

来年度もたびたび中止になる可能性はあることと思いますが

ソーシャルディスタンスを十分とりながら、の~んびりと…

「点字」や「指点字」の学習を進めていきたいと思います。

皆様のご参加を心よりお待ちしております!

日時 3月 21日(日)13時30分~15時30分

   4月 11日(日) 13時30分~15時30分

   5月  9日(日)13時30分~15時30分

   6月 13日(日)13時30分~15時30分

場所  下知コミュニティセンター

急遽、中止になる場合もございます。ご了承ください。

 

         

 お知らせ

昨年は、全国盲ろう者大会と中四国大会がコロナ感染予防のため中止となりました。

残念ながら、現状もまだ収束とはならず、来年度も両大会の中止が決定しました。

2022年度、全国大会は8月26日~28日の3日間「鳥取県」で開催予定です

 

 

 お問い合わせ・連絡先(事務局)

浪越 寿美子(浪越さんの似顔絵)           

〒781-0815  高知市二葉町13-17              

TEL/FAX 088-884-3794

 

岡村 保子(岡村さんの似顔絵)  

〒780-0965  高知市福井町1796-1

TEL 088-825-0032

 

前田 龍一(前田さんの似顔絵)  

携帯 090-4335-1842

メールアドレス tosatuko26@yahoo.co.jp

    

 高知県盲ろう者友の会ホームページ 

https://kochikendb.jimdofree.com/

 

 

 編集後記(渡辺の似顔絵)

「新型コロナウイルス」と闘いながら、自粛の日々を耐え続け…1年が経ちました。

現代の医学は素晴らしいですね。 あっという間にワクチンが開発され、日本でも

医療従事者への接種がはじまりました。

今年は、友の会の行事も少しずつ再開できるでしょうか。

以前と同じじゃなくても、少人数で集まっておしゃべりできる時間、触れ合ってホッとするひとときを

ご一緒できればいいなぁと思います(*´▽`*)

ほとんどの行事が中止となってしまった今年度。

しかし、年度末になり、ようやく指点字学習会や現任研修も開催され、

4月予定の「総会」も開催の方向で準備を進めています。 

みなさまとお会いできる日を楽しみに♪ 

そして、どうかこのままコロナ収束へと向かいますように…

友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、

下記アドレスまでお寄せください。

来年度も、高知県盲ろう者友の会をどうぞよろしくお願いいたします。

 

編集担当 渡辺 美香 

メール mika.w.06.30@gmail.com

 

テキスト版 おわり

 


2020年12月1日

高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版

やさしさは手から手へ

高知県盲ろう者友の会会長 松澤 稀弓

                             

                             

 夏の終わりに、日本の総理大臣が変わりました。

秋が過ぎ・・・冬になったけど未だコロナは収束の兆しも見えず、

感染者は増え続けていますね・・・。

ヘレンケラーの言葉に・・・

「世の中は辛いことでいっぱいですが、それに打ち勝つことも満ち溢れています」

と、あります。みなさん!コロナに打ち勝ちましょう!!

(イラスト クリスマスリースとプレゼント、12月という文字のロゴ)

  

 高橋 万里さん(元会長)とお別れ会

高知県盲ろう者友の会会長として、長年ご尽力いただいた高橋万里さんが

高知を離れ、娘さんのおられる神奈川県へ引越しされることになりました。

コロナ禍でなければ、送別会を開いてゆっくりとお話もできたはずなのに・・・。

本当に残念です。

10月10日(土)の役員会の会場に、万里さんがおいでて下さいました。

短い時間でしたが、高知でお会いする最後の時間を過ごすことができました。

準備会の時から10年余り、ずっと高知県盲ろう者友の会の代表として

先頭を走り続けてくださった高橋万里さん。

長い間、本当にありがとうございました。

また、全国大会等でお会いできる日を楽しみにしています。

(集合写真 みんなにこやかな表情です。

下段左側から 藤本さん、福重さん、岡村さん、井上さん、前田さん、間﨑さん、

中央に高橋万里さん、上段左側から 渡辺、浪越さん、畑中さん、吉川さん、徳久さん。

撮影者は細木さん)

 

 今年度も盲ろう者向け通訳・介助養成研修開催しました。

新型コロナウイルス感染拡大を懸念しての開催でした。

3密のうち①密閉②密集には対応できますが、盲ろう者の通訳介助は

③密接は避けられません。そこで、体温測定、健康シート提出、除菌スプレー、

除菌シートの配付などの対策をとって実施しました。

9月6日~11月1日まで、全7回を予定していた養成研修ですが、

初日は台風接近のため中止となりました。

2回目以降は順調に日程を終え、11月1日に閉講式を迎えることができました。 

今年は、コロナ禍の中、受講者が少なくなりましたが、昨年度、受講日数不足で

修了とならなかった方の補講があり、今年度は3人修了されました。

スタッフが撮影した実習風景の写真を少しだけご紹介します(^-^)

新型コロナウイルス感染が心配される状況のなか、受講申込をして下さった皆様には

感謝の気持ちでいっぱいです。本当にお疲れさまでした。

次回は、通訳介助の現場でお会いできることを楽しみにしています(^-^)

 7枚の写真を掲載しました。

写真1 松沢会長と吉川さんが養成研修の「音声」について講義をしている様子(オーテピア)

写真2 降りのエスカレーターで松澤会長を受講生が移動介助実習している様子(オーテピア)

写真3 渡辺優香さんに受講生が触手話で説明している様子(通訳介助実習、オーテピア5階)

写真4 車椅子を使った移動介助演習の様子(旭町の障害者福祉センター)

写真5 市役所の屋外階段を使った移動介助演習の様子

写真6 養成講座最終日の和やかな交流風景。写真の食材選びをしてる山岡さんを、

           受講生と岡村さん、徳久さんが囲んでとても楽しそう(下知コミュニティセンター)

写真7 渡辺優香さんに受講生が手のひら書きで名前を伝えている様子(オーテピア)

 

 毎号 健康ネタをお届け     広報部 徳久和恵

12月のテーマは、冷え性です。 

寒くなって手足の冷えが気になり始めました。

慢性的に冷えの感覚がある冷え性の人は、6:4位で女性が多く、理由として、

筋肉量や皮下脂肪の差、女性ホルモンバランス等が考えられる様です。

              

原因 (1) 血液の状態

                 貧血や低血圧等で酸素や栄養が全身に届きにくい。  

       (2)自律神経の乱れ 

                 人には、外気温度が変化しても体温を一定に保とうとする働きがあり、

                 ストレスや不規則な生活、食生活等によって循環が悪くなる。  

       (3)筋肉量が少ない

                 毛細血管が豊富でエネルギーの貯蔵庫として、熱の産生、血流量を

                 増やす等の働きが弱い。

 

対策 (1)入浴  寝る1時間位前に38~41度の浴槽に10分程浸かる。

                           入浴前後に水分をとる。第2の心臓と云われるふくらはぎを足首から

                           膝に向かって軽くマッサージ。お気に入りの入浴剤もOK。

                         健康な人は最後に手足に水を掛けて出るのもあり。    

       (2) 保温 首、手首、足首、お腹、下半身を暖めると血流up。 

                          こたつにもぐる等、全身を暖め過ぎると、

                          体温調節が乱れるおそれがあり、逆効果になり得る。

                          皮下脂肪には血管が無く、断熱効果で冬には冷湿布の働きになるらしい。   

       (3)食品  肉、魚、高野豆腐等の蛋白質が筋肉の材料となる。 

                          レバー、プルーン、緑黄色野菜等で貧血予防。

                          発酵食品、根菜類、香辛料、ニンニク、乾燥生姜、ココア、シナモン、

                          ネギ、玉ねぎ等で血行を良くし体温を上昇、持続させる。

                          常温以上の物を意識する。起床時にぬるめの白湯は内臓活性化し体温上昇する。

       (4)運動  手指、足指のグーパー運動。 手首を反対の手で押して反らす。

                          両肩を後ろに引いて肩甲骨を寄せる。ゆっくりスクワット。 

                          つま先立ち5秒。椅子に座ってかかと落とし。手指の先をつまんではなす。

                        ゾンビ体操(脱力して上半身をゆらゆら揺らす)等々

       (5)その他 きつい靴下や靴、ジーンズ等で締め付けると、皮膚感覚が鈍ったり

                            血行が悪くなるので注意。

                            冷えは万病の元とも云われ、動脈硬化、頭痛、腰痛、便秘、下痢肌荒れ、

                            蕁麻疹、等々にも影響する事があり、不安があれば受診を。

   手が冷たい人は心が温かいなんて言われて喜んでましたが、どうも根拠が無さそうです。

 暖かくして過ごしましょう。

   6こイラストのイラストを掲載しました。

1.看護師姿の徳久さんが指先をそろえた左手で説明文を指してにこやかな表情。

2.マフラーを巻いて寒そうな女の子。

3,4.ネギ、たまねぎ。

5.ぐつぐつ煮えてる鍋料理。

6.こたつとみかん

 

 友の会の行事も中止ばかり(>_<)、 通信掲載の記事がない~と嘆いていた広報部・・・。

そこへ、静幸苑にお勤めのIさんから「入所者の方から記事掲載の了解を得ましたよ~」と

ご連絡をいただき、今回、お二人の盲ろう者をご紹介できることになりました。

Iさんは、高知県盲ろう者友の会の役員でもあり、通訳介助員としても大活躍のパワフルな女性です。 

静幸苑の職員として、盲ろう者と関わりを持つ日々の中で感じる思いも

メッセージとしてもお寄せいただいています。

そのメッセージはきっと・・・私たちに大切なことを気づかせてくれます(^-^)

それでは、Iさんが見守り続ける盲ろう者お二人の頑張りをどうぞご覧ください。

 

 眞鍋 法子さん (全盲ろう 女性)

法子さんが、静幸苑に入所されたのは平成30年8月、愛媛県四国中央市から

高知県へ来られました。お世話になっていたケアマネさんからの紹介で、実際に施設見学をされて

「ここなら家族と離れても生活できそう」と思われてのご決断だったそうです。

法子さんは、点字でメールを読み書きします。そして、簡単な手話も使えます。

主なコミュニケーション方法は、手のひら書きで数字やカタカナ交じりでも

スラスラっと読んで理解して下さるので、こちらからの情報提供はとてもスムーズです。

法子さんは、運動するのが大好きです。

でも、今年は新型コロナウイルスの影響と、夏場は熱中症対策のため、

週に6回の屋外ウォーキング(同行:訪問看護、施設職員、友の会会員の方々等)、

ヘルパーさんと週に2回のジム(外部)通いが出来なくなってしまったそうです(現在は再開されています) 

その間は、施設内地域交流ルーム(1階)を利用して屋内ウォーキング(週に2回)をされていて、

写真は、そのときの様子です。 広々としたお部屋ですね。何往復されていたのでしょうか。

法子さんのシャキッとした姿勢のよさは、こんな日々の努力の積み重ねなのですね。

ところで、お隣に写っているイケメン? 気になりませんか?  

な・なんと! 施設長のSさんです。 

お忙しい中、写真撮影にご協力いただき誠にありがとうございました。

 

 お部屋での様子もご紹介!

買ったばかりのエアロバイク(ペダルのみ)でお部屋運動もはじめました。 

机の下にピッタリ収まるサイズ! これで鍛えたら、足の衰えなど感じることなく

行きたいところへ歩いて行けそうですね。

さあ! 準備して! イッチ ニッ! イッチ ニッ!

机の上に長方形の小さな白い機械がありますよね。 これは「ブレイルセンス」という

日常生活用具給付等事業制度で視覚障害の該当等級によって給付してもらえるものです。

法子さんは、この便利な機械を使ってメールの送受信をされているのです。

左の写真。 法子さんが持っている白杖 あれ? あれれ?と、思った方はいませんか? 

そうなんです! 赤の部分が多くある白杖なのです。 

これは、「紅白白杖」といって、ヨーロッパの盲ろう者が盲ろうのシンボルとして使っている白杖です。 

2019年の夏に開催された全国盲ろう者大会で、世界盲ろう者連盟のゲイリー会長の

「世界中で使ってはどうか?」というご提案を、全国盲ろう者団体連絡協議会の高橋信行会長が

参加者に紹介されたものです。

白杖に赤いテープを巻くだけで完成する紅白白杖。

法子さんは、ご自身でテープを貼り、この白杖を作られました。

コロナが落ち着いたら色んなところへお出かけしたいですね。

 7枚の写真を掲載しました

写真1 お部屋の前でニッコリ笑顔の眞鍋さんを真正面からから撮影した全身写真。

    右手には紅白白杖を持っています。

写真2 施設長さんと腕を組んで施設の1階でウォーキングしている様子。楽しそうです。

写真3 2と同じくウォーキングの様子ですが、こちらはうしろ姿です。

イラスト 左目でウインクするかっこいい男の人(上半身)

写真4 机の下に置いたエアロバイクを正面から撮った写真

写真5 エアロバイクで運動中の眞鍋さんを斜め後ろから撮影したもの

写真6 エアロバイクで運動中の眞鍋さんを真横から撮影したもの

写真7 紅白白杖を右手に持った眞鍋さんを下アングルから撮影した全身写真。

    うふふと笑い声が聞こえてきそうな1枚です。

 

 宮上 新一さん (全盲ろう 男性)

宮上さんが静幸苑に入所されたのは平成30年の8月、土佐清水市から吾川郡日高村へお引越し。

宮上さんは、土佐清水市の施設に入所されていたところ、ご本人から「静幸苑に入所したい」と

希望があって入所されたそうです。 

以前、西部交流会でもお会いしたことがあり、友の会通信でもご紹介したことがあります。

コミュニケーション方法は、触手話と手のひら書きです。 

表現力が豊かで、おしゃべりをはじめるとなかなか止まりません。

ビーズでアクセサリーを作るのが趣味の宮上さん。ブレスレットを作って、

たくさんの方にプレゼントしてくださっています。 

最近、点字の勉強をはじめられました。 

小さな点を触って覚えるのは、とても集中力の要る作業です。

でも、さすが!宮上さん。あっという間に、50音から数字まで覚えてしまったそうです。 

すばらしいですね!

それだけでもすごいのに、ビーズを使って名前の点字をご自分で作られたそうです。

これまたすご~い! すごくカラフルできれいですね。

「点字を勉強したい」そんな宮上さんの思いに、周りの協力があれば、勉強だってできる!

盲ろう者の可能性だって無限大です!

まだ、長文の点字を読むのは難しいとおっしゃる宮上さん。 

だけど、きっとすぐに読めるようになりますね。

友の会通信の点字版をお届けできる日を楽しみにしています。

宮上さんは、今年、第24回スピリットアート(高知県障害者美術展)に、作品応募されたそうです。 

「コロナ終息を願う」と題した作品には、たくさんの折り鶴が飾られていて、コロナ禍で話題になった

「アマビエ」も可愛く作られています。

残念ながら…入選とはなりませんでしたが、もう来年に向けて新たな作品作りをはじめられたそうです。

さすが! 前向きな宮上さんです。

 

さて、またもやカラフルな写真の登場ですが・・・

この色とりどりの四角いもの何だと思いますか? 

実は、これ Iさんが作られた一枚一枚丁寧に手づくりされた「世界に一つだけ」の点字カルタなのです。

ひらがなは、小さなビーズをひとつひとつ縫い付けて書かれています。

本当に気の遠くなるような細かい作業ですね。 そして、裏面の点字にはボタン(事務局Nさん提供)が

使われています。6つに区切られた枠の中に大きさの違うボタンが丁寧に縫い付けられています。

表か裏か分かるように一角の端が切られているのも細やかな配慮ですね。

こんな温かい支援があり、やさしく見守ってくれる環境もあって、宮上さんは趣味に没頭できる楽しい時間も

過ごされているんですね。

 14枚の写真を掲載しました

写真1 お部屋の前でニッコリ笑顔で、両手はピースサインの宮上さん(上半身)

写真2 手作りビーズのアクセサリーを撮影したもの

写真3 自室の机に座って、一生懸命点字の勉強をしている様子

写真4 ビーズで自作した自分の名前の点字。

写真5 自室で数符の点字を勉強している宮上さんの手元を撮影した写真

写真6 自室で点字の長文読みを練習中の手元写真

写真7 「ぎゃ」「ぎゅ」「ぎょ」勉強中の宮上さんの左斜め上から撮影した写真

写真8 スピリットアートのために作った作品をアマビエが見えるように撮影した写真

写真9 スピリットアートに応募する作品の横で椅子に座ってピースサインの宮上さん

写真10~14 点字カルタの写真。ひらがな50音の表と裏。が行~ば行の表の写真、

      数枚の点字カルタのアップ写真。

 

 Iさんからのメッセージ(Iさんの似顔絵)

私の個人的な感想になりますが・・・

見えない・聞こえなくても、ご自身でできることはいっぱいあります。

障害を持っているから、これはできないだろうという思い込みや、優しさで、

盲ろう者に手を貸し過ぎることって多々あると思います。

障がい者だけではなく、高齢者や子どもに対しても同じですね。 

その優しさは、できる力(自立)の芽を、摘み取っているのではないかと感じます。

待つ勇気、見守る勇気、心を鬼にする勇気も必要ですよね。

と言いながらも・・・ 私もまだまだ新米で日々葛藤中です(汗)

 

 指点字学習会のお知らせ(指点字のイラスト)

日時  12月13日(日) 13時30分~15時30分

1月10日(日) 13時30分~15時30分

場所  下知コミュニティセンター

新型コロナウイルスの影響で、今年度はほとんど学習会が開催できていません。

今後も感染者数等により、急遽中止となる可能性もありますので、ご了承ください。

 

 学習会・新年会のお知らせ(2つのイラスト 紙とペン、色鮮やかなお弁当)

日時  1月17日 午前中(要約筆記) 正午~ 新年会 

コロナ感染の影響で中止となる場合があります。詳細は決まり次第ご連絡いたします。

 

 お問い合わせ・連絡先(事務局)

 浪越 寿美子(イラスト:浪越さんの似顔絵)           

〒781-0815  高知市二葉町13-17              

TEL/FAX 088-884-3794

 岡村 保子(イラスト:岡村さんの似顔絵)  

〒780-0965  高知市福井町1796-1

TEL 088-825-0032

 前田 龍一(イラスト:前田さんの似顔絵)  

携帯 090-4335-1842

メールアドレス tosatuko26@yahoo.co.jp

    

 高知県盲ろう者友の会ホームページ 

https://kochikendb.jimdofree.com/

 

 編集後記(渡辺の似顔絵イラスト)

今年は、新型コロナウイルスに怯える日々でした。 

友の会の行事もほとんどが中止となってしまいましたね。

通信に載せる記事もなく、困り果てた・・・そんなとき、静幸苑のIさんから

ご連絡をいただき、今号はとても充実した内容でみなさまにお届けできる通信となりました。

ご協力いただいた 眞鍋さん、宮上さん、Iさん、静幸苑職員のみなさま、本当にありがとうございました。 

          

2020年も残りわずかとなりました。 コロナの影響はまだまだ続きそうですが、来年は友の会の行事が

 少しずつ開催の方向へ進みますように・・・と願いつつ、明年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

広報部 渡辺美香  メールアドレス mika.w.06.30@gmail.com

 

テキスト版 おわり


高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版
 やさしさは手から手へ 2020年9月1日 

 1ページ
 コロナの夏・・・。皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?
 今年の梅雨明けは、平年よりも12日遅かったそうですね。
 8月は、全国各地で猛暑日を記録。熱中症にならないために、
 クーラーつけて電気代に冷や汗の夏が続いています。
 
 友の会の行事は、すべて中止のままですが、8月16日(日)は数か月ぶりの
 指点字学習会でした。 
 松澤会長の優しいご指導のもと、あいうえお・・・から50音を復習しました。
 会長と一緒に指を動かせばできるのに、「○○さん やってみて」と名指しされ
 一人でやると「あれ? あれれ?」 できなかったのは緊張感のせいにしておきます(^^;)
   
 換気のおかげでクーラーの涼しい風も窓の外・・・ソーシャルディスタンスも必要です。
 やらなきゃいけない予防対策はわかっているけど、この先、本当に指点字を学べる環境は
 戻ってくるのかしら・・・? と不安にもなります。
 新しい生活スタイルは、盲ろうの世界にとって不便なことばかりですね。
 
   この日、初参加してくださったHさん。
   隣で指点字の説明をしているのはNさんです。
   お二人の距離は近いですが、マスクをつけて
   お互いに前向きに座る。 触れない・・・ 
   そして、手指消毒も忘れない。 
   しっかりと予防対策していれば、私たちには許される距離ですよね(^^)
 
 次回の指点字学習会は11月8日 を予定しています。
 場所は、下知コミュニティセンターです。
   ※コロナ感染状況などの理由で、中止になる場合があります。

   1ページ 写真3枚
 1枚目 松澤会長が立って腕を上げ、指点字の指導をしてくれています。
     隣には、Hさん、その隣にNさんが写っています。
 2枚目 続いて、松沢会長の少しアップになった写真です。
     指点字で「と」を表しているところです
 3枚目 NさんとHさんが隣同士で机に向かい、資料を見ながら
     指点字の練習中です。
     
 イラスト1枚 指点字学習会の欄に指の重なっている指点字の手のイラストを入れました。

 2ページ
 新型コロナウイルスについての情報は、連日のテレビ報道などで皆さんに
 十分届いていると思いますが、今一度、確認の意味も込めまして
 コロナ情報を掲載したいと思います。

 出典:首相官邸ホームページ
 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html)
   厚生労働省ホームページ
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-1

 コロナウイルスとは? (イガイガの付いたコロナウイルスのイラスト)
         
 コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、
 重症急性呼吸器症候群(SARS)や、2012年以降発生している
 中東呼吸器症候群(MERS)ウイルスがあり、現在流行しているのが
 「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)です。
 
 ウイルスは、自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着して入り込み
 増えます。健康な皮膚には入り込むことができず、表面に付着するだけと言われています。
 表面についたウイルスは、時間がたてば壊れてしまいますが、物の種類によっては
 24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。

 手洗いは、たとえ流水だけでも、ウイルスを流すことができるため有効です。 
 石けんを使えばコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。
 指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので 
   これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。  
 また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも 
 同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。  

 どうやって感染するの?
 現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます。
 (1)飛沫感染
 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他者が
 そのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
 (2)接触感染
 感染者がくしゃみや咳をした手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると
 感染者のウイルスが付きます。未感染者がその部分に接触すると感染者の
 ウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染します。

 3ページ    
 濃厚接触者とはどのような人でしょうか?
   
 濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と
 近距離で接触、或いは長時間接触し
 感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。
 
 濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は、「距離の近さ」と「時間の長さ」です。
 必要な感染予防策をせずに手で触れること、または、
 対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触が
 あった場合に濃厚接触者と考えられます。

 濃厚接触者と判断された場合は、保健所の指示に従ってください。
 濃厚接触者は、感染している可能性があることから、感染した方と接触した後
 14日間は、健康状態に注意を払い(健康観察)、不要不急の外出は控えてください。

 接触確認アプリを利用いただくと、陽性者と、
   1m以内、15分以上の接触の可能性がある場合に
   通知が行われ速やかな検査や治療につながります。

 接触アプリについては、厚生労働省ホームページをご参照ください
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html
 (スマホのイラスト)
 
 新型コロナウイルス感染症に関する電話相談窓口の設置について
 出典:高知県(健康対策課)ホームページ
 https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130401/geninhumeihaien.html
  
 高知県では、令和2年2月4日付けで新型コロナウイルス感染症に関する専用の
 電話相談窓口を開設しました。新型コロナウイルス感染症に関して疑問などが
 ありましたら、相談窓口をご利用ください。
 【新型コロナウイルス健康相談センター】
 【電話番号】088-823-9300
 【受付時間】9時00分~21時00分(平日・土日祝日)
 令和2年1月28日(火)に厚生労働省も電話相談窓口を設置していますので、こちらもご利用ください。
 【電話番号】0120-565653(フリーダイヤル)
 【受付時間】9時00分~21時00分(平日・土日祝日) 
 聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方は、
   【FAX】03-3595-2756 をご利用いただくか、
 一般財団法人全日本ろうあ連盟ホームページをご覧ください。

 4ページ
 一人ひとりができる新型コロナウイルス感染対策は?

 ●人と人との距離を取ること(イラスト 2メートル離れた男女)
 (ソーシャル ディスタンス 社会的距離)
 
 ●外出時はマスクを着用する (イラスト マスクをした女性がマスクを指差し、片手でOKをしている)
 
 ●家の中でも咳エチケットを心がける (イラスト 4つのイラストがあり、咳をするとき、
  服の袖を使う、ハンカチを使う、マスクをしているものには○がついていて、何も対策をせずに
  大きな口を開けて席をしているものには?がついている)
   
 ●家やオフィスの換気を十分にする (イラスト 大きく開けた窓から気持ちよさそうな風が入ってきている)   
 
 ●十分な睡眠などで自己の健康管理をしっかりする (イラスト 夜の風景でベッドに横になって眠る女性。
  背景には、星とみかづきが描かれている)    
  
 ●手洗い(手指消毒) (イラスト ハンドソープと泡をつけた手を洗う両手肘までのイラスト)
 
 ●3つの密(密閉・密集・密接)の回避 (イラスト 記号のような人の形をした絵。
  密閉は二人近くで横に並んで部屋の中、密集は10人が寄り添っている、密接は二人が肩を組んで大声で騒ぐ様子)
 
 5ページ
   毎号 健康ネタ をお届け     広報部 徳久和恵(イラスト ナース姿の徳久さんの似顔絵)
 9月のテーマは、免疫力UP作戦 「食」 です
           
 新型コロナウィルスの終息が中々見えませんね。
   基本の予防策を守り、免疫力を保ちながら、一日も早く安全な
   ワクチンや治療薬が出来るのを期待しましょう。  
   免疫力upには、適度な運動、正しい食生活、良い睡眠、
   ストレス解消が大切ですが、今回は[食]をまとめてみました。 

 免疫細胞の70%は腸にあると言われています。
 3月号の「腸活」を読み返してもらえたら嬉しいです。
 
 お薦め食材
 ①白米よりビタミン、ミネラル豊富な玄米(雑穀米)
 ②海藻、食物繊維とミネラル??マグネシウムや亜鉛が免疫細胞を保護する働き。
 ③キノコ  食物繊維やビタミンD 
 ④まるごと食べる小魚、鮭、青魚のEPA,DHA,アスタキサンチン
 ⑤発酵食品  味噌、納豆(薬服用中の人は要相談)、
  チーズ、キムチ、ヨーグルト等々
 ⑥蛋白質  白血球の免疫細胞を構成している成分として 
 ⑦野菜、果物   小松菜、レンコン、青じそ、トマト、
  大根、人参、リンゴ、キウイ等々
 (イラスト 雑穀米、松茸、わかめ、煮干し、ヨーグルト、スイカやかぼちゃ、にんじんなどの野菜の絵)        
 
 同じ食品にこだわらず、副食に蛋白質、煮物、サラダを加えて見ましょう。

 その他
  体温が1度下がると免疫力が30%下がると言われています。
 入浴やスクワット等工夫してみましょう。
 よく笑う人は、NK細胞(ウィルスや細菌を攻撃)や、
 マクロファージ(細菌や異物を食べる)が活性化して
 免疫力upするそうです。良く食べて、寝て、動いて笑って過ごしましょう。
 (イラスト 二人の女性。一人は、右手はガッツポーズで左手はこぶしを上にあげて笑顔の人
  もう一人は、手のひらを顔の横で拡げて、にっこり笑顔の人)
              
 6ページ
    通訳介助の現場から
  
 7月某日、施設に入所している盲ろう者の方の強い希望で、寿司一貫に行きました。
 コロナウイルスの感染対策として、マスク着用、手指消毒など十分に気をつけますが、
 盲ろう通訳介助はどうしても「蜜」を避けることはできません。
 盲ろう者1名に対して、通訳介助者2名と、通訳介助デビューの方1名の3名態勢で
 通訳介助を行いました。食事中はマスクを外すので、盲ろう者と同じ席では食事は取らず、
 2名がマスクをしたまま通訳介助をし、あとの1名が別の席で食事をし、終わったら交代する
 という方法をとりました。
 コロナ禍で外出もままならないので、久しぶりの外食にとても喜んでくださいました。
 (写真 MさんとKさん。二人横並びで座っています。
  Mさんはお寿司を左手で口に運ぼうとしてます。
  その様子を、マスク姿のKさんが優しく見守っています)
  
 初めて通訳介助を体験された方々から感想をいただきました
 
  S.Hさん 
(写真 Hさんと弘田さん。横並びに座っています。
 Hさんは小皿を持ってお寿司を食べています
 マスクをしている横顔の弘田さん、しっかりと見守っている様子がわかります)
   自分が想像していたよりも難しかったです。
   勉強したことをおさらいして行きました。
   が、その場になると忘れていたり、全然動けませんでした。
 食事の時も途中で、そうめんではなく赤だしを渡せばよかったのでは・・・。
 と、反省点ばかりです。
 でも美味しそうに食べている姿が見れてうれしかったです。
 その後、買い物では、ちょうどいいかばんが見つけられて、
 気に入ってくれたようだったのでうれしかったです。
 でも買い物カートを忘れてしまったことは、一番の反省点です。
 気をつけようと思います。

  M.Sさん
 (写真 MんとMさん。MさんはMさんの向かい側に座っています
  Mさんは美味しそうにお寿司を食べてるところです。
  Mさんもしっかり見守っています)
 食事は、位置を教えるとほとんど手助けなく食べられたので感心しました。
 買い物は、店舗の中の狭い通路は苦戦しましたが、無事買い物ができたので良かったです。
 全て手書きでの会話でしたが、意思疎通できていたと思います。
 初めての実戦でしたが楽しく終わることができて良かったです。

  S.Aさん
 (SさんとAさん。横並びに座っています
  Sさんは茶色と黄色の縞模様の毛糸の帽子を被って、小皿を持ってお寿司を食べています
  Aさんは落としたりしないかしら?と心配しているような様子で見守っています)
 私に介助はできても通訳はできるのだろうか? 不安で迎えた当日、
 盲ろう者Sさんの穏やかな笑顔を見た時、少し安心したように思いました。
 自分の名前を伝え、店内へ。料理が運ばれてくる迄の間、Sさんと先輩通訳介助者のTさんの
 楽しそうな会話を見ながら、1つでもこの触手話を覚えなければと・・・。
 料理が運ばれ、1つ1つ手のひらにメニューを書き、触ってもらう、寿司に醤油をつけて
 食べるのはむずかしいのではないかと相談し、少しかけておいて食べてもらうようにしたけど、
 定食になった膳の上からは食べにくそう。 
 どのようにすれば食べやすくなるのかを考え、1貫ずつ小皿に取り、小皿を持って
 食べてもらうようにすればいいのか等、改めて色々なことを考えさせられました。
 笑顔で美味しそうに食べているSさんを見ると、こっちまで嬉しくなります。
 ショッピンク゛では、最初はにこやかにスムーズにできていたものが急変しました。
 Sさんの欲しい物がないのと、それを上手く伝えられないのとで怒ってしまったのです。
 Sさんの気持ちは・・・自分の思いをわかってくれない私達へのもどかしい、はがゆい
 気持ちでいっぱいだったのだろうと思いました。
 私にとって、今回、このような貴重な体験をさせて頂いて、私の対応は、あの時
 あれでよかったのだろうか・・・と反省することばかりです。もっともっと手話を
 勉強しないといけないと改めて痛感させられました。自分への課題はいっぱいです!
 このような体験をさせて頂きありがとうございました。この次もまた参加させて
 頂きたいと思いました。

  
 盲ろう者のHさん、Mさん、Sさん。  久々のお寿司おいしかったでしょうね。
 コロナウイルスのせいで、自粛生活を強いられる日々・・・。
 おいしいものを食べるとみんな幸せな気持ちになりますね♪
 通訳介助デビューされたみなさんお疲れさまでした。
 3名の方は、みなさん共通して、盲ろう者の「うれしい」「おいしい」「たのしい」という
 感情を心で感じ、「よかった」「うれしかった」というご自身の感想をくれました。
 通訳介助者にとって、技術の向上はもちろんですが、本当に必要なのは・・・
 おもいやり、気遣い、気配りというたくさんの気持ち(想い)なんじゃないかと思いました。
 皆様のこれからのご活躍を心より期待しています(^-^)
 (イラスト コスモスの花を2本入れました)

 下知コミュニティセンターの西隣に、ひろ~い駐車場がオープンしています。
 料金は前払制で 24時間 300円 です。
 指点字学習会の時も利用しやすくなりました(^-^)

 「Dパーキング 高知市二葉町第1」 運営・管理 大和ハウスパーキング株式会社
  (写真 下知コミュニティセンターと駐車場が写る位置から撮影。
   空が真っ青で、暑いけれど気持ちの良いお天気の日でした。
   イラスト 青い普通乗用車)
 

 お問い合わせ・連絡先(事務局)
 浪越 寿美子(イラスト:浪越さんの似顔絵)           
〒781-0815  高知市二葉町13-17             
TEL/FAX 088-884-3794
 岡村 保子(イラスト:岡村さんの似顔絵)  
〒780-0965  高知市福井町1796-1
TEL 088-825-0032
 前田 龍一(イラスト:前田さんの似顔絵)  
携帯 090-4335-1842
メールアドレス tosatuko26@yahoo.co.jp
   
 高知県盲ろう者友の会ホームページ 
https://kochikendb.jimdofree.com/


 編集後記(イラスト 渡辺の似顔絵)

 今年2月に第一報が出たコロナウイルス感染ニュースから、半年が過ぎました。 
 事態は収束することなく、高知市内でもクラスターが発生し、まだまだ油断のできない状況ですね。
 パソコンで検索していると、「新型コロナ流行語大賞」という記事がありました。
 1位から25位まであるのですが、その中には「アベノマスク」「クラスター」「不要不急」
 「緊急事態宣言」「巣ごもり」など、見慣れた・・・聞きなれた言葉ばかりが並んでいました。
 そういえば・・・アベノマスクは、安倍総理も・・・もう使われていませんね(^-^;
 まだ、当分は マスク生活も続きそうです。 でも、この夏を乗り切れたのだから秋冬は楽勝ですね。
 季節の変わり目は、朝夕の寒暖差も激しくなります。 皆様、どうかくれぐれもご自愛くださいませ。
   
 友の会通信に対するご意見・ご感想など、是非、お寄せ下さい。
 また、コロナ生活での近況報告などもお寄せいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
 
 広報部 渡辺美香  mika.w.06.30@gmail.com
       
       
 高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版 おわり      
 


1ページ
 2020年6月1日
 高知県盲ろう者友の会通信 ~やさしさは手から手へ~ テキスト版

 高知県盲ろう者友の会 会長 松澤 稀弓

 皆様、お変わりありませんか?
 新型コロナウイルスで自粛ムードが広がる中、「おうちじかん」をどのように過ごされているでしょうか? 
 まだまだ油断はできませんが、また少しずつ皆様とお会いできる機会も増えてくることと思います。あと少しの辛抱ですね。
 今年は、「書面総会」という形で、ハガキによる返信をお願いしました。
 その結果、すべての議案について正会員の過半数の賛成をいただき可決され、新年度がスタートしました。
 今年度もよろしくお願いいたします。
 

 会長挨拶   松澤 稀弓(イラスト:松澤会長の似顔絵)
 本年度から会長を務めさせていただきます松澤と申します。よろしくお願いいたします。
 
 前会長の高橋さんは、準備会設立時から高知県の盲ろう者支援を精力的に続けてこられました。
 そして、各種大会等にも積極的に参加され、諸団体とのつながりも全国的なものに拡げてこられました。
 高橋さんの功績を受け継ぎつつ、さらに発展させていくような活動ができるよう精一杯励むつもりではおりますが、
 なにぶんはじめてのことばかりで至らない点も多々あろうかと存じます。 
 皆様には、引き続き、ご指導ご鞭撻いただきたくお願い申し上げます。
 今年2月のクルーズ船ダイアモンドプリンセス号で「新型コロナウイルス」感染者のニュースから4ヵ月、
 世界がその感染の脅威に震えました。 
 自粛を強いられていた生活も少しずつ緩和されてきましたが、
 友の会は、新年会以降、すべての行事が中止とされ、
 全国盲ろう者大会、中・四国盲ろう者大会も早々と中止が決定されました。
 今はただ、一日でも早い終息を願いつつ、また皆様と交流イベント等で楽しいひとときを過ごせる日を待ちたいと思います。
 本年も、友の会役員は一丸となって、盲ろう者の社会参加と自立に向けた取り組みを推進してまいります。
 皆様からもお気づきの点などお気軽に声をかけていただければ幸いです。
 今年度もご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


2ページ
 「盲ろう者と新型コロナウイルス感染症」について、世界盲ろう者連盟アジア地域代表 福島智さん、
 同地域コーディネーター 福田暁子さん、社会福祉法人 全国盲ろう者協会からの連名でおたよりが届いています。
 (長文ですので、抜粋してお知らせします)
  
 ~盲ろう者と支援者の皆さんへ(日本国内版)~

 家にいてください
 健康でいましょう
 誰かとつながっていましょう
 心配する必要はありません
 パニックになる必要はありません
 (イラスト;手洗いとマスク 2つのイラスト)

 新型コロナウイルスは、風邪に似ていますが、ひどくなると肺炎になります。
 効果的な治療法は、まだありません。でもあなたの行動によって予防できます。
 このウイルスは、人から人へと感染します。
 特に人混みの中で、咳をしたり、触ったり、近くに寄ったりして感染します。
 世界中にこのウイルスが広がっている状態、それがパンデミックです。
 たくさんのイベントが中止になりました。多くのお店やレストランが閉まっています。
 私たち盲ろう者は特殊な状況に置かれています。
 触らない、でも触らないと、他の人が近い距離にいないと生きていけません。

 盲ろう者をサポ―トする人に 6つのお願い
① 盲ろう者の権利を守るようお願いします。
② 支援をお願いします。
③ 行動記録(いつ、どこへ、誰と会ったか)をつけてください。
④ 通訳・介助員を証明できるものを携帯しましょう。
⑤ 健康で清潔でいましょう。
⑥ 予防をお願いします。


3ページ
 盲ろう者のみなさんへ 10のお願い
① 家にいてください。(イラスト:人さし指を立てた家の可愛いイラスト)
これが一番大事なことです。
② 清潔にしましょう。
普段より回数多く、石けんを使って流水で20秒を目安に洗ってください。
③ 健康でいましょう。
よく食べて、よく寝て、少しは運動しましょう。
④ 換気をしましょう。(イラスト:窓を開けて換気を矢印で表したイラスト)
時々窓を開けましょう。
⑤ お客さんは呼んではいけません。
パーティー(集会)はやめましょう。
⑥ 常に情報を得るようにしましょう。
可能ならICTを賢く使いましょう。
⑦ 直接会う人の数を減らしましょう。
政府や地域のお知らせを伝える為の通訳者訪問は、短時間ならOKです。
⑧ カードを準備しましょう。
盲ろう者(視覚と聴覚に障害があります)です。
通訳と移動支援が必要です。   
と書いたカードを準備します。
名前とコミュニケーション方法も書いてください。
知らない所に異動しなければならないとき、このカードは役に立ちます。
⑨ テレワークにしましょう。
可能ならば、家にいるままで仕事をしましょう。
⑩ 誰かとつながっていましょう。
状況が許せば、誰かと一緒にいましょう。


4ページ
 2020年度 役員紹介(イラスト:19人それぞれの似顔絵。しわもなくみんな若々しいです。)
 コロナの影響で、いまのところイベントは全くできない状態ですが、
 また楽しいイベントを企画して高知県の盲ろう者友の会を盛り上げていきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 会長  松澤 真弓
 副会長  高橋 万里、福重 君
 事務局  浪越 寿美子、岡村 保子、前田 龍一
 書記  吉川 絵巳子
 企画部  西村 信子、末松 澄江、細木 薫、 間﨑 美賀(旧姓 岩﨑)
 企画部(西部班)  畑中 淳子、仲野 まち子
 広報部  渡辺 美香、徳久 和恵
 会計  土居 純子、今村 りこ
 監査  政平 美登里、久保田 直子


5ページ
 毎号健康ネタをお届け 広報部 徳久和恵(イラスト:看護師姿の徳久さんの似顔絵)
 6月のテーマは肩凝りです (イラスト:肩を押さえて痛そうにしている女性のイラスト)          
         
 手話「新型コロナウィルス」は見慣れてしまいましたね。
 ステイホームで マスクを手作りしているという素晴らしい方達が居られると聞いて感動しています。
 運動不足になり、更に細かい作業で肩凝り、首凝りになっていませんか??

 肩凝りは運動不足や、マスク作成以外にもパソコンやスマホ、読書等で、長時間同じ姿勢を続ける事、
 その他の理由で、首から背中にかけて、僧帽筋等の筋肉が緊張して血行が悪くなった状態です。
 時々目や首を休めてストレッチしましょう。お風呂や温タオルでリラックスして温めるのもいいです。

 まずは、簡単なストレッチをやってみましょう。
① 両肩をグッと持ち上げてストンと落とす。
② 両肩を同側の手で軽くつかみぐるぐる回す。
次は、固まった首を前後左右に動かしましょう。
① 頭を左(右)に ゆっくり倒す 。反対の手は下方に力を入れて伸ばす。
物足りない人は同側の手で 軽く頭を押し10秒キープ。
② 脱力して頭を前に倒す(下を向く)。
物足りない人は頭の後に手を組んで載せ、重さを加え10秒キープ。
③ 顔が天井と平行になるイメージで上を向き10秒キープ。力は加えない。
これらの動作で手のしびれや、めまい 等が起こる人は中止してください。他にも色々あります。
① 水泳のクロール、背泳、バタフライの動きを組み合わせてゆっくり行う。
② ウォーキングの腕振り動作を大きく。
③ 両手を真っ直ぐ前に伸ばし肘を曲げながら肩甲骨を寄せるように平行に後方へ引く。
④ 顔の前で両肘を曲げてくっ付けそのまま上に挙げる。これらを自分に合わせて行う。

・対処法は沢山書籍も出ています。お気に入りを見つけて時々やってみて下さい。
・基本的に椅子に座ったまま行います。
免疫力アップ3条件、適度な運動、バランスの良い食事、質の良い睡眠を心がけ、元気にお会いしましょう。
  
おまけ「食材」  わさび、酢、オリーブオイル、焼きのり、アボカド、アーモンド、豚肉(ビタミンB 1、2 )等いいらしいです。
(イラスト:アボガドとアーモンド)


6ページ
 コロナ自粛で巣ごもり生活「おうちじかん」

 会員の方からたくさんの「手づくりマスク」をいただきました。
(写真:かわいいイラストのついたマスク、チェック柄や花柄など色とりどりのマスクをテーブルに並べて撮影したもの)
ステキな? かわいい♪ マスクがいっぱいです!
「私も欲しい!」という方、まだまだお分けできますので事務局までご連絡ください。
Tさん 温かいお心遣いを本当にありがとうございました。
 
 ~初めての手づくりマスク~
(写真2枚:1枚目は、ミシンの前に座って作業をする様子。
2枚目は、裁断された布と出来上がったマスク、作業する手元を写した写真)
マスク不足で需要の高まった布マスク。 
手づくりされた方も多いのではないでしょうか? 
立体マスクのこのカーブ・・・ 難しいんですよねぇ。


7ページ
 ~えんどう豆スープ つくりました!~
(写真2枚:1枚目は、さやから出したエンドウ豆をボールに入れた写真。
2枚目は、カップに注いだエンドウ豆スープとしめじを使ったお料理が1品お洒落なお皿に盛られている写真)
えんどう豆でスープを作られたそうです。
おうちにいる時間があるからこそ、こんな手間のかかりそうなスープもつくれてしまうんですね。
ああ・・・飲んでみたい(≧▽≦)

 ~家庭菜園やってます~
(写真3枚:1枚目は、立派に育ったきゅうり。2枚目は、まだ青いトマトが数個実ってる写真。
3枚目は、ナスの花が咲いている様子の写真))
きゅうりになす、トマトにいちご、ブルーベリーも栽培されているそうです。
おひさまの日差しをいっぱい浴びて大きくなる野菜たち。
これから梅雨の季節の雨もお野菜たちの味方になるでしょうか。
おおきくな~れ!


8ページ
 間﨑美賀さん ご結婚 おめでとうございます
(イラスト:花束と結婚指輪のイラスト)
新役員の間﨑美賀さん(旧姓:岩﨑さん)がご結婚されました。
コロナの話題ばかりで心が暗く重いなか、とても明るくハッピー♪なお知らせをありがとうございます。
どうか末永くお幸せに。 そして、友の会とも末長くよろしくお願いしますm(__)m

訂正とお詫び
総会資料 P.8の新役員(案)の中で、岩﨑美賀さんのお名前に誤りがありました。(誤→美香)
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。ここに深くお詫びし、訂正させていただきます。(広報部 渡辺)

 お問い合わせ・連絡先(事務局)
 浪越 寿美子(イラスト:浪越さんの似顔絵)           
〒781-0815  高知市二葉町13-17             
TEL/FAX 088-884-3794
 岡村 保子(イラスト:岡村さんの似顔絵)  
〒780-0965  高知市福井町1796-1
TEL 088-825-0032
 前田 龍一(イラスト:前田さんの似顔絵)  
携帯 090-4335-1842
メールアドレス tosatuko26@yahoo.co.jp
   
 高知県盲ろう者友の会ホームページ 
https://kochikendb.jimdofree.com/

   
 編集後記(イラスト:渡辺の似顔絵)
 春から初夏へと移りゆく季節は、コロナウイルスに支配され、美しい満開の桜さえ見に行くことができませんでした。
 東京都の小池都知事は「来年も桜は咲きます」とおっしゃっていましたが、やはり桜の木の下で・・・
 お花見弁当を食べたかったですね。 春をのんびり感じたかったですね。
 コロナの影響で、友の会のイベントは中止となり、通信発行も危ぶまれましたが、
 会員の皆様から投稿写真等お寄せいただき、
 何とかいつも通りに発行することができました。 ご協力いただき本当にありがとうございます。 
 暑い季節になりますね。 マスク生活は、まだ当分続きそうです。皆様、どうかくれぐれもご自愛くださいませ。
 友の会通信へのご意見・ご感想など、是非、お寄せ下さい。
 コロナ自粛の巣ごもり生活の中で、見つけた趣味などございませんか?
 その様子などもお知らせいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
 広報部 渡辺美香  mika.w.06.30@gmail.com
       
 2020年6月 テキスト版 おわり  


2020年3月1日 友の会通信3月号
高知県盲ろう者友の会通信(テキスト版)
~やさしさは手から手へ~
〒781-5106高知市介良乙1155-9
会長 高橋 万里 


1ページ
※今号は総会出欠はがき同封のため、メール配信で読んでいただいている
会員の皆様にも郵送でお送りします。

総会・交流会のご案内
2020年度の総会を下記日程で開催いたします。
総会日時:4月26日(日) 13:00~
場所 :高知市保健福祉センター(高知市塩田町18-10)
※正会員の皆さまにはハガキを同封しました。
出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

総会終了後~16:00まで交流会も開催します
※どなたでも参加できます。
皆様お誘い合わせのうえ、是非ご参加ください。

~会員継続のお願い~
盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様からのご支援・ご協力が必要です。
2020年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

振込先: ゆうちょ銀行 1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会
年会費・・・正会員 2000円 (家族会員 1000円)
                               賛助会員 1口 1000円 
                               団体会員 1口 5000円

1ページ イラスト説明
総会・交流会のあんない枠にコーヒーカップのイラストを入れました。


2ページ
2020年1月19日 学習会&新年会を開催しました
1月19日(日)14:00~17:00下知コミュニティセンターで、学習会を開催しました。
参加者は22人(うち、盲ろう者は2人)でした。
 
前半は、講師に岡村保子さんをお迎えし,同行援護について教えていただきました。
同行援護とは…視覚障害があって、単独で外出することが困難な方のために、
有資格者(視覚障がい者ガイドヘルパー)が必要な視覚的情報支援(代筆・代読含む)や
移動援護を行なえるサービスのことです。   
  
同行援護を利用するためには…
① 利用者が居住地の福祉課に申請する
②  簡単な認定の聞き取りがある
③  月単位で利用時間数が支給される
④  事業所と契約後サービス開始となる

同行援護は、基本(基礎学習)+応用力(経験)が大切で、特に経験がとても重要になります。
例えば、階段の上り下りの時や段差がある場合も音声で伝えなければなりません。
特に段差は、どれくらいの高さ(何㎝)なのか目視で情報伝達する必要があり、
経験を積み重ねなければできない支援だと思います。
一方で、移動援護できないこともお聞きしました。通勤・通学・営業や宗教活動、
長期の外出などにはサービスを利用できないそうです。
岡村さんの講義の後、高橋会長から盲ろう者向け同行援護についてお話がありました。
平成2018年から「盲ろう者向け通訳介助員養成研修」を受講し、修了すれば、
同行援護もできるようになっていますが、それも2021年3月までの暫定的な措置で、
以後は資格がなければ盲ろう者の同行援護はできなくなります。
現在、東京、大阪、兵庫、広島の4都県で友の会が事業所運営をはじめました。
今後、高知も事業所設立を視野に入れ、検討することが必要になるかもしれません。

後半は、高橋会長の手話表現の読み取り学習をしました。
問題は3問で、1問目はお正月の話題で、1月2日、3日に放映される箱根駅伝を観たというお話でした。
2問目は、娘さんが飼っている猫の名前が「むぎちゃん」で、どうしてその名前になったのか由来を話してくれました。
3問目は、お正月にお餅を食べ過ぎて太ってしまったというお話でした。
「戻すには努力が必要!みなさんはどうですか?」という高橋会長からの問いかけに
参加者は断片的に読み取れる手話単語をつなぎ合わせて、頭の中をフル回転!
しかめっ面も答え合わせでみんな笑顔になる(^○^)とっても楽しい勉強会でした。
  
2ページ 写真3枚掲載
1枚目 会場を後方から撮影しました。中央に岡村さんがいて、参加者は後姿だけです。
2枚目 会場を斜め後方から撮影しました。参加者は資料を見つめながら真剣に講義を聞いています。
3枚目 高橋会長が手話表現をされている場面です。隣に写る通訳介助は、畑中さんと吉川さんでした。


3ページ
2020年友の会新年会
会場を高知プリンスホテルに移し、午後6時~新年会を開催しました。
参加者18人(うち、盲ろう者2人)の皆さんと一緒に美味しい料理を食べて、ゲームをしたり
「パプリカ」や「しばてん踊り」を踊ったり楽しいひとときを過ごしました。
 
(歌詞)パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に 種を蒔こう 
ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせ あなたにとどけ

2020年も皆様が健康でしあわせな時間を過ごせる一年でありますように・・・
そして、高知県盲ろう者友の会を今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

3ページ 写真16枚掲載
1枚目から6枚目まではお料理の写真です。
天ぷら、メインのお肉、炊き込みご飯にお味噌汁、デザートにコーヒーまで、
参加していたIさんがとても美味しそうに撮影してくれました。
7枚目 高橋会長と藤本さんが会話している様子です。
8枚目 西村さん、今村さん、浪越さん、藤本さんがカメラに向かって笑顔の写真です。
9枚目 松澤副会長、末松さん、西村さんがしばてん踊りを披露している様子です。
10枚目から12枚目まではパプリカという曲に合わせてダンスする様子です。
みんなノリノリで踊っています。とても楽しそうです。
13枚目と14枚目は盲ろうじゃんけんをしている様子です。
高橋会長と松沢副会長はチョキとチョキであいこだったのかな?
小﨑さんはパーで負けたようです。
15枚目 アイビーさんが眠ったハッピーちゃんを抱っこしている様子です。
16枚目 可愛いワンピースを着て一人で立ってカメラ目線の可愛いハッピーちゃんの写真です。
「1歳になったよ」と吹き出しもつけました。


4ページ 
~コミュニケーションを支援するという活動~
高知県に登録している盲ろう者の方々は、全く見えない、全く聞こえない、ぼんやり見える、
明暗がわかる程度、聴力が残っている・・・など10人いれば10通りのコミュニケーション方法が必要です。
盲ろう者とのコミュニケーションは非常に難しく、対話にも想像以上の時間が必要となります。
日高村にある静幸苑(聴覚障害者養護老人ホーム)には、現在4人の盲ろう者が入所されています。
日常的に当事者からのいろんな要望があっても施設の多忙なスケジュールの中では、
十分な時間確保や個別のケアは難しい状況ではないかということで、その支援のための活動を開始しました。
この日は、1階の地域交流ルームでコーヒーを飲みながらお菓子を食べて、
おしゃべりを楽しみ(写真は、1月末の様子です)ました。
月に一度、ショッピンク゛支援でお会いすることがある皆さんですが、買物という限られた時間の中で、
ゆっくりお話しすることもできず、担当も変わってしまうため、なかなかスムーズな意思疎通は出来ないというのが現状です。
Sさん(女性)は、「美容院に行きたいけど、パーマのロットが痛くてイヤなのよ・・・」というお悩み相談中。
Mさん(女性)は、通訳介助のTさんと手のひら書きで何やら楽しそうにおしゃべりしています。
Hさん(女性)は、「コーヒーも飲んだしそろそろ部屋に帰るわ」ということで、写真を1枚撮らせてもらいました。
Mさん(男性)は、両腕、手指を器用に使って高知の地形を、土佐清水から四万十、高知、室戸というふうに
地名を教えてくれていました。
その中で、何度も「お酒」の手話表現をされるので頭の中で(???)がいっぱいになっていた私・・・。
施設職員のIさんが「それは高知っていう意味ですよ」と教えてくれました。
高知は酒飲みが多いから「お酒=高知」の手話を使う方もいるんですね。
この活動には「情報共有」できるというメリットもあるんですねぇ♪
お時間のある時に、できる範囲で皆さんにもこの活動にご参加いただければ幸いです。
よろしくお願いいたしますm(__)m

4ページ 写真6枚掲載  
1枚目 佐藤さんが今村さんの手を取って何か話しています。
それを見つめる浪越さんの隣には眞鍋さんが座っています。
2枚目 佐藤さんとイスに腰かけた徳久さんが楽しくお話ししています。
3枚目 嬉しそうな笑顔の眞鍋さんと徳久さんがおしゃべりしている様子です。
どんなお話ししているのか知りたくなるような笑顔の写真です。
4枚目 浜崎さんと渡辺の写真です。浜崎さんは早くお部屋に帰りたい・・・って顔をされています。
5枚目 宮上さんの手を持つ徳久さんの写真です。徳久さんは腰をかがめて話を聞いています。
その様子を笑顔で見つめるマスク姿の浪越さんも写っています。
6枚目 宮上さんと渡辺写真です。渡辺が一生懸命伝えようとしているけど、
恐らく伝わっていない・・・そんな様子の写真です。


5ぺージ(記事の合間にイラストの説明を入れます)
諸説あり  毎号健康ネタをお届け
腸活で免疫アップ
広報部 徳久和恵(イラスト:看護師姿の徳久さんの似顔絵)

腸が元気なら身体も元気と言われています。
免疫細胞の70%は小腸にあるという説があります。
腸活で免疫力を上げてウイルスなんて跳ね返しましょう。
         
よく腸内フローラと言われてる腸内細菌のバランスは、
○善玉菌ー悪玉菌が増えるのを防ぐ、病気に罹りにくくする、コレステロールや毒素を
外に出す等の働きがあり、乳酸菌、ビフィズス菌等があります。
○悪玉菌ー肉の蛋白質や脂肪が大好きで、これらを腐らせて害のある物質をつくる、
ウェルシュ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などがあります。
○日和見菌ー優勢な方に加勢する、善玉菌の味方になって欲しい菌です。
これらの細菌が「2:1:7」の割合で存在するのがベストと言われています。
このバランスは、食生活や生活習慣、ストレス、老化などによっても変化します。
○善玉菌を含む食材には、ヨーグルト、ぬか漬け、味噌、納豆、キムチ、チーズ、甘酒等の発酵食品があります。
○善玉菌の餌になり、応援団として食物繊維、オリゴ糖などを一緒に摂ることが大切です。
○食物繊維には、糖の吸収を緩やかにし、有害な物をからめとって外に出す働きをする
水溶性と、水分を取り込み、便の量を増やし、腸を刺激して動かし、便通を促す働きの不溶性があります。
○海藻、果物、麦類、穀物、野菜、豆類、茸などバランスよく食べましょう。

身体に良い食品「まごわやさしい」を参考にしてみてください。
ま (豆類→枝豆のイラスト)
ご(ゴマ→袋入りのゴマのイラスト)
わ(ワカメ海藻→海の中のわかめのイラスト)
や(野菜果物→すいか、にんじん、キャベツ、かぼちゃ、大根など色とりどりの野菜のイラスト)
さ(魚類→カツオのイラスト)
し(シイタケ茸類→しいたけのイラスト)
い(芋類→じゃがいも、サツマイモのイラスト)
体を動かし、よく寝て、楽しく過ごすのが一番のクスリかも知れません。

ワンポイントアドバイス  新型コロナウイルス(COVID-19)
今は飛沫感染と言われています。咳やくしゃみで飛んだしぶきを、直接浴びたり、
しぶきの付着した手すりやドアノブ等に触った手から口に入るのが危険なので、とにかく、きちんとマメに手洗いをしてください。 
そして、その後、手を乾かしてからのアルコール消毒はさらに有効のようです。
汚れた手で口回りだけでなく、顔全体も触らないことも大切ですね。
マスクも完璧でないにしろキチンと着ければ効果が期待できます。


6ページ(記事の合間に写真とイラストの説明を入れます)
~お知らせ~
2月11日 イエローレシート交流会中止
1月末にイオンより「2月のイエローレシートの呼びかけを中止にする」お知らせが届いたため、
10:00~の交流会も中止の決定をさせていただきました。
冬場は、予想できない感染症の流行によりイベントが中止になる場合も多くありますね。
交流会を楽しみにしてくださっていた皆さま申し訳ございませんでした。


スマイルレシートご協力のお礼
担当:土居 純子(イラスト:土居さんの似顔絵)
いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。
会社で・・・個人で・・・集めていただいたレシートの2019年度還元金は、
合計で7万円くらいの金額となりました。
その資金は、友の会の活動費として、年に数回行われる交流会や、
その他イベントの消耗品等の購入費用として幅広く活用させていただいております。
皆様からのご支援に心より感謝申し上げます。
これからも、エースワン、エーマックスでお買い物された際には、ご協力よろしくお願いいたします。
 
企画部より(イラスト:西村さん、久保田直子さん、畑中さん、岡村さん、末松さんの似顔絵)
来年度も楽しい企画をご用意して、皆さんと一緒に交流を楽しみたいと思っています。
4月26日(日)総会後の交流会や6月21日(日)には宿毛で西部交流会も予定しています。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。


指点字学習会のお知らせ
日   3月15日(日)  4月19日(日)   
時   13:30~15:30
場所  下知コミュニティセンター       
来年度も引き続き指点字学習会を開催します。
の~んびりしていて自分のペースで始められる勉強会です。
どうぞお気軽にご参加ください。
(写真4枚掲載)
1枚目 中央に白いニットの帽子を被った松沢副会長、左側に西村さん、
右側に吉川さんの休憩中スリーショット。りんごを食べながらお喋りタイムの写真です。
2枚目 土居さんと西村さんが指点字中の様子を写した写真です。
3枚目 藤本さんがパソコンで点字練習する様子の写真です。
4枚目 山本さんの隣で土居さんがブリスタを練習している写真です。


7ページ
長助さん安らかに・・・
令和2年1月4日、盲ろう当事者で高知県の盲ろう者支援のきっかけとなってくださった
川越長助さんがご逝去されました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
 
長助さんは、いつも冗談を言って周りを楽しませてくれる方でした。
昨年12月末、最後となってしまったショッピングではステーキを食べたいとおっしゃっていたそうです。
しかし、スーパーの店内にステーキを食べられるお店はなく、お好み焼き店での食事をおすすめしたのですが、
それは「いやだ」と言われてしまいました。
それじゃあ、お寿司ならどう?というと「それでいい!」ということになり、巻き寿司を買って食べられたそうです。
中巻きを一本ペロリと平らげるほどの食欲だったと…通訳介助を担当されたNさんにお聞きしました。
長助さんは手話表現も素晴らしかったですね。
友の会の交流会で、室戸の市場での競りの様子を話して下さったことがありました。
漁師が釣って~♪から始まり、市場の競りの様子を詳細に表すその表現力は圧巻でした。
まずは、市場に並べられた魚に番号を書いた紙を貼る。
車でお店へ持っていき、次は魚をさばいて店頭からお客さんへ。
閉店後の売れ残りは家に持ち帰り家族の食卓へ…という流れを見事な手話と身振りで表現してくださいました。
動画を撮って残せなかったことが残念と会場にいた誰もが思ったことでした。
もう一度、見せていただきたかったです。
静幸苑でも「長助さんはサックスやギターをエア演奏するのが得意でした」と、職員のIさんが教えてくれました。
本当にサックスやギターが見えるかのような演奏でしたと、
その様子をとても楽しそうに…少し寂しそうに…お話してくれました。
長助さんは、同行する二人の通訳介助者にいつも
「私は水戸黄門で助さんと格さんやー!」と言って印籠を出す真似をしたそうです。
確かに長助さんは高知の黄門様的存在だったのかもしれません。
通訳介助者を頼れる2人の味方として、心強く思って下さっていたのでしょうか…。
長助さん…  今まで本当にありがとうございました。
これからもずっと… 高知県盲ろう者友の会の私たちを見守っていてください。

7ページ 写真6枚掲載
1枚目 静幸苑祭りの一枚で長助さんが赤いレイを首からかけて戸梶さんと寄り添っている写真です。
後ろには弟さんご夫婦が写っています。
2枚目 いちご狩りに行ったときの写真で、浪越さんの隣で大爆笑している長助さんです。
こちらまでつられて笑ってしまうくらい楽しそうな笑顔です。
3枚目 風船を使ったイベントがあったのでしょうか?長助さんも黄色の風船を持っています。
4枚目 節分で鬼の角がついたアフロヘアのかつらをかぶった長助さんです。
誰かにほっぺをつんつんされてます。とっても可愛くて似合ってます。
5枚目 令和という文字の書かれた紙が入った額縁をもってハイポーズ!の一枚です。令和記念の写真ですね。
6枚目 車椅子に座って満面の笑みを浮かべる長助さんの写真です。
とっても楽しいことが起きていたのでしょう。


8ぺージ(記事の合間に写真とイラストの説明を入れます)
高知県立のいち動物園 「さわる動物園」開催 
~触れる・感じる・楽しむ~
日時  令和2年3月7日(土) 11時~15時
場所  どうぶつ科学館、こども動物園
対象  視覚に障がいがある方、すべての来園者対象
参加申し込み不要(入園料が必要です)
●障がい者手帳があれば、本人および介助者が無料になります。
●盲導犬を連れて行かれる方は事前に連絡を・・・
さわる動物園係 0887-56-3509(電話)
(枠内にペンギンのイラストを掲載)

お問い合わせ・連絡先(事務局)
浪越 寿美子(イラスト:浪越さんの似顔絵)           
〒781-0815  高知市二葉町13-17             
TEL/FAX 088-884-3794           
   
高知県盲ろう者友の会ホームページ 
https://kochikendb.jimdofree.com/

編集後記
今号は、川越長助さんご逝去のお知らせをすることになってしまいました。
編集作業を進めながら何度も寂しい気持ちになり中断・・・。
でも、長助さんの楽しそうな笑顔と一緒に写る人たちの笑顔に励まされ、
無事作業を終えることができました。
    
早いもので、今年もまた総会の季節がやってきます。 
暖冬の今春は桜の開花も早まるでしょうか。
また、交流会では皆さんと一緒に楽しい美味しいひとときを過ごせますように・・・。
2020年度もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、下記アドレスまでお寄せください。
日常の些細なできごと、近況報告、ペットの写真など投稿記事も大歓迎です? お待ちしております。
                    
追記:昨年の春、Iさんに教えてもらった仁淀川沿いの光景です。
桜の花が満開だったこともあって、それは見事な桜並木でした。
今年ももうすぐ見頃を迎えるさくら・・・。場所は土佐和紙工芸村くらうどの近くです。
風が気持ちいい季節のランチドライブにいかがですか?

(渡辺の似顔絵イラスト掲載)
(写真・仁淀川沿いの桜並木)         

編集担当 渡辺 美香 メールアドレス(mika.w.06.30@gmail.com)

友の会通信 テキスト版 おわり


 2019年12月10日
   高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版
 ~やさしさは手から手へ~      
 〒781-5106高知市介良乙1155-9    
 会長 高橋 万里 

P.1
 2019年度 高知県盲ろう者向け通訳・介助員養成研修
オーテピア内の高知声と点字の図書館会議室等を会場に
9月22日(日)から計7回に渡って2019年度 通訳・介助員
養成研修が開催されました。その様子を少しご紹介します。

最後の研修は「通訳介助実習」ということで、実際に盲ろう者の
方々とコミュニケーション実習に挑んだ受講者のみなさん。
手話、音声、手書き、触手話など、研修の成果を存分に発揮して、
楽しく交流されたことと思います。
今後は、通訳・介助の現場で、みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。
交流会、学習会などにも是非!ご参加下さいね。心よりお待ちしています。
                        
現任研修合同の講義では3人の盲ろう講師の方々からお話を聞きました。

1ページ 写真説明
このページには16枚の写真(養成研修)を掲載しました。
1枚目:円座になって高橋会長と渡辺さんが受講生の皆さんと会話している様子
2枚目:受講生がペアになって盲ろう状態の人にお弁当の説明をしている様子
3枚目:受講生がペアになって盲ろう状態の人に手のひら書きで何かを伝えている様子
4枚目:受講生がペアになって盲ろう状態の人が通訳介助者の人に手のひら書きで
          何かを伝えている様子
5枚目:受講生がペアになって、屋外で通訳介助実習をしている様子
6枚目:受講生がペアになって、屋外で階段の上りを練習している様子
7枚目:移動実習のあと、グループごとに分かれて振り返りをしている様子
8枚目:移動実習のとき、渡辺さんが受講生と一緒に日曜市のいも天屋さんに並んで楽しそうに
     会話している様子
9枚目:通訳介助実習で、高橋会長と受講生がお菓子を食べながらにこやかに話している様子
10枚目:通訳介助実習で、松沢副会長が受講生と笑顔で話している様子
11枚目:通訳介助実習で、宮上さんが受講生と真剣な顔つきで話している様子
12枚目:通訳介助実習で、眞鍋さんが受講生に手のひら書きで何かを伝えている様子
13枚目:通訳介助実習で、山岡さんが受講生の名札を手に名前を確認している様子
14枚目:現任研修合同の講義で、高橋会長がお話しされている様子。隣に窪田さんも写っています。  
15枚目:現任研修合同の講義で、マスク姿の松沢副会長がお話しされている様子。
     隣に吉川さんも写っています。
16枚目:現任研修合同の講義で、渡辺さんがパワーポイントを使いながらお話しされている様子


P.2
  ~秋の交流会開催~
11月23日(土)「土佐和紙工芸村くらうど」で、
手すき和紙体験&交流会を開催しました。
参加者は33人(うち盲ろう者8人)、とっても賑やかな交流会になりました。
 
まずは、手すき体験の様子からご紹介します。
1度の手すき和紙体験で8枚のハガキが作れます。
まずは・・・原料が入っている桶の中で、簀桁(すけた)を
前後左右に揺すって漉きます。ハガキの形ができたら、
つぎは好きな花や草木をのせて飾り付け!
この作業がみなさんとても楽しそうでした。
手すき体験したハガキは、美味しいお料理を食べている間に完成。
世界にひとつだけの「和紙ハガキ」はどれもステキな作品ばかりでした。
参加された方々の全作品を紹介できなくてごめんなさい。
撮影にご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
こんなハガキでお手紙もらったら感動しますね・・・。

2ページ 写真説明  
このページには、10枚の写真を掲載しました。
1枚目:漉いた和紙の水気をきっている様子。山岡さん、徳久さんも
    一生懸命作っています。
2枚目:眞鍋さんが吉川さんと一緒に桶の中で手すきをしている様子
     とても楽しそうです。
3枚目:山岡さんが、ハガキに飾り付けをしている様子
     色とりどりの花を飾っています。
4枚目:藤本さんが、ハガキに飾り付けをしている様子
     もみじや花をバランスよく飾っています。
5枚目:尾﨑さんが、ハガキに飾り付けをしている様子
     カメラ目線で写真撮影に応じてくれました。
6枚目:渡辺さん、藤本さんが漉いた和紙の水気をきっている様子
     (これでいいのかな?)戸惑いの表情です。
7枚目:小﨑さんが、ハガキに飾り付けをしている様子。
     文字を書けるように工夫して上下左右の端に草花を飾っています。
8枚目~10枚目:3人の方の作品を紹介しました。
     ピンクや黄色に緑、自然の草花を押し花にしたような素敵なハガキに仕上がっています。


P.3
会場を広間に移し、つぎはランチ交流会の様子です。
気になるランチは・・・メインのお料理は、肉と魚から選ぶことができ、
また、主食もライスとパンの選択が可能でした。
(お料理の写真を撮り忘れる大失敗…お許し下さい(^-^;))
美味しい食事をいただきながらの交流会はみんな自然と笑顔になりますね。

友の会のアイドル、ハッピーちゃんは、もうすぐ1歳です。
今度は、よちよち歩きのちょ~かわいいハッピーちゃんを
撮れたらいいなぁと思います(^-^) ハッピーちゃんの周りでも♪ 
盲ろう者の皆さんの周りでも♪笑顔!笑顔!の交流会でした。
次回は、また来年。新年会&学習会でお会いしましょう!

3ページ 写真説明
このページには、11枚の写真を掲載しました。
1枚目:佐藤さん、渡辺さんがにこやかに触手話で話されている様子
     藤本さんも写っています。
2枚目:浜崎さんを真ん中に、畑中さん、土居さんが笑顔で写っています。
3枚目:渡辺さんを真ん中に、今村さん、高倉さんが笑顔で写っています。
4枚目:眞鍋さんを真ん中に、浪越さんと大笑いしている様子。吉川さんも写っています。
5枚目:水田さんを真ん中に、細木さん、井上さんが笑顔で写っています。
6枚目:山岡さん、松田さんがテーブルに向かって座っている様子
7枚目:佐藤さんと藤本さんが触手話でお話し中の様子。窪田さんも写っています。
8枚目:宮上さんを中心にピースサインの尾﨑さん、ぱあと手のひらを広げる岩村さん、
     後ろには水田さんの旦那さんが写っています。
9枚目:水田さんと宮上さんが向き合って両手をつなぎ顔の近くまで腕を上げている様子。
     水田さんとっても嬉しそうな表情です。
10枚目:ママに抱っこされたハッピーちゃんが小﨑さんの近くに寄って遊んでいる様子。
     小さな手を小﨑さんが持って顔の近くに寄せています。福重さんも写っています。
11枚目:参加者33人の集合写真です。みんな笑顔です。
     ハッピーちゃんは宮上さんと手をつないでいます。


P.4
  ~第25回中・四国盲ろう者大会(福山市)に参加しました~

11月30日(土)~12月1日(日)の2日間、広島県福山市で
中・四国盲ろう者大会が開催されました。
大会参加者は239名 (うち盲ろう者69名)
高知からの参加者は、 8名(うち盲ろう者3名)でした。

開会式の後、パフォーマンス大会があり、高知メンバーは
手拭いを被って「しばてん踊り」を披露しました。
参加者全員うまく踊れた? 踊れたと思う・・・ 踊れたはず!
山口県は21名参加の手話歌、鳥取県は昔話「鬼の島」を手話で。
広島県はダンス「UFO」、香川県は手話コーラス、島根県は自己紹介、
徳島県はフラダンス。愛媛県は、高橋理事長が「盲ろう者のシンボルとしての
紅白白杖についての近況報告」をされました。200人余りの方に
アンケートをいただいた結果、「盲ろう者のシンボルは必要か?」に対し
8割~9割の人が「必要」と回答し、「紅白白杖をどう思うか?」に対しては、
盲ろう者の64%が良いと回答したそうです。
持っている白杖に巻く赤いテープは¥350(郵送料込)で郵送販売もしているそうです。
最後は、岡山県で、手話劇「桃太郎福山に行く」でした。
次回の開催地は岡山ということで、手話劇披露の後は広島県から岡山県へ
引継式がありました。
 来年は、2020年11月21日~22日開催予定です。
 岡山駅近くだと言われていました。倉敷美観地区観光、
 児島のジーンズストラップ作りなどできるそうです。
 秋の紅葉シーズン!来年は是非ご一緒しませんか?

4ページ 写真説明
このページには、6枚の写真を掲載しました。
1枚目:中・四国大会の開場されたばかりの会場の写真です。着席者はほとんどいません。
2枚目:しばてん踊りを踊っている写真です。右から弘田さん、窪田さん、
     松沢副会長、徳久さん、椅子に座った眞鍋さんとその後ろに細木さん、渡辺親子です。
     チャッチャ~と肩をあげるペンギンポーズのナイスショット写真です。
3枚目:しばてんの手拭いを被った松沢副会長と徳久さんです。
     思わず笑ってしまいそうな一枚です。
4枚目:引継ぎ式の様子です。舞台の左側に広島の方、右側に岡山の方がいて
     代表の会長さんが握手をしています。岡山の方々は桃太郎の劇の衣装を着ていて、
     その中にはゆるキャラの桃太郎もいます。
5枚目:和太鼓の演奏風景です。てんてこまいの皆さんの衣装は黒、
     バチさばきもダイナミックでかっこいいです。
6枚目:歓迎パーティーのお料理(前菜)の写真です。
     白い小さめのお皿に3種類のお料理が3つ盛りつけられた彩りもきれいな写真です。


P.5 
18:30~はお楽しみの歓迎パーティーでした。
まずは…和太鼓演奏。大会のオープニングセレモニーでも見事な演奏を
披露してくださった天手鼓舞(広島市中途失聴・難聴協会文化部)の皆さんの
新曲披露。実はこの和太鼓、体験コーナーも あったんです。
高知の盲ろう者のみなさんもしっかり 体験してきましたよ~。その様子は次ページに♪
お料理もおいしく豪華で しかも飲み放題でした。次から次へと出てくるお料理に
もったいない… もったいないで、ついつい食べ過ぎた大満足のディナーでした。

(左写真)「太鼓は叩いたことありますか?」「ないです」
和太鼓奏者(難聴者)の男性が眞鍋さんに手のひら書きで問いかけると、
その質問に手話で応える眞鍋さん。
コミュニケーション成立ですね(^^) 伝えたい心がそこにある…
それが1番大切なのだと気づかされます。

パーティーの終盤では、広島県のパフオーマンスのダンス「UFO」が
再度披露され、会場にいる全員で踊りました。
眞鍋さんもノリノリで楽しそうでした(^○^)
  
~参加した方から感想をいただきました~
盲ろう者の皆さんからは…
●お料理はとても美味しくて、お腹いっぱいです。
●太鼓を叩いたのは初めての経験でした。
●パフォーマンス大会の桃太郎劇が面白かったです。

盲ろう者向け通訳・介助員養成研修受講者の方からは…
和太鼓演奏のとき、色んな通訳方法があって驚きました。
肩をトントン叩く人や、盲ろう者の指を持ってリズムを取っている人もいて、
盲ろう者に対する通訳・介助は 一人ひとりそれぞれ違ったやり方で
なければならないと 大会に参加して、さらに実感することができました。 
   
翌日(12月1日)は福山市の「鞆の浦」を観光しました。
江戸時代から続く古い町並み…。美しい弧を描く湾の奥に立つ常夜燈。
朝鮮通信使の迎賓館・宿舎として使われた対潮楼。
そこには、龍馬伝さながらの時代風景が遺されていました。
福山旅行の締めは・・・パーキングエリアで広島名物のお好み焼きを食べました。
満足♪満腹♪の旅でした。  
  
5ページ 写真説明
このページには、10枚の写真を掲載しました。
1枚目:眞鍋さんと和太鼓奏者のかたの会話シーン。
     手のひらを広げて手話で「ない」を表現しています。
2枚目:渡辺さんが和太鼓を叩いている様子。楽しそうです。
3枚目:松沢さんが和太鼓を叩いている様子。笑顔の徳久さんが隣で見ています。
4枚目:眞鍋さんと1枚目に写っていた同じ和太鼓奏者の方がカメラに向かって
     ポーズを決めた写真です。眞鍋さんの左手と奏者の右手はつないでいて、
     奏者の方は左手にバチをもって決めポーズ!
5枚目:「UFO」の音楽に合わせて、細木さんとイスに座った松沢副会長が手を取り合って
     一緒に踊っている写真です。
6枚目:「UFO」の音楽に合わせて、窪田さんと椅子に座った眞鍋さんが
     手を取り合ってノリノリで踊っている写真です。
7枚目:眞鍋さんが鳥取県の方と交流している写真です。楽しそうな表情です。
8枚目:鞆の浦観光。常夜燈の前で右から眞鍋さん、松沢副会長、
     渡辺さんのスリーショットです。
9枚目:鞆の浦観光。対潮楼(たいちょうろう)の建物前でスリーショット写真。左から眞鍋さん、
     松沢副会長、渡辺さん。
10枚目:防波堤をバックに6人の記念撮影。左から細木さん、眞鍋さん、渡辺優香さん、
     松沢副会長、徳久さん、渡辺。

P.6
 毎号「健康ネタ」をお届け! 広報部 徳久和恵 
今回は睡眠です。(イラスト:看護師姿の徳久さんの似顔絵)
ぐっすり眠れた朝は心身共にリセットされますね?
時に寝つけなくて羊を数えたことはないですか?
そんな時は、焦らずそのうち眠れる…、今日ダメなら明日…、と
考えて脳をリラックスさせて下さい。
(イラスト:帽子を被って布団に入りぐっすり眠っている女の子)
  
~よい睡眠の効果は~(イラスト:枠内に気持ちよく目覚めて両手をあげる女の子)
① 自律神経を安定させる。
  自律神経は、内臓、血管などの働きをコントロールし、体内の環境を整える神経で、
すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しています。
  自律神経には、交感神経(昼間優位な活動を高める神経)と
副交感神経(夜優位な安静時の神経)があります。
② 成長ホルモンが、入眠後3時間の間に分泌される
  成長ホルモンは、細胞や筋肉、神経の修復再生、疲労回復させます。       
③ 免疫力を上げる
④ 癌のリスクを下げる
⑤ 認知症予防
⑥ 脂肪燃焼
等々、入眠して最初に現れるノンレム睡眠と言われる深い眠りがとても大切です。

~よい睡眠の為に~(イラスト:帽子を被って布団に入り、笑顔の寝顔の女の子)
① 入浴は寝る60分~90分前に!
  38度~40度にゆっくり浸かると手足から熱が放出され、身体の深部熱が下がって眠くなる。
② 食事は3時間位前には済ます。
③ スマホ等電子機器は1時間前には止める。
④ 寝る時間を大体一定にして、朝は太陽光を浴び、体内時計を整える。
⑤ カフェインの苦手な人は3、4時間前から控える。
⑥ 散歩等の有酸素運動。
⑦ 布団に入ってから軽くエクササイズ
  真っ直ぐ上向きで足の親指を重ね、両手を「ウーン」と上に伸ばす。
  両手首、足首をゆっくり上下させ血行を良くする。
⑧ 深呼吸で自律神経を安定させる
  鼻から5~8 秒かけて吸い、倍くらいかけて口から吐く
⑨ 昼寝はPM3時迄に30分程度をめどに
⑩ 寝酒より白湯や ホットミルク、カモミールの方が有効。ラベンダーリラックス効果。
 
 注意? 全く眠れないと思う日が何日も続く、就寝中呼吸が何度も止まる等の場合は診察を!


P.7
~交流会等のお知らせ~

新年会&学習会のご案内(いらすと:枠内にノートと鉛筆)
2020年1月19日(日)に学習会と新年会を予定しています。
詳細は決まり次第お知らせいたします。

イオン幸せの黄色いレシート交流会(イラスト:枠内にレシートと小銭)
毎年恒例となっておりますイエローレシート交流会を
2020年2月11日(火)の祝日に予定しております。
詳細は決まり次第お知らせいたします。

指点字学習会のお知らせ
(イラスト:枠内に相手の手の甲に通訳者が手のひらを重ねる指点字の様子)
12月15日(日)13:30~15:30
2020年1月12日13:30~15:30
2月9日(日)13:30~15:30
場所  下知コミュニティセンター
(日時等変更になる場合があります)

7ページ 写真説明
指点字学習会の枠内に2枚の写真を掲載しました。
1枚目:長机を口の字に設置して11人が参加した時の写真です。
     中央奥には松沢副会長と吉川さんが座っています。
2枚目:末松さんと岡村さんが指点字の実践中。お二人ともとても楽しそうです。


P.8
「NET118」ってご存知ですか?(イラスト:枠内にカラフルな画面のスマートフォン)
聴覚や発話に障がいがあると、海での事件や事故を
海上保安庁へ通報するのは大変ですよね。
そんな緊急時に、スマートフォン等の入力操作により、
インターネットを使用して素早く通報できるシステムのことで、
2019年11月1日から運用が始まっています。
 
費用は無料ですが、事前の利用者登録が必要になります。
詳細は下記サイトからご確認ください。
          
海上保安庁HP
 https://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/post-678.html 


お問い合わせ・連絡先(事務局)

 浪越 寿美子(イラスト:友の会の緑のポロシャツを着た浪越さんの似顔絵)          
〒781-0815           
高知市二葉町13-17             
TEL/FAX 088-884-3794           
    
窪田 博子(イラスト:友の会の緑のポロシャツを着た窪田さんの似顔絵)  
〒780-0916
高知市城北町7-2-5 
TEL 080-6504-2562

高知県盲ろう者友の会ホームページ
 https://kochikendb.jimdo.com/
    
    
 編集後記(イラスト:友の会の緑のポロシャツを着た渡辺)
みなさんにとって、令和元年はどんな1年でしたか? 
今年も残すところわずかとなりました。
4月の総会後の交流会から友の会の行事も盛りだくさんで
どの行事も盲ろう者のみなさんと一緒に笑顔いっぱいの
楽しい時間を過ごすことができました。
年が明けると、さっそく新年会も予定されていますよ(^^) 
またみなさんと一緒に楽しいひとときを過ごせますように・・・。
来年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、
下記アドレスまでお寄せください。
日常の些細なできごと、近況報告、ペットの写真など投稿記事も大歓迎です?
お待ちしております。
                    
編集担当 渡辺 美香
メールアドレス mika.w.06.30@gmail.com


友の会通信 12月 テキスト版 おわり

 


2019年9月1日
 高知県盲ろう者友の会通信   ~やさしさは手から手へ~ 
〒781-5106高知市介良乙1155-9
    会長 高橋 万里 

P.1
 指点字学習会(月1回)がはじまりました
6月9日(日)13:30~下知コミュニティセンターで、第1回 指点字学習会を開催しました。
参加者は16名(うち盲ろう者 2名)で、松沢副会長から点字の基礎になる「あ・い・う・え・お」の
打ち方を教えていただきました。
その後、「か・き・く・け・こ」「さ・し・す・せ・そ」まで練習し、あ行、か行、さ行を使った単語を作り
打つ練習、そして、二人組になって実際に指に点字を打つ練習もしました。
  
点字の50音を覚えるまでが難しいですが、焦らず、のんびり、楽しく学んでいけたらいいですね。
最後に「手のひらを太陽に」を手話で大合唱して学習会を終了しました。
指点字の学習会なのになぜ? 手話歌??? と思われる方もいらっしゃるでしょう。
その理由は・・・次ページの西部交流会に向けての練習でした(笑)
  
P.1 写真、イラスト説明(2枚の写真とイラストを掲載しました)
1枚目 下知コミュニティセンターの会議室で、松沢副会長が点字の説明をして下さっている様子
     15人の参加者は真剣に手元にある資料などをみています 
2枚目 手話で「手のひらを太陽に」を歌っている様子。みんな楽しそうです。
イラスト 胸の前で手を組み、歌っているような女性のイラストと、吹き出しの中には
     「ぼ~くらはみんな~♪ い~きているぅ て~のひらを~ 太陽に~」
     という歌詞を入れました。
 

P.2
 今年も宿毛で「西部交流会」を開催しました。6月23日(日)宿毛のスワロー会館で、
西部交流会を開催しました。高知からは、2台のバスをチャーターして、5人の盲ろう者の方々と
一緒に参加しました。参加者は、32人(うち盲ろう者6人)今年も賑やかな交流会となりました。
お楽しみの豪華お弁当はこちらです。
お刺身、天ぷら、茶わん蒸し、デザートにアイスクリームもついて、お腹いっぱい大満足!
別料金で、生ビールやコーヒーなども注文できます。

宮上さんは、片道2時間半のバスの中・・・、おしゃべりが止まりませんでした。
眞鍋さんは、宿毛がはじめてということで、交流会をとても楽しみにウキウキされている様子でした。
途中、道の駅で休憩をとりながら、11時ごろ到着しました。

11:30 会場の準備も整い、高橋会長の挨拶を合図に交流会のスタートです。
今回は、眞鍋さん、 宮上さん、山岡さんがビールを注文されました。
別料金の注文だったため、 代金を先に支払わなくてはいけないのですが、
宮上さんは、待ちきれず・・・「お金はあとで」と言いながら、ゴクゴクゴク・・・と美味しそうに
飲んでしまいました。
通訳介助担当だった末松さんは「もう…忘れないでくださいよ」といいながら、
自分のお財布をがさごそ…  通訳者泣かせの宮上さんです(^^;)
宮上さんはカラオケも披露! 「鳩ポッポ」を「ポ」だけで歌うという特技にみんな大爆笑!!
会場を大いに沸かせてくれました。
    

P.2写真説明(13枚の写真を掲載しました)
1枚目 スワロー会館の写真をインターネットから転載しました
2枚目 高知県から借りたバス「太陽号」の写真です
3枚目 豪華お弁当の写真です。左側に茶碗蒸し、真ん中にお弁当、右側に汁椀が写ってます。
宿毛へ行くバスの中(2枚)


2019年6月1日
 高知県盲ろう者友の会通信  ~やさしさは手から手へ~ 
 〒781-5106高知市介良乙1155-9
 会長 高橋 万里 

P.1
  2019年度の総会を開催しました。
5月19日(日)午後1時から高知市保健福祉センターで総会が開催しました。
22名(うち盲ろう者5名)のご出席をいただき、議案すべてに承認をいただきました。
ありがとうございました。本年度もよろしくお願いいたします。

総会に続いて交流会を開催しました。参加者は40名(うち盲ろう者9人)でした。
今年は、ホットプレートでお好み焼きを焼きました。キャベツたっぷりでふわふわの
お好み焼きを、みんなでワイワイ賑やかに、盲ろう者の方々と一緒に美味しく食べて
楽しい時間を過ごしました。交流会の様子は次ページに掲載しています。

  ~会員継続のお願い~
盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様からのご支援・ご協力が必要です。
2019年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。

振込先: ゆうちょ銀行 1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会
年会費・・・正会員 2000円 (家族会員 1000円)
              賛助会員 1口 1000円 
              団体会員 1口 5000円
                              
総会を欠席されていた方には、振込用紙を同封いたしました。
お構いなければ引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

P.1 写真説明( 1枚の写真を掲載しました)
 総会の全体の様子を後ろから撮影した写真です。


P.2
  総会終了後、お好み焼き交流会が開催されました。その様子をご紹介します。

参加してくださったみなさま、お好み焼きのお味はいかがでしたか? 
交流会は楽しんでいただけたでしょうか? 準備、調理、後片付けまで担当してくださった
企画部の皆さん、また、お手伝いをしてくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。
ゆっくり座って食べる時間もありませんでしたね。後片付けをしながら、立ったままホットプレートを
囲んでいる様子を撮らせていただいていると・・・「ホットプレートで焼きたてアツアツをそのまま
食べるのもおいしいのよ」と、こっそり教えてもらいました。それも食べてみたかったなぁ・・・
カメラを向けると、皆さん笑顔で撮影に応じてくださりありがとうございます。
今年も、ステキな笑顔がいっぱいの交流紹介ページを掲載することができました。
また、来年もよろしくお願いします。 

P.2 写真説明( 8枚の写真を掲載しました)
1枚目 松沢副会長を中心に、吉川さん、土居さん、藤田さん(男性)がカメラに向かって
     にっこり笑顔で微笑んでくれている写真です。
2枚目 高橋会長と眞鍋さんが、手のひら書きで話している様子です。
     後ろには宮上さんも写っています。
3枚目 渡辺ゆうかさんが、お好み焼きを食べようとしている様子です。
     隣にその様子を笑顔で見つめる田中さん(女性)と、その隣には
     大好きなコーヒーを飲んでいる浜崎さんも写っています
4枚目 ろう者の女性3人と男性1人に、写真撮影をお願いしたときのものです。
     女性3人のはじけるような笑顔が素敵な写真です。
5枚目 宮上さんと佐藤さんがそれぞれ通訳介助者に話をしている写真です。
     お二人とも話に夢中な様子です。
6枚目 川越さんと通訳介助についていた松山さん(男性)です。
     「写真を撮るよ」と松山さんが通訳してくださって、素敵な笑顔を向けてくれました。
7枚目 山岡さんが隣の男性に真剣な顔つきで、何やら熱心にお話している様子です。
8枚目 ホットプレートを囲んで、立ったままお好み焼きを食べている美女4人を撮りました。


P.3
  2019年度 役員紹介
令和元年、気持ち新たに、これからも盲ろう者福祉に貢献してまいります。
ご要望などありましたら、いつでもお声をかけてください。よろしくお願いいたします。
 
会 長 高橋 万里((たかはし まり)

副会長(2名)  松沢 稀弓(まつざわ まゆみ)福重 君((ふくじゅう きみ)
事務局(3名)  浪越 寿美子(なみこし すみこ)
 窪田 博子(くぼた ひろこ)
                    政平 美登里(まさひら みどり)

記 録(2名)

 

 


 吉川 絵巳子(きっかわ えみこ)
 前田 龍一(まえだ りゅういち)
企画部(5名)

 

 

 久保田 直子(くぼた なおこ)
 岡村 保子(おかむら やすこ)

         畑中 淳子(はたなか じゅんこ) 
西村 信子(にしむら のぶこ)

         末松 澄江(すえまつ すみえ)

会 計(2名) 土居 純子(どい じゅんこ) 
今村 りこ(いまむら りこ)

監 査(1名) 
細木 薫(ほそぎ かおる)

広報部(2名)

 

 

 
徳久 和恵(とくひさ かずえ) 
渡辺 美香(わたなべ みか)


P.3 このページに写真はありませんが、役員の似顔絵を氏名の上にそれぞれ載せました。
  (似顔絵は 渡辺ゆうかが担当しました。みんな若々しく描かれています(笑))


P.4
 もうろうをいきる 上映会開催
2月24日(日)、オーテピア4階ホールで「もうろうをいきる」の映画会を開催しました。
現任研修も同時開催ということで、54人の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
宮崎・宮城・広島・新潟・東京・・・ 各地で「盲ろう」という障害と共に生きる人たち・・・
病気で突然、音と光を失った女性と家族の苦悩や、若い男性の恋愛の悩み。
一般企業に勤める女性の 「本当は・・・聞こえる人に生まれたかった」という本心。
もうろうという障害、その現実と向き合いながらどう「いきる」のか?監督の優しい問いかけが
心に響く素敵な作品でした。
  
参加してくださった方から、ご感想もいただきました。
尾﨑さん、宮崎さん ありがとうございました。 
       
 尾﨑 里美((おさき りみ)さん より
昨年の秋、眼の手術をした自分にとって当事者の気持ちと
支援者の気持ちをよりリアルに感じる映画だった。 
入院中に体験した見えない聞こえない数時間はとても不安だったし
同時に人の手が触れた時の安心感はとても心強く嬉しかった。
こうしてまた光を取り戻し生きている今、これからも心に寄り添う 
盲ろう通訳介助員でありたいと思う。        

 宮崎 篤子((みやざき あつこ)さん より
映画の公開を知ってから、ずっと観たかった「もうろうをいきる」をやっと観ることができました。
映画はドキュメンタリーなので、友の会のみなさんにとっては共感するところも多いのではないかと
思います。 私自身は手話とのかかわりも時々、指点字・触手話は未経験・・・という日常なので、
初めて目にするとこも多かったです。 感想をひと言で表すとするなら、「ほっとした」というのが
いちばん近いです。 聴覚と視覚の両方に障害を持つ盲ろう者の日本各地での日常を描いた
ドキュメンタリー。 年齢も性別もコミュニケーションの方法もひとりひとり違います。
それぞれに、買い物に行ったり、家事をしたり、真剣にスポーツをしたり、恋愛も結婚も、仕事も
しています。 社会参加って、日常生活を送ることができるということなのだと、何の予備知識もなく
観る人にも伝わったことでしょう。 共通しているのはインタビューをされているときの表情でした。
盲ろう者のみなさんが自分の気持ちが伝わっているとわかって話している時の表情は独特で、
安心して話している時はこのように柔らかい表情になるのだと感動しました。
「ほっとした」というのは、落ち着いた暮らしから伝わってくるものを感じて・・・だったのかも
しれません。 自分が手話で話している時も、安心して話してもらえるようになりたい。と新たな
目標ができた気もします。 もちろんこの映画がすべてではなく、いまでさえ行政のサポートも
間に合ってないし、通訳者・介助者の確保が困難なことも承知しています。 災害時には、
より一層困難な事態になるであろうと予想します。 早急に対応しなければなりません。
そのためにできることをしなくてはなりません。 そして、それだけではなく日々の暮らしを
充実させていくことも非常時の備えになるのだと実感したことでした。

P.4 写真説明( 2枚の写真を掲載しました)
1枚目 松沢副会長が挨拶をしている様子を会場の後ろの方から撮影した写真です。
     政平さんが手話通訳をしてくれている姿も写っています。
2枚目 上映会の全体の様子を、後方から撮影した写真です。

P.5
 さわる動物園 ~高知県立のいち動物公園~
3月2日(土)10時から15時まで高知県立のいち動物公園で「さわる動物園」が開催されました。
対象は視覚に障がいがある方で参加申し込みは不要、障害者手帳を提示すると本人および
介助者も入園料が無料になるというイベントでした。
友の会から二人の盲ろう者、松沢副会長と眞鍋さんが参加しました。
                 
二つに分かれた会場では、動物の骨やウンチに触れたり、ポニーに触ったり、モルモットを
ひざに抱っこできるなど、「さわる」ことで動物をより身近に感じ、動物に興味をもって
楽しんでほしいという、のいち動物公園の想いが伝わるような催しだったそうです。

  松沢副会長は・・・
標本の動物の骨やきりんのうんこやしっぽの先も触りました。きりんに角が5つもあるなんて驚き。
ポニーのポータローは、高齢の白馬でした。モルモットはふわふわで可愛かったです。
ひざに抱っこするとじっとしていてくれました。職員さんの説明も丁寧で、通訳も上手でした。
機会があれば、また行きたいです。
 
  眞鍋さんは・・・
モルモットをひざに抱っこして、とても可愛かったけど… 私の手が震えていて、その手が触れると、
モルモットがビクッとしてしまって・・・お互いビクビクの連続でした。
ポニーも触って、動物の骨やウンチにも触れました。
(また行きたいですか?)と尋ねると・・・ 「1度で十分です」と答えてくれました(笑)
               
 愛幸病院主催「ふれあい祭」  
  3月30日(土)愛幸病院さま主催の「第9回地域ふれあい祭」に4人の盲ろう者の方々と
  一緒に参加しました。(写真はありません。ごめんなさい)
               高知海洋高校のツナガールによるマグロ解体ショーは
               お祭りのメインイベントでとても人気のショーです。
               マグロも美味しいですよ~
  他にもたくさんの屋台が出ていて、喫茶コーナーもあります。
  年度末に開催されているようですので、来年はぜひ、ご一緒しませんか?

P.5 写真説明( 3枚の写真ときりん、モルモット マグロのお刺身、魚のイラストを掲載しました)
1枚目 野市動物公園のからくり時計の前で松沢副会長、眞鍋さん、通訳介助者5名で
     ニッコリ記念撮影の1枚です。
2枚目 松沢副会長が吉川さんと、ポニーに触っている様子です。
3枚目 松沢副会長と眞鍋さんが、モルモットを膝に抱っこしている様子です。
     同じ枠内に、キリンとモルモットのイラストを入れました。
ふれあい祭の枠内に、マグロのお刺身(3切れ)とかわいいマグロのイラストを入れました


P.6
(このページは枠内の文章の合間にカッコ書きで写真説明を入れます)
 ランチ&交流会をしました
3月10日(日)11:00~15:00 サニーアクシスいの店の「寿司一貫」と「ココス」で
美味しいランチをいただき、その後、静幸苑さまの1F地域交流ルームをお借りして
交流会をしました。ランチの様子もお伝えしたかったのですが・・・。
広報部担当者がランチに夢中で、写真を撮り忘れてしまったため??
静幸苑での交流会の様子だけお伝えします。 参加者は、20人(うち盲ろう者は6人)でした。

浪越さんをびっくりさせているのは宮上さんです。どうして驚いているのでしょうか? 
とても気になるところです。
(写真 宮上さんが浪越さんをビックリさせている写真です。たのしいお買い物をしたことを
     報告されていたのかもしれません)
川越さんは、この日もみんなを大笑いさせてくれました。
(写真 川越さんの周りに女性が5人。松沢副会長もいらっしゃいます。何をお話しされたのでしょうか)
松沢副会長は、土居さんとソファでとてもリラックスされてますねぇ。
(写真 松沢副会長、土居さん、西田さんの3人で「うふふ」という表情の笑顔です。
     松沢副会長と土居さんは、ソファに座って、ものすごくリラックスされてます。)
浜崎さんは、大好物のお寿司を食べた後、コーヒーも飲んで大満足。
(写真 浜崎さんの写真は2枚掲載しています。1枚目は久保田(直子)さんとの2ショット。
     2枚目は、車イスの横で吉川さんが優しく寄り添い、後ろから渡辺が肩をギュッとしています)
佐藤さんと眞鍋さんは、おしゃべりで盛り上がっていました。
(写真 佐藤さんは徳久さんと、ちょっと難しい顔をして手話で会話しています。
     真鍋さんは、西村さんの手書きを笑顔で読まれています。何だか楽しそうです)
楽しい♪美味しい♪1日でした。

 ~通訳介助の現場から~
西島園芸団地のいちご狩りに同行したときのことです…
盲ろう者のHさんが 車椅子に座ったまま、昼食のお弁当を食べようとしていました。
お弁当を置いた丸いテーブルは、Hさんの車椅子とは高さが合わず、とても食べ難そうでした。
そのとき、通訳介助の政平さんは・・・、辺りを見回し、視界に入った発泡スチロール箱のフタを
施設職員の方から借りてきて、それをテーブルの代わりにしようと試みました。
しかし、そのフタは車椅子の肘掛けには大きすぎて安定せず、グラグラしています。そこで! 
次にとった行動は・・・同行通訳者のIさんと協力して、二人の膝でそのフタを支える作戦でした。
通訳介助者は、いつだって「盲ろう者ファースト」で発想力、応用力、決断力をフル活用して
がんばっているのです。 温かいおもいやりの心で包まれた光景でした…(*´▽`*)

(写真 この枠内には2枚の写真を掲載しました。
  1枚目は 発砲スチロールのフタをテーブル代わりにして食事する様子
  2枚目は、テーブルの下から、手と膝で発砲スチロールを支えている様子)


P.7 (このページに写真はありません。イラスト説明は枠内ごとに入れます)
 毎号「健康ネタ」をお届け! 広報部 徳久和恵  
今回はリクエストのあった「腰痛」です?
腰は曲げ伸ばし捻り等の動きが出来るよう、しなやかな構造をしています。
日常的に体操等で柔軟性を高め、蛋白質やカルシウムを摂って骨や筋肉を意識する事が
大切ですね。各々諸説ありますが…明らかな病気(圧迫骨折、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、
分離症など)がない場合、ストレッチなどお試しください。
(枠内にナース姿の徳久さんの似顔絵と腰痛の痛みがある様子の女性のイラストを掲載しました)

原因               
○加齢とともに椎間板や軟骨の水分が減り、身体を支え難くなる。   
○加齢や運動不足等で関節が硬くなり、筋力も低下する。      
○長時間の悪い姿勢や過度の運動、その他ストレス等・・・        
                  
 予防               
○温める(急性期は冷やす事が必要な場合もある)   
○痛みに集中せずストレス発散を心がける                                   

 対策 (ほんの一例ですがストレッチ&筋トレをご紹介します)
★大の字に寝て、片方の足に他方の足をのせクロスし腰から捻る。
★仰向けに寝て、両膝を抱え込み胸に近付ける。
★仰向けに寝て、両手を上に伸ばし、左右にゴロゴロ寝返りを繰り返す。
★仰向けに寝て両膝を軽く曲げ、両手を伸ばしながら上半身を起こし(膝が掴めそうな所)止める。
★壁ドンスタイルで両手を伸ばしゆっくり腰を反らす。
★ハイハイのポーズで、背中を丸める、腰を反らすを、交互に行う。
        
沢山の書籍や動画も出ています。自分に合う方法で続けられるものを見つけてください。

 注意
睡眠中や安静時でも痛みが増す、発熱、下肢しびれや力が入らない、尿意便意がわからないなど、
症状が出ているときは、早めに受診を!

        
 企画部よりお知らせ         
西部交流会 6月23日(日)  宿毛スワロー会館           
毎年恒例となりました西部交流会を開催します 。  
詳細は案内チラシをごらんください 

 指点字学習会のお知らせ
6月9日(日)  7月14日(日)  8月18日(日)
開催時間  13:30~15:30
開催場所  下知コミュニティセンター   
       
 
 ~盲ろう者Yさんの期日前投票に同行しました~
(枠内に、投票箱に投票する様子のイラストを2つ掲載しました)
今春は、県議会・市議会の議員選挙がありました。みなさん行かれましたか?
最近は、期日前投票が簡単にできるようになり、選挙も行きやすくなりました。
そこで…今回は盲ろう者(弱視ろう)Yさんの期日前投票に同行しました。

期日前投票とは・・・投票日当日に行けない人が期日前投票所で投票する方法
不在者投票とは・・・滞在地や指定病院等の施設、郵便などで投票する方法

期日前投票も、選挙の方法は同じです。盲ろう者の場合は、やはり付き添いが必要になります。
入口や投票所で氏名を確認するときは、音声のやり取りですし、投票用紙を受け取り、
候補者を記入する場所までの移動も介助が必要でした。
弱視ろうのYさんは、視力が残っているので、投票用紙に候補者の氏名はご自身で記入されましたが、
できない場合は、自宅等で事前に候補者を決め、用紙に書いて持っていくと、投票所にいる係の人が
代筆してくれるそうです。
点字で投票もできるそうです。

 
P.8(このページには3枚の写真と6つのイラストがあります。それぞれの枠内に説明を入れます)
 沖縄三線愛好会のみなさんの定期演奏会が赤岡町で開催されます
日 時 6月22日(土) 開演14:30~(開場14:00)
場 所  弁天座 <オフィシャルHP http://wwwa.pikara.ne.jp/bentenza/index.html>
      (香南市赤岡町795番地)
入場料  999円
歌舞伎の世界観あふれる桝席会場で開催される演奏会。沖縄のお菓子や飲み物なども
販売されるそうで、購入したものは飲んだり食べたりしながら鑑賞できるそうです。
すてきな三線の音色とダイナミックな踊りと歌♪ 興味のある方は是非!
(写真 友の会の新年会で披露してくださった演奏時の写真を掲載しました
 イラスト 三線と泡盛(お酒)、ちんすこう(お菓子)のイラストを入れました)
 
 渡辺優香です(弱視ろう)
筑波技術大学を卒業し、高知へ帰って来ました。
お忙しい中、私のために歓迎会を開いて下さりありがとうございました。
高知県盲ろう者友の会のみなさま、これからもどうぞよろしくお願いします。
(写真 大学卒業式で袴姿の写真と、歓迎会の時(役員8人と一緒に撮影)の写真です。
 イラスト 本人が書いた自分の似顔絵イラストも入れました)
 
  お問い合わせ・連絡先(事務局)    

〒780-0815 高知市二葉町13-17
TEL/FAX 088-884-3794 (浪越)

〒782-0032
香美市土佐山田町西本町5-6-6 
TEL  080-6504-2562 (窪田)        
    
高知県盲ろう者友の会ホームページ     https://kochikendb.jimdo.com/

 編集後記
新元号が「令和」に決まり、元年がスタートしました! 早速「令和」という手話表現も決まったようです。
日本手話研究所の動画サイト〈https://www.newsigns.jp/reiwa〉によると
花のつぼみがゆるやかに開き、やがて花びらが環(わ)となった指先から、
ふくよかな薫り(かおり)をはなち、和みゆくさまを表した・・・ と、ありました。
素敵ですねぇ。とってもやさしい手話表現だと思います。
昭和、平成、令和と時代は移り変わっても、人の優しさ思いやりがあふれる日本でありますように・・・(渡辺)
(イラスト 渡辺の似顔絵と、令和の花となった梅の花のイラストを入れました)

友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、下記アドレスまでお寄せください。
日常の些細なできごと、近況報告、ペットの写真など投稿記事も大歓迎です? お待ちしております。

 編集担当 渡辺 美香      mika.w.06.30@gmail.com

高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版 おわり

 


 2019年3月20日
 高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版
 ~やさしさは手から手へ~      
 会長 高橋 万里 
 〒781-5106高知市介良乙1155-9

※今号は総会出欠はがき同封のため、メール配信で読んでいただいている
 会員の皆様にも郵送でお送りします。


P.1
総会・交流会のご案内
2019年度の総会を下記日程で開催いたします。
総会日時:5月19日(日) 13:00~
場所 :高知市保健福祉センター
     (高知市塩田町18-10)
             
※正会員の皆さまにはハガキを同封しました。
出欠のお返事をよろしくお願いいたします。

総会終了後~16:00まで交流会も開催します
※どなたでも参加できます。
皆様お誘い合わせのうえ是非ご参加ください。

~会員継続のお願い~
盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様からのご支援・ご協力が必要です。
2019年度も引き続き会員の継続をよろしくお願いいたします。
振込先: ゆうちょ銀行 1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会
年会費・・・正会員 2000円 (家族会員 1000円)
            賛助会員 1口 1000円 
            団体会員 1口 5000円

P.1 に、写真は掲載していません。
総会の案内枠に、コーヒーのイラストを入れました。


P.2
全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会報告(松沢副会長の似顔絵イラスト入り)
副会長 松沢稀弓(全盲難聴)
 
11月3日4日、全国盲ろう者協会主催の「盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会」に
参加しました。各地の盲ろう者団体から参加の12人の盲ろう者は、みなさん、友の会
活動が長く、先輩の方々でした。
 
初日は、講師を務める盲ろう者から、所属する友の会でどのような役割を負っているか、
リーダーとして何をしているか等の話があり、それをもとにして、リーダーの心がけるべき
ことについてグループ討議しました。
 
どの友の会にも共通の課題として、盲ろう当事者を見つけることがあります。
視覚障害関連の団体、聴覚障害関連の団体に積極的に足を運び、聞こえにくくなった人、
見えにくくなった人の情報をつかむようにしているなど、課題の解決に役立ちそうなやり方を
いろいろ聞けました。

 2日目は、参加者全員の発表があり、とても緊張しました。
板垣さん(初日の通訳介助者)が、小曽戸さん(2日目の通訳介助者)に点字板を
待ってきてくれるように連絡してくれて、それを借りて発表原稿を作ることができました。
全国協会の森さんは、私の休んでいるところにまで来て、励ましてくれました。
みなさんのご協力で、研修を終え、修了証をいただきました。

突然の全員発表には緊張しましたが、盲ろう講師や他の参加者と交流することができて、
とても楽しい2日間でした。
帰り、空港に向かうリムジンバスを待つ間も、東京・長崎の盲ろう者と話が弾み、
遅れてきたバスに乗り込みながら、もっと遅れて来てもらってもいいと思ったくらい、
楽しい時間でした。
 
盲ろう関係者が今一番注目している、盲ろう者向け同行援護事業については、今年から
開始している4か所の状況を聞きました。
高知県のように盲ろう者が少なく、経済基盤の弱い友の会での実施は難しいのでは、
と思っていましたが、今後、全国協会が事業所となり、その支店という形で
各県の友の会が実施できるようにする道も考えていると提案がありました。

私としては、現在の友の会で通訳介助してくれている方たちに同行援護も一体的に
やってもらえたら嬉しいので、今後の動向を見守っていきたいと思います。
 
P.2 写真説明(3枚の写真を掲載しました)
ニューリーダー育成研修会 参加者との交流の様子
 1枚目 松沢副会長と全国盲ろう者協会の庵さんが「お久しぶりです」と
      握手をしながら挨拶している様子
 2枚目 松沢副会長の「フェイストーク」に興味を持った参加者の方に
      視聴してもらっている様子
 3枚目 東京の當山(とうやま)さんと松沢副会長がお話しされている様子
 

P.3
オーテピアで 第5回ルミエールフェスタが開催されました
12月16日(日)10時~16時までオーテピアで「見えない・見えにくい方」をサポートする
イベント「ルミエールフェスタ」が開催されました。
オーテピア1階では、高知県立盲学校主催の視覚障害者サポート教室や、音声ナビ付
調理器を活用した簡単クッキング試食会などがありました。
声と点字の図書館では、バリアフリー図書展示体験会が開催されました。               
高知県盲ろう者友の会は、4階でブースを担当し、会の紹介をさせていただきました。

4階の会場には、10社を超えるメーカー各社が白杖や拡大読書器、キッチン用品、
便利グッズなどを展示・即売されていました。

他にも、バリアフリー映画上映会や盲導犬教室、視覚障害の方を対象とした
関西盲導犬協会の盲導犬体験歩行も開催されていました。
松沢副会長は、体験歩行したそうです。

友の会のブースでは、新聞記事の紹介やヘルプカードの配布、機関誌や
友の会通信なども展示紹介しました。
     
2月24日に開催した「もうろうをいきる」の映画上映会の紹介もさせていただき、
上映会当日は、たくさんの方にご来場いただきました。
会員の皆様、ご協力ありがとうございました。
     
全国盲ろう者大会でサンプルとしていただいた「風船型白杖」も紹介しました。
興味を持って触れて下さった方もおられました。災害時のみならず、
プールや温泉などでも大活躍しそうなグッズです。
                 
今年のルミエールフェスタは、9月29日開催予定だそうです。是非お越しください!

P.3 写真説明(3枚の写真を掲載しました)
 1枚目 午前中、高橋会長がにこやかにブースを担当されている様子
 2枚目 午後、松沢副会長が担当ブースで状況を前田さんに音声通訳してもらっている様子
 3枚目 担当ブースで、風船型白杖を片手に笑顔で座っている渡辺優香さん(弱視ろう)


P.4(P.4、P.5の写真説明は文中にかっこ書きで記します)
第24回 中・四国盲ろう者大会の報告(高橋会長の似顔絵イラスト入り)
会長 高橋 万里(弱視ろう)

昨年11月17日(土)~18日(日)の2日間、香川県綾歌郡宇多津町で、
中・四国盲ろう者大会が開催されました。
この大会は、1995年に岡山で盲ろう者の忘年会が開かれたことをきっかけに、
中・四国大会となり、24年間続いています。
(写真:会場全体を写した写真で緞帳が下りた状態のホール)

今回も、中四国の仲間たちだけでなく、全国からのゲスト参加者もあり、総勢211名が
集いました。高知からは、盲ろう者2名と通訳介助者5名の計7名が参加しました。

会場となったユープラザうたづでは、地元の中学生吹奏楽部のみなさんの「宝島」
「明日があるさ」など可愛らしいオープニング演奏があり、開会式、全体会と進められました。
(写真:吹奏楽部の演奏風景)
                  
全体会では、中四国9県から一人ずつ意見発表があり、『手話との出会い』『残された人生』
など、聴く者の心を打つような素晴らしい発表ばかりでした。
高知からは私が、『全国大会に参加して』というテーマで発表しました。
発表の復唱をHさんが上手に努めてくださり感謝でした。Hさんお疲れ様でした。
(写真:発表する高橋会長と、隣で音声通訳をするHさん)
 
閉会式では、来年度開催予定地の広島県へ引継ぎ式も行われました。
次の中・四国大会は、2019年11月30日(土)~12月1日(日) の2日間、
広島県福山市で開催される予定です。
(写真:今年、開催県だった香川の友の会から、真っ赤なお揃いの、カープカラーの
     Tシャツを着て壇上に上がった広島の友の会の皆さんの引継ぎ式の様子)

夜の「歓迎パーティー」は、ユープラザうたづから10分ほど歩いた、
ホテルアネシス瀬戸大橋で行われ、とても楽しいひとときでした。
会場の片隅には、うどん県の香川らしく、うどんの屋台が設けられ、
行列ができて人気でした。
(写真:ホテルの歓迎会の様子。うどんの屋台も写っていて行列ができている様子)


P.5               
アトラクションでは、香川県伝統の獅子舞の登場。間近で見る獅子舞は迫力満点でした。
踊りながら各テーブルをまわってくれて、気軽に記念撮影にも応じてくれました。
(写真:獅子舞を持つイケメン君とにこやかに記念撮影の美女二人)
              
各県の盲ろう者を探しては、懐かしく再会を喜び、また、新しい出会いもあり、
とても楽しかったです。私は1日目だけの参加でしたが、2日目は、金比羅山、
栗林公園観光やうどん作り体験などがあったようです。
              
今年の会場は、JRの宇多津駅のすぐそばの便利の良い場所で、
海がよく見えるきれいなところでした。  
(写真:宇多津駅舎の写真で、白を基調に青いラインが入った外観写真)

皆さん、今秋は是非、広島県福山市までご一緒しましょう。
(イラスト:広島の観光名所「宮島」厳島神社の鳥居)

(イラストと吹き出し:嬉しそうな表情のイラストと、吹き出しには「参加した方から感想をいただきました」
            という言葉を入れた)
 
Kさん・・・意見発表の中に、世界大会(スペイン)で、盲ろう者の白杖を作ろうとする
      動きがあることを知りました。みんなの意見を募集中だそうです。
      たくさんの意見が集まって盲ろう者のための素敵な白杖ができれば良いと思います。
(イラスト:白杖をKさんの感想文の枠内へ載せました) 
                       
Hさん・・・音声通訳の担当に集中していて、景色を見る余裕もありませんでした。
     夜のパーティーでは、友人との再会を心から喜びあうシーンが多くありました。
     中には、仲間との出会いに安心感を持ち穏やかな表情で、心から打ちとけて話して
     いる場面もありました。
     盲ろう者大会ならではの光景で、いつも温かい気持ちになります。
(イラストと吹き出し:Hさんの枠の隣に、キラキラした瞳でうれしそうなイラストと、吹き出しには
            「仲間と過ごす時間はかけがえのない時間ですね」という言葉を入れた)

(写真:会場の客席で高橋会長と同行した会員さんたちの笑顔の写真。
    Hさんはピースサインをしてくれました) 


P.6
2019年1月 学習&新年会が開催されました
1月27日(日)、下知コミュニティセンターで、講師に山本憲夫さんをお迎えし、
指点字学習会が開催されました。参加者は20人(うち、盲ろう者は2人)でした。

指点字とは・・・
左右の人差し指から薬指までを使い、点字タイプライターのキーを打つように、点字の
組み合わせを相手の指に「トン トン」とたたいて言葉を伝えるコミュニケーション方法です。
まずは、基本の手の形、そして点字の「あいうえお」と覚えていきます。
点字には細かいルールがありますが、基本的には、聞こえる音と同じように表さなければ
なりません。
例えば、「わたしは・・・」の「は」は、「わ」となり、「・・・へ行く」の「へ」は「え」となります。
「お父さん(おとうさん)」や「妹(いもうと)」は「おとーさん」「いもーと」と、「う」を、伸ばす
文字「-(長音)」で表します。けれど、同じように伸ばす音で「多い(おおい)」や「狼(おおかみ)」
のように、「-(長音)」とはせず、「お」と表す言葉もあります。
                    
参加された皆さんには、自己紹介や例文を、実際に高橋会長と松沢副会長の指に
点字で打つという試練が用意されていました。

「え・・・っと・・・何だったかなぁ」「あれ・・・間違えた」「う~・・・指がつりそう」などなど、
苦痛の叫びが聞こえましたが、それでも 「また機会があれば参加したい」 と
言ってくださる声も聞かれました。
指点字は、覚えるのも大変で続けるのも難しいですが・・・
少しずつ皆さんと一緒に楽しみながら学んでいければ嬉しいです♪

伸ばす音を「お」と表す言葉の覚え方を窪田さんに教えてもらいました。
「お」と表す言葉は、ほぼこれだけだそうです。
小学一年生で教わることらしいのですが?? 
学んだはずなのに大人になると忘れてしまうんですね。

① とお(遠)くの おお(大)きな こおり(氷)の上を 
  おお(多)くの おおかみ(狼) とお(十)ずつ とお(通)る
② ほおづきの そばの こおろぎの ほお(頬)を 
ほのお(炎)で おお(覆)う
③ おおやけ(公)

P.6 写真説明(6枚の写真を掲載しました)
 1枚目 講師の山本憲夫さんが講義をする様子
 2枚目 会場を左後ろから写した写真
 3枚目 会場を右後ろから写した写真
 4枚目 松沢副会長にTさんが指点字を打つ様子。
      音声通訳のKさんが笑顔でそばに立っています
 5枚目 高橋会長が、Tさんに指点字を打つ様子
 6枚目 高橋会長に、Iさんが指点字を打つ様子
 イラスト 大きな氷の上に10匹の狼が乗っているイラスト 画像引用元「長音の教材」
       http://www7b.biglobe.ne.jp/~yuminecchi/cho-on.htm


P.7
さあ!学習会で頭の体操をしたあとは、美味しい楽しい新年会で~す。
会場を高知プリンスホテルに移し、午後6時~新年会が開催されました。
参加した37人(うち、盲ろう者2人、聴覚障害者1人)の皆さんと一緒に、
美味しいごちそうで心もお腹も満たされた頃・・・ゲストでお招きした
「高知県沖縄三線愛好会」の皆様の、素敵な生演奏と歌と踊りが披露されました。

演奏に合わせて手拍子したり、踊ったり・・・「涙そうそう」を手話歌で披露して下さったときは、
その歌声とダイナミックな手話パフォーマンスに涙する方もおられました。
沖縄の民謡楽器「パーランク」という小さな太鼓を演奏で体験させてもらえるコーナーもあり
「国頭(くんじゃん)サバクイ」という歌に合わせて、太鼓の軽快なリズムを楽しみました。
「カチャーシー」という踊りも教えてもらい「唐(とう)船(しん)ドーイ」という歌に合わせて
全員参加の総踊り!盛り上がりました。
今年も皆様が元気でしあわせな時間をたくさん過ごせる一年でありますように・・・
そして、高知県盲ろう者友の会を今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

P.7 写真説明(7枚の写真を掲載しました)
 1枚目と2枚目は、演奏を聞きながら、食事を楽しむ様子を後ろから写した写真
 3枚目 演奏に合わせて、小さな女の子(5歳)と一緒に踊りを披露してくださっている
      三線愛好会の皆さんの様子
 4枚目 舞台で演奏してくださる三線愛好会の皆さんの様子
 5枚目 高橋会長がパーランクを叩きながら演奏を楽しまれている様子
 6枚目 松沢副会長が、通訳介助者の間に立って、パーランク演奏を体験されている様子
 7枚目 最後に参加者全員で撮った記念写真。Rさんが手でハートをつくっています
      編集で、その手からハートを3個飛び出させました。
      

P.8
スマイルレシートご協力のお礼
担当:土居 純子
いつも「スマイルレシート」にご協力いただき誠にありがとうございます。
会社で・・・個人で・・・集めていただいたレシートの平成30年度還元金は
合計で5万円くらいの金額となりました。
その資金は、友の会の活動費として、年に数回行われる交流会や、
その他イベントの消耗品等の購入費用として幅広く活用させていただいております。
皆様からのご支援に心より感謝申し上げますとともに、
これからも、エースワン、エーマックスでお買い物された際には、
ご協力よろしくお願いいたします。
(この枠内に、スーパーでもらうレシートのイラストを入れました)  
  
編集後記
広報部 徳久 和恵
 毎号「健康ネタ」をお届け! 
今回は・・・~認知症のおはなし~
「アルツハイマー型認知症」の原因は、諸説ありますが・・・
脳にアミロイドβ(ゴミやしみに例えられる)等の異常な蛋白質が溜まって、
神経細胞の働きを低下させる説が一般的です。
周囲にこんな方は居ませんか? 
「今までと何か違うなぁ・・・」「何をやるのも面倒がるなぁ・・・」とか・・・
身だしなみに無頓着、臭いに鈍感、要領が悪い、同じ物ばかり買う、小銭を使わない、
いつもの場所で迷う、怒りっぽいなど・・・ その症状、もしかしたら、
MCI(軽度認知障害)かもしれません。 
そこで!予防と対策!
やっぱり適度な運動が一番です!ウォーキング、スクワット、集中力を高める片足立。
睡眠中にアミロイドβが排除されます!
 しかし、昼寝をするなら短めに!30分以内が良いです。
1日1500mlの水分摂取が理想です。そして、バランスの良い食事!
おすすめ食材は、鮭や青魚、卵、亜麻仁油、ブロッコリーに根菜、カレー(ウコン)、
ナッツ豆類、チョコレート(ポリフェノール)、コーヒー等です。
五感(見聴味嗅触)を刺激しながら、脳を困らせることを積極的にやりましょう。
「見」、新聞の音読や書き写し 「聴」、音楽を聞いたりゲームをしたり 
「味」、会話を楽しみながらお茶の時間 「嗅」、花やアロマのいい匂い 
「触」、利き手でない手の作業や、手先を使う楽器や折り紙など。
同じようにできなくても・・・間違っていても・・・それをすぐに指摘したり、訂正したりせず、
ストレスを溜めないで、笑って過ごせるのが「一番の予防策」かもしれませんね。
(この枠内には、担当者の似顔絵イラストと、ブロッコリー、カレー、鮭、チョコレート、
 ペットボトルの水のイラストを入れました)  

お問い合わせ・連絡先(事務局)  

(浪越
〒780-0815 高知市二葉町13-17
TEL/FAX 088-884-3794
(窪田)
〒782-0032
香美市土佐山田町西本町5-6-6
 TEL  080-6504-2562

高知県盲ろう者友の会ホームページ
 https://kochikendb.jimdo.com/
    
友の会通信に対するご意見・ご感想、ご要望などございましたら、
下記アドレスまで、お寄せください。
また、投稿記事、写真等も大歓迎です?! お待ちしております。
編集担当 渡辺 美香(似顔絵イラスト入り)
mika.w.06.30@gmail.com

       
高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版 おわり       


平成30年12月1日
 高知県盲ろう者友の会通信
 ~やさしさは手から手へ~      
 会長 高橋 万里 
 〒781-5106高知市介良乙1155-9


P.1  
  第27回 全国盲ろう者大会の報告 高橋 万里(弱視ろう)

8月31日(金)~9月2日(日)の3日間、千葉市の幕張メッセで全国盲ろう者大会が
開催されました。参加者は、891人、そのうち盲ろう者は247人で、高知からの参加は
盲ろう者3人、盲ろう者以外は6人でした。 
昨年までは、全国盲ろう者協会主催で、全国6ブロック持ち回りの開催となって
いましたが、今年は、連絡協議会が中心になっての企画運営方式の開催になりました。
開閉会式、パーティー、分科会の司会などすべての企画を全国の盲ろう当事者や団体が
担当しました。盲ろうの仲間同士が一堂に集まる、年に一度の祭典は、とても大切な
行事であると改めて思いました。
千人近い参加者と交流し、大変盛り上がり楽しく素晴らしい三日間でした。
私も分科会の「盲ろう者の就労」の司会・進行の役目を担当させてもらいました。
うまく責任を果たせるかと、大変不安でしたがサポーターをはじめ、周囲の方々に
助けられ、無事に終えることができました。会場には就労について興味を持った方が
たくさん参加してくださって意見発表や情報交換で盛り上がりました。
反響のあったことは大変嬉しかったです。
大会中、思いがけなく指点字を考案した、盲ろう者、東京大学教授の福島智氏のお母様に
お目にかかりました。私の指に、点字を打ってくださった、お母様の優しくて温かい
雰囲気に感激し、励まされ、私にとっては忘れられない思い出になりました。
来年は8月23日~25日の3日間、名古屋市の国際会議場で開催されます。 
皆さん!是非ご一緒しましょう!
    
   ~2日目 観光コースで横浜を満喫しました ~ 松沢 稀弓(全盲難聴)

  東京湾アクアラインの海ほたるを経由して、カップヌードル ミュージアムに
行きました。そこで、マイカップヌードルづくりを 体験してきました。
① まずはカップに色を塗り自由にパッケージを作ります。
② そのカップに麺をセットして4種のスープから1つ選びます。
③ 12種類のトッピングから4つを選んでカップに入れれば・・・
  はい! オリジナルカップヌードルの完成! とても楽しい観光でした。
  作ったカップラーメンは、もったいなくて、まだ食べていません(笑)

P.1 写真説明
 3枚の写真を掲載しました。
 1枚目は、高橋会長からご提供いただいた全国盲ろう者大会の分科会の様子です。
 2枚目は、福島智さんのお母様と、指点字でお話しされている写真です。
 3枚目は、松沢副会長のお写真で、カップヌードルニュージアムで撮影されたものを
      いただき掲載させていただきました。
 また、会長、副会長の記事枠内に、お二人の似顔絵イラストも掲載しています。


P.2
  通訳・介助員養成研修が開催されました
 9月9日から全7回にわたり、盲ろう者向け通訳・介助員養成研修が行われました。
初日は、雨が降る中、開講式が行われ、引き続き、盲ろう理解の講義や疑似体験などで
学習が始まりました。
高知声と点字の図書館の職員さんから視覚障害について教えていただき、聴覚障害に
ついては、ろう学校の先生から聴こえについて詳しい説明などお聞きしました。

 2回目以降は、盲ろう者のコミュニケーションとして、手話や指文字、手書きや筆記、
また、音声や点字、指点字について学びながら、盲ろう者役、通訳・介助役を決め、
実際にオーテピア館内や周辺に出て、演習や実習を行いました。
 盲ろう者向け通訳・介助員養成研修受講者の皆さま、2か月間に渡る研修
お疲れ様でした。次回は、交流会や通訳・介助の現場でお会いできる日を、
スタッフ一同 楽しみしております。

P.2 写真説明
 10枚の写真を掲載しています。
 1枚目 養成講座初日、高橋会長があいさつをして下さったときの様子
 2枚目 オーテピアの南側を、受講者が盲ろう者役と介助者役になって、
     通訳介助の演習をしたときの様子
 3枚目 自動販売機で飲みものを買うという演習のため、受講者が盲ろう者役と
     介助者役になってどの飲み物にするか説明しながら商品を選ぶ様子
 4枚目 東京から板垣さんを講師に迎え、車椅子を使った講義風景
 5枚目 オーテピア北側の日曜市で、4グループに分かれて通訳・介助の演習前の
     緊張する風景。 みんなドキドキしている様子を撮影し、掲載しました。
 6枚目~10枚目までは、盲ろう者の方々と触れ合いながら通訳・介助を体験する
     様子を掲載しました。 高橋会長は、受講者と手書きで、松沢副会長は、
     音声で、真鍋さんは、ブリスタを使って、宮上さんは、触手話で、
     山岡さんと中井さんは筆談で、受講者のみなさんとやり取りしながら
     養成研修のお手伝いをしていただいたときの様子を同じ枠内に
     5枚の写真で掲載しました。


P.3
  東京盲ろう者友の会 理事長 藤鹿一之氏 ご来高
 9月30日に開催予定だった、第2回目 現任研修は台風で中止となりましたが、
盲ろう者向け通訳・介助員養成研修は開催され、講師にお招きしていた藤鹿さんも、
悪天候のなか高知へお越しくださいました。
講義や実習の様子をご報告いたします。
 台風接近のため、オーテピアも閉館となる中、会場を高知会館に移し、
9時から正午まで、養成研修が行われました。
藤鹿さんは、「通訳介助者に望むこと」として、ユーモアを交えながら、
とてもわかりやすくお話ししてくださいました。
通訳・介助者として同行してこられた板垣さんの指点字は
本当に素晴らしかったです。
なかなか見ることができない指点字コミュニケーションに感動しました。

 藤鹿さんは、一口に盲ろう者と言っても百人百様で、障害の様子、取り巻く環境、
通訳・介助の受け方も一人一人違うとおっしゃっていました。だから、一人一人、
その場の状況に合わせたサポートが必要なのだそうです。
そして「雑談はとても大切」というお話に続きます。
どうして大切かというと、そのリラックスした会話の中に、盲ろう者の見え方、
聞こえ方、好みや趣味など、色々なことが含まれているからです。
盲ろう者を知ることが、よりよい通訳・介助につながっているのですね。
受講者のみなさんも真剣な面持ちで、藤鹿さんと指点字交流し、
貴重な体験をされていました。参加された皆さま おつかれさまでした。 
藤鹿さん、板垣さんありがとうございました。

P.3 写真説明
 11枚の写真を掲載しました。
 1枚目は、会場の全体写真。中央にスクリーンがあり、着席した受講者を後ろから
      撮影した様子です。
 2枚目と3枚目は、立った姿勢のまま 指点字で説明を聞きながら講義をして下さる
      藤鹿さんと板垣さんの写真です。
 4枚目~7枚目は、受講者が藤鹿さんに指点字を試みている場面や音声で
      通訳・介助する様子です。
 そして、このページの下に枠で囲んだスペースを作り、藤鹿さんと松沢副会長の
 おしゃべりタイム 指点字で何を話されていたのでしょう」と、題して 
 4枚の写真を掲載しました。
 この枠内の写真は、細木さんが撮影してくださったものです。
 4枚ある写真のうち、2枚は藤鹿さんと松沢副会長がにこやかに指点字で会話される
 様子で、残りの2枚は、指点字をしているお二人の手のアップ写真です。


P.4
  のいち ひよこサークル合同 交流会 開催
 10月6日(土) 午後2時~4時までの2時間、のいちふれあいセンターで
ひよこサークルの皆さんと合同の交流会が開催されました。参加者は、28人
(内 盲ろう者2人)で、今年度の盲ろう者向け通訳・介助員養成研修の受講者の
皆さんも参加してくださいました。高橋会長の挨拶のあと、ひよこサークルのみなさんは
建物1階の玄関入口にある自動販売機で、飲み物を購入するという盲ろう体験をしました。

 アイマスクをして、見えない状態の人とペアになり、通訳・介助者役の人と一緒に、
欲しい飲み物を買うという体験です。
「どうすればいいの?」「うまく伝わらない・・・」そんな悲鳴のような声が
聞こえる中、ジュースが買えなかった人、希望通りの商品が買えたペアなど色々でした。
アイマスク体験で「マスクをつけたら、距離感がなくなった」と、感想をくださった
方もいました。「体験」は、当事者の抱える不安や不便さなど、理解につながる
「経験」になることもありますね。
     
 後半は、高橋会長と松沢副会長から 日常生活にまつわるお話をお聞きしました
                        
 「は~い みなさ~ん。このグッズ何かわかりますか?」
これは、松沢副会長からの質問です。 
すると、「それはマイクでしょ?」と答えてくれた人がいました。
松沢副会長は、にっこり笑って「それじゃ、歌ってみてください」と、そのグッズを
手渡します。 「あれ?あれれ?マイクじゃないぞ・・・」 残念! それは、
色を教えてくれるマイク型グッズ「色キャッチペン」でした(笑) 
他にもいろんな便利グッズを紹介してくださいました。             
 
 高橋会長からは、普段工夫していることのお話です。財布の中は、お金を入れる場所を
必ず決めていて、最近はお金をチャージして使えるカードを持たれているそうです。
レジにたくさん人が並んだ時などは、会計を早く済ませることができ、便利だと
おっしゃっていました。それから、お料理をするとき、包丁を使う場合は、
手元を見ないで材料を切るそうです。すごいですねぇ。
お化粧術の話も少し・・・。視覚障害者の方が行うブラインドメイクではなく、
パウダーファンデーションを使い、口紅は小指でつけられるそうです。実践さながら、
その様子を披露してくださり、会場内から 「わぁ!」という声があがりました。

P.4 写真説明
 5枚の写真を掲載しました。
 1枚目は、交流会の全体写真です。手前に、養成研修の受講者のみなさん。その奥、
      中央部分に松沢副会長と盲ろう者友の会の方々、写真一番奥に、
      ひよこサークルのみなさんが座っておられます。
      高橋会長がお話しされているときに撮影したので、会長は写られていません。
 2枚目は、交流会会場となった建物の1階で、ひよこサークルの皆さんが盲ろう体験を
      しながら、自動販売機のジュースを買っている様子です。
 3枚目も同じく、ジュースを購入している様子ですが、体験に同行していた岡村さんに
      質問しながら、やり方を学んでいるところを掲載しています。
 4枚目は、松沢副会長が日常生活にまつわるお話をして下さったときの写真です。
      吉川さんと二人で、とてもにこやかな表情です。
 5枚目は、高橋会長が日常生活で工夫していることをお話して下さったときの
      写真です。手話を交えてわかりやすくお話してくださっている様子です。


P.5
  ひよこサークルの皆さまから、たくさんのご感想をいただきました。
ありがとうございました。
  
 ●体験・交流の時間をもう少し長くして欲しい 
 ●体験後、自販機を必要以上に触ってます    
 ●盲ろう者とペアで 体験してみたい    
 ●飲み物の種類の説明が難しかった 
 ●盲ろう者友の会の活動内容が分かってよかった           
 ●これからも色々体験していきたい
 ●楽しかったというより勉強になった
 ●自販機に点字表示があれば、買いやすい。
  更に、ボタンを押すと音声で知らせてくれる 自販機がないのか
  企業に質問してみようと思う。     
 ●自宅で部屋を暗くして(アイマスク体験)歩く練習をしてみたら、自分の家なのに
  ぶつかったりした。こういう体験もしてみたい。
 ●松沢さんのレジでのお話を聞いて 「迷惑をかけないように、気遣ってる」と
  いう思いが 心にささりました。我々、健常者の方が、気遣いが
  できていないように思いました。
 ●照明のスイッチや普段の生活の中の不便さに気づかされました。
  様々なグッズやメールやスマホ機能を活用して生活されていることも知りました。
  交流を続けることで盲ろうの方の生活がすこしずつイメージできています。
  大会DVDを見て、より盲ろう者のことを知りたくなりました。
  当事者の子育てや盲ろう児を育てた家族の講演も聞いてみたくなりました。
 ●見えないという状態が分からない。見えなくても聞こえる場合は色々できると思うが、
  盲ろうの場合は何もわからないのでは?
 ●自分は聞こえないが、見えるので色々楽しめる
 ●盲ろう者は、食事の時、見て分からないので匂いで分かるのでしょうか?
 ●松沢さんの便利グッズを初めてみて興味深かった      
 ●松沢さんの紹介してくれた品物が良かった どこで買えるの?
  小銭の財布は、私たちにとっても便利だと思うので持ちたい

  イエローレシート交流会
 11月11日(日)イオン高知でランチ交流会をしました。ランチのあとは、
1階のスーパー入口付近に立って「イエローレシート投函」の協力を会員の皆さんが
呼び掛けてくださいました。盲ろう者友の会を応援してくださる多くの皆さまの
ご厚意により、たくさんの助成をいただくことができています。 
本当にありがとうございます。
今年度も、お送りしている通信紙をはじめ、事務用品や消耗品などを購入させて
いただきました。今後とも、毎月11日開催の「イオン・デー」に、イオン高知へ
行かれることがございましたらご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

  第24回 中・四国盲ろう者大会開催
 11月17日(土)~18日(日)の2日間、香川県宇多津町で
中・四国盲ろう者大会が開催されました。大会の様子は、次号に掲載する予定です。 

P.5 写真説明
 1枚の写真を掲載しました。
 イエローレシート交流会で、会員の皆さんがイエローレシートの投函にご協力を
お願いしてくださっている写真です。
 それから、このページのひよこサークルのみなさんからいただいた感想の枠内に、
ひよこのイラストを 数カ所入れて、ちょっとかわいくしてみました。


P.6 このページの写真とイラスト説明は、それぞれの記事の後にカッコで囲んで
  説明書きを付けました。
 
 ~企画部より~ 2019年1月 学習&新年会のお知らせ~

日時:2019年1月27日(日)
14:00~17:00 学習会 指点字・触手話 下知コミュニティセンター 4階
18:00~20:30 新年会 高知プリンスホテル     
(この枠内には、ビール瓶とビールを注いだコップのイラストを入れています。) 

  平成30年度 第3回目 現任研修のご案内
日 時 : 2019年2月24日(日) 10:00~12:00
バリアフリー上映 映画「盲ろうを生きる」
場 所 : オーテピア 4階ホール

 オーテピア会場へお越しの際は公共交通機関をご利用ください。
 また、自家用車でお越しの方は、近隣の有料駐車場をご利用ください。

  ◆◆情報・投稿コーナー◆◆

 高知県もタンデム自転車解禁です!
県道路交通法施行細則の改正で高知県内の公道を走れるようになりました。
全国では21府県目 四国では愛媛に次いで2県目です。
タンデムは、二人乗り自転車です。
香南市夜須町の「市サイクリングターミナル」にはタンデムが7台あるそうです。
個人購入するには10万円以上もする まだまだ高価な物・・・。
だから、お天気の良い日はレンタルして海沿いをサイクリングするのも
気持ちいいかもしれませんね。 
  出展元:高知新聞オンライン 2018年10月7日(日)
 https://www.kochinews.co.jp/article/212076/

(二人乗りのタンデム自転車のイラストを入れました。ヘルメットをかぶり
  可愛いキャラの男の子が前、女の子が後ろに乗って楽しそうにしています)

 土居純子さんの今季新作コレクションのご紹介
ペットボトルのキャップを利用して作る素敵な帽子
 
(土居純子さんの作られた小さな帽子の写真を載せました。
 3種類の帽子があったので、折り紙でおられたペンギンにそれぞれ被せて
 撮影し、「どう? 似合うかしら」と吹き出しをつけたり
 2018夏コレクションと2018秋冬コレクションとテーマをつけ、生地や
 素材の違いが分かるように紹介しました)


P.7
  全国盲ろう者大会 おまけ写真集

 参加者 約900人を収容した開会式の会場です
 
「Aヘルプカード 」を 高知から千葉まで つけて行きました。
 気付いてくれる人はまだ誰もいません。
 全国的に広がって温かい支援の輪も拡がればいいなと思います。                                                                                  
  

 風船型白杖開発者の吉田勇さんです   
吉田さんは、全盲の視覚障害者です。緊急、非常時に便利なバルーン式の簡易型白杖を
考案され、特許も取得されています。左手に持たれているのが風船型の白杖で、右手は
新しく考案されたSOSのサイン発信用のサインバトンです。
すでに、多くのメディアにも取り上げられ、各地からお声がかかれば出向き、
講演もされているようです。コンパクトに折り畳めて持ち運びも楽々、超軽量です。
空気を入れるのも簡単!抜くのも簡単!
                                
サンプル商品をいただいてきたので、お見せできます。
是非 興味のある方は、渡辺までお知らせください。        
災害時など、避難所にあれば安心できるのではないでしょうか  

P.7 写真説明
 5枚の写真を掲載しました。
 1枚目は、盲ろう者大会に参加した松澤副会長、細木さん、窪田さん、そして、
     渡辺親子の5人が会場前の大会看板前で撮影した写真です。
 2枚目は、大会会場の全体写真です。まだ着席前の様子なので、椅子だけが並んでいて
     人はまだらです。
 3枚目は、着席した高橋会長ご夫妻と通訳介助の窪田さん。その後ろに、松沢副会長と
     通訳介助の細木さんとその娘さんを後ろから撮影した写真です。
 4枚目は、県から配布された「ヘルプカード」をリュックに着けたアップ写真です。
 5枚目は、風船型白杖を開発された 吉田勇さんの写真です。
     身長は170㎝くらいの方で眼鏡をかけておられます。
     とてもお優しく、笑顔が素敵な紳士です。

(このページには、もう一つ以下のニュース記事を掲載しました。
しかし、実際の記事は、画像データとして貼りつけて掲載したため、
記事内容を読むことはできまないため、サイトのURLを載せました。
テキスト版と点字版には、千葉日報オンラインに掲載されていた記事を引用して
掲載します。その記事の中に、写真がありますが、その説明は本文中に記載されています)

「千葉日報オンライン」に掲載されました。
 全国大会で、高橋会長が担当された「就労」がテーマの分科会の記事です。
障害者雇用の水増し問題で、注目度の高さがうかがえます。
 出典元:YAHOO!ニュース 関東地域 千葉日報オンラインより 9月2日
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180902-00010000-chibatopi-l12

  以下、ニュース記事 

 「千葉市で全国盲ろう者大会」 9月2日(日)10:40配信 千葉日報
(写真 盲ろう者として就労の苦労を語った
(左から)今本さん、峰岸さん、大杉さん=1日、千葉市美浜区の幕張メッセ)

 中央省庁や自治体などで障害者雇用数の水増しが問題となる中、千葉市美浜区の
幕張メッセで開催中の「全国盲ろう者大会」で1日、盲ろう者の就労をテーマに
分科会が開かれた。パネリストとして盲ろう者が登壇。
「職業訓練を受けるのも大変」などと厳しい現状を訴え、社会や企業で盲ろう者の
就労への理解が深まり、雇用が増えるよう求めた。
また、会場では次々と明らかとなる水増し問題を批判する声が聞かれた。
同日の大会には盲ろう者や介助者約850人が出席。
就労やスポーツなど五つのテーマで分科会が開かれた。就労の分科会には、
盲ろう者3人が登壇。広島盲ろう者友の会の大杉勝則理事長(56)は
「最も不便だと感じるのは通勤」とし、各都道府県の通訳や介助の制度では
「買い物や出掛ける際のサポートは受けられるが、通勤には適用されない」と指摘。
通勤で介助を求める場合は自費という。
「障害者が働きやすくなるためには行政や企業のサポートがもっと必要」と呼び掛けた。
鳥取盲ろう者友の会の今本由紀副会長(46)は、事務仕事に就こうと受講した
「障害者向けパソコン教室」での自身の苦労話を披露。
盲ろう者は今本さんだけで、ノートを取るために多くの受講者に助けてもらい、
自費で個人レッスンも受けて、ようやく技能習得にこぎ着けたという。
「盲ろう者向け職業訓練の機会を得ることさえ難しい」と厳しい現状を訴えた。
東京盲ろう者友の会の峰岸夏美さん(55)は民間企業に障害者として雇用されていたが、
「視力が徐々に落ちて不安だった」と振り返った。
分科会の司会を務めた高知盲ろう者友の会の高橋万里さん(65)は分科会後の取材で、
障害者雇用水増し問題を批判。「働きたいと思っている障害者は多い。
行政は就労しやすい環境づくりを率先すべき」と強く求めた。
同大会は8月31日から開かれており、最終日となるきょう2日は、
二つの分科会などを通して議論を深める。

◇盲ろう者 視覚と聴覚の重複障害者。全国盲ろう者協会の2012年度の調査では、
全国に少なくとも1万4千人いることが確認されている。見え方や聞こえ方の程度により
「全盲ろう」「弱視ろう」「盲難聴」「弱視難聴」の四つのタイプに分けられる。


P.8 このページに写真は掲載していません。
  それぞれの記事枠内にイラストを載せています。
  そのイラストの説明書きは、それぞれの記事の後ろのカッコ内に入れています。

  友の会通信について 広報部 渡辺 美香

 友の会通信掲載のために、いつも写真や原稿等のご協力をいただき、
誠にありがとうございます。担当して3回目の通信を無事発行することが
できましたのも、皆様のご理解・ご協力のおかげと心から感謝しております。
前号より写真の説明書きは、省いておりますが、ご不便を感じておられる方は
いらっしゃいませんか? ホームぺージのテキスト版には写真説明を入れさせて
いただいておりますので、どうぞ そちらもご覧ください。
また、テキスト版の印刷送付や、点字版をご希望の方がいらっしゃいましたら
下記アドレス または事務局までご連絡ください。

友の会では通信費の削減に取り組んでおります。 
スマホやパソコンなどで、友の会通信をご覧いただける方がいらっしゃいましたら
下記メールアドレス 渡辺まで ご連絡いただければ幸いです。 
よろしくお願い致します。
渡辺 メールアドレス  mika.w.06.30@gmail.com 
(友の会の緑のポロシャツを着た渡辺の人物イラストと、下の方に
 スマホを手に持ち操作するイラストもいれました)

  お問い合わせ・連絡先(事務局)    

 〒780-0815 高知市二葉町13-1
TEL/FAX 088-884-3794 (浪越)        

 〒782-0032
香美市土佐山田町西本町5-6-6 
TEL  080-6504-2562 (窪田)       

  高知県盲ろう者友の会ホームページ
 下記URLからもご覧いただけます
 https://kochikendb.jimdo.com/
       

  ◇◇編集後記◇◇ 広報部 徳久 和恵

 空気の乾燥が気になる季節です。インフルエンザにご注意を! 
室内の保湿と予防を心がけましょう。 帰宅後は、手洗い、うがい            
を習慣にしましょう。 石鹸を泡立てて、指の間や爪、手首まで     
丁寧に洗いましょう。 マスクの着用は防御と保湿に役立ちます。    
マスクは一度外したら捨てましょう。再利用はダメです。
ワクチン接種 (任意)も、有効です。接種後2週間から約5ヶ月位効果が
持続します。近年はA、B数種混合だそうですが、毎年、流行のタイプを    
予測して製造され、かかっても重症化防止出来ると言われています。                
それから、こまめに水分もとりましょう。水分補給で口内洗浄され、
ウイルスが胃酸で死滅するという説があります。
良い睡眠、バランスの良い栄養、適度な運動で体温を上げ、
ストレスを上手く解消して免疫力を保ちましょう。
 免疫力up食材には・・・
舞茸等のキノコ類、レンコン等の根菜類、
お茶カテキン、海藻、オクラ等のネバネバ食材、発酵食品、ヨーグルト、
トマト、ブロッコリースプラウト、等々沢山あります。 
たまには、食材をいっぱい入れてキムチ鍋で温まるのはいかがでしょうか。 
(友の会の緑のポロシャツを着た徳久さんの人物イラストを入れました)       
       
人物イラスト 渡辺 優香  (弱視ろう)
(人物イラスト担当者の似顔絵イラストを入れて、吹き出し枠内に
「冬はやっぱりこたつでミカン最高ですね!」と入れました。
 同じ枠内に、こたつとそのテーブルにミカンを3個のせた
 イラストも入れました) 

      
テキスト版編集 渡辺美香

       
高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版 おわり
    
       
       


平成30年8月1日

高知県盲ろう者友の会通信 テキスト版
~やさしさは手から手へ~ 

会長 高橋 万里 〒781-5106高知市介良乙1155-9


8月号の紙面通信は、全部で8ページです。
テキスト版では、ページごとに区切り
各ページの終わりに、写真やイラストの説明書きを付けました。


P.1
盲ろう者向け通訳・介助員 平成30年度 第1回 現任研修開催
 5月27日(日) 9:30から下知コミュニティセンターで、
 講師に東京都盲ろう者支援センター センター長の前田晃秀さんをお迎えし、
 現任研修が開催されました。 講義の内容をご報告する前に、
 参加してくださったTさんのご感想を紹介したいと思います。

Tさんの感想
 5月27日(日)下知コミュニティセンターにて行われた、
 現任研修に参加しました。
 午前は「通訳・介助員の心構えと倫理」についての講義で、
 午後は「通訳技術の基本」の講義と、ペアで片方がアイマスクをし、
 交互に画像の説明をし合ったり、通訳介助場面の動画(悪例)を
 見てグループワークを行い、意見を出し合いました。
 画像の説明は、まずどこから説明しようかと考えてしまい、
 後で「もっとこの説明を入れておいたら良かった~」と
 思う箇所がいくつかありました。
 グループワークでは「ここはおかしい?」と思う意見は
 皆さんほぼ同じでした。私自身まだまだ未熟ですので、
 通訳介助に行った時に舞い上がってしまい
 悪例動画と同じ事をしてしまうのでは…と心配になりました。
 経験を積み重ね学んで身につけていきたいと思います。
 前田さんのラインスタンプの絵がよく似ていて笑ってしまいました。
 特徴のある顎ひげの残し方のお手入れがとても気になりました(笑)

 Tさんご感想をお寄せいただきありがとうございました

それでは、講義の内容を少しだけご紹介します。
 午前の講義では、通訳・介助員として守らなければならない以下のことを
 教えていただきました。
 ①「法律を守ること(法令順守)」
  手当の不正請求など、善意として受け取りがちな例を挙げて
  わかりやすく話してくださいました。
 ②「専門職としての規範(職業倫理)」
  これくらいなら大丈夫だろうと思えるレベルであっても
  守秘義務違反となる場合があるそうです。
 ③「通訳・介助員 としての技術(心構え)」
  これは、一番大切なことで、服装や事前準備はもちろん
  個別的な対応をしっかり考え、受容的に受け止めながら、
  自己決定を尊重できる関わりでなければならないとのことです

 前田先生は 「完璧な通訳・介助はあり得ない」とおっしゃっていました。
 「やりっぱなしにしない」で、常に自身を「振り返り」、「失敗を素直に認め」
 「経験を力にできる」そんな通訳・介助員を目指してください!と、
 優しい笑顔で話してくださいました。

P.1 写真説明
  写真:現任研修に参加された方々の様子を、後ろから撮影しました。
  イラスト:講師の前田さんが作成、販売されているラインスタンプの
       紹介イラストをLINEより転載しました。「ぽちゃひげおじさん」


P.2
西部交流会が開催されました

 6月24日(日)宿毛(スワロー会館)で、年に一度の恒例行事
 「西部交流会」が開催されました。 お天気にも恵まれ、
 高知からの参加者14人を乗せたバス「元気号」は
 11時頃、スワロー会館に到着しました。
 今年の参加者は、29人(内盲ろう者3人)で、
 美味しいお弁当を目の前にして…
 ビールはないかな? なんて冗談を言い合いながら
 和やかな会のスタートとなりました。
 お刺身、天ぷら、お吸い物に茶碗蒸し、デザートはソフトクリームをいただき
 お腹も大満足! と、思っていると・・・なんだか会場がざわめき始めました。
 拍手とともに舞台には、華やかな衣装に着替えた美女集団の登場です。
 この日のために結成された「高知&宿毛 合同 友フラダンスチーム」の
 素敵な踊りに、みんな釘づけでした。
 あれ? あれれ??? ちょっと待ってください!  美女集団とお伝えしましたが、
 イケメンがおひとりいらっしゃるようです。 さて? どこに隠れているでしょうか?
 探してみてください。正解のアップ写真は次ページに掲載しています。
 カラオケはなかったのか? もちろんありました。
 今年も会場に美声が響き 「高校~三年生♪」「四季の歌」「南国土佐を後にして」と
 名曲の数々が披露されました。
 それから、昔懐かしい遊びもやりましたよ
 6人ずつのチームに分かれて円を作り、歌いながら
 年齢を忘れて夢中になって遊んでしまいました

 昭和の手遊び歌♪
 ずいずい ずっころばし ごまみそ ずい
 ちゃつぼに おわれて トッピンシャン
 ぬけたら ドンドコショ
 たわらの ねずみが 米くって チュー
 チュー チュー チュー
 おとさんが 呼んでも おかさんが 呼んでも
 いきっこなしよ
 井戸のまわりで お茶碗かいたの だあれ?

P.2 写真説明
  1.スワロー会館の外観写真(Google画像より転載しました)
    2.バスの全体写真(高知市かっぱ基金社会参加応援バス「元気号」)
  3.フラダンスの様子 写真を2枚載せました。
   10人の美女とイケメンの踊りの様子です。
   松沢副会長は畑中さんと一緒に楽しそうに踊られていました。
   ダンスチームの先生は西村さん
   表情豊かに素敵な踊りを披露してくださいました。
  4.手遊びゲームの様子 写真を2枚載せました。
   1枚目は、宿毛のNさんチームです。
   みんな笑顔でNさんを見つめて何か話をされています。
   2枚目は 松沢さんチームです 円になって座り
   ずいずいずっころばし…と歌いながら
   みんなでグーを作った手を出して一生懸命遊んでます。
   その様子を見つめる畑中さんも楽しそうな笑顔です。


P.3
楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまうものですね。
 最後にみんなで友の会のテーマソング? 
 「てのひらを太陽に」を大合唱しました。

 (作詞:やなせ・たかし)
 ぼくらはみんな 生きている
 生きているから 笑うんだ
 ぼくらはみんな 生きている
 生きているから うれしいんだ
 手のひらを太陽に・・・

 畑中さんのダイナミックな手話が会場の一体感を作り出していました
 
イケメンを探せ! クイズの正解です
 この写真を掲載する了承は…?
 いただいてましたよね? Wさん?
 普段はとってもダンディなWさん
 また違う素敵な一面をお見せいただき
 本当にありがとうございました

西部交流会開催のために早くから準備等をして下さった皆様 
 本当におつかれさまでした。
 また、来年も宿毛で皆様と楽しいひとときを♪楽しみにしています。
 ありがとうございました。

P.3 写真説明
  1.みんなで大合唱している様子を2枚載せました。
   1枚目は、手のひらを太陽にの歌詞に合わせて
   みんなが両手を高くあげながら歌っています。
   2枚目は、舞台の畑中さんが表す手話を
   みんなで真似て手話で歌う様子です。
  2.フラダンスに参加したWさんのアップ写真です。
   真っ赤なレイを首にかけ、人さし指を立てた右手のポーズが
   なかなかきまってます!


P.4
~通訳・介助の現場から~

「手のひらに伝えた5文字は あ・り・が・と・う」
 4月20日、西島園芸団地へ「いちご狩り」に行きました。
 Eさんの通訳介助員として同行したのは徳久さんです。
 車椅子を押しながら、通訳介助者の徳久さんはEさんの
 手のひらに文字を書いて次の行動を伝えます。
 「いちご たべる」 「まって」 「もっと たべる?」
 ひらがなは、丸くて優しい文字なのに、単語だけが並ぶと
 何だかとても味気ない気がしますね。
 だけど、心をこめて一文字一文字ていねいに・・・指先に
 思いを込めて伝えると真心のこもった優しいメッセージに
 なるのです。 いちごをお腹いっぱい食べて、
  美味しいお弁当も食べ終えたEさんが、少し興奮気味に
  身振り手振りで話し始めました・・・
 「(徳久さんを指さして)ごはん たべる やさしい やさしい」
  食事の時、食べやすいように工夫し、色々とお世話をしてもらったことを
 すごく喜んでおられた様子で、言葉だけでは足りないと思われたのか、
 (いい子… いい子…)と 子どもを褒めるように手のひらで
  何度も円を描きながら徳久さんへ感謝の気持ちを伝えていました。
 Eさんからの思いを優しさあふれる笑顔で受け止めた徳久さん。
 その直後、Eさんの手のひらに書いた言葉は「あ・り・が・と・う」でした。
 Eさんは嬉しそうな表情を浮かべ穏やかな笑顔で頷きます。
 やさしさは手から手へ…  その心温まる言葉に隠されているもの…
 それは、この写真のような光景なのではないでしょうか… 

ドキドキ…の 通訳介助デビュー〈西部交流会〉
 昨年、西部の養成研修を受講された方々が
 西部交流会で通訳介助者デビューされました。
 「前日の夜は緊張でよく眠れなかった」そんな声も
 聞こえてくるほど、はじめての通訳介助はドキドキです。
 音声通訳を担当された方は、自分が目にするもの
 耳にするもの、すべてを言葉に変えなければならないので大変です。
 手話でやり取りする盲ろう者さんとは,身振りや手振り、筆談など
 あらゆる策が必要でした。
 どうやれば通じるんだろう? 限られた時間の中、
 一生懸命・・・相手の思いを汲み取り伝えます。
 冷や汗をかきながらも、ようやく通じ合えた時の喜びは、
 言葉に表せないほど嬉しいものですね。
 言葉にならない喜びは互いの笑顔で確認して♪
 今後も西部地域での皆様のご活躍をお祈りしています。

P.4 写真説明
  1.徳久さんがEさんの手を包み込むように手を取り合い
   微笑み合っている写真です。
   記事の同じ枠内にもう一枚、手を取り合っている部分だけを
   アップにして載せました。
  2.通訳介助デビューをされた方々の写真を4枚載せました。
   1枚目は、山岡さんの手話を通訳介助されたお二人が
   一生懸命読み取ろうとされている様子です。
   2枚目は山岡さんとの筆談の様子、
   3枚目は音声通訳に耳を傾けながら聞いている松沢副会長の写真。
   4枚目は宿毛のKさんが通訳介助員さんにピースサインを作ってもらって
   カメラに応えてくれている写真です。


P.5
高須の寿司一貫へ 行ってきました
 会報の5月号を持って「まゆみのつぶやき」に登場したお店
「寿司一貫」へお礼に行ってきました。
 お店のスタッフの方にも喜んでいただき、私も噂のランチをいただいてきました。
 やはり・・・私のあら汁にも魚のアラと呼ばれる骨が入っていました。
  あれは、間違いなく心遣い?
 寿司一貫さん! 優しさをありがとうございました。

まゆみのつぶやき 松沢稀弓(全盲難聴) 
 ~高知県盲ろう者友の会 副会長~
 「スポーツ大会のおはなし」
 5月27日(日)に春野総合運動公園で開催された
  第20回高知県障害者スポーツ大会の陸上競技
  視覚障害者の部 「50m走」に出場しました。
  大会当日は、朝からいいお天気。まさにスポーツ日和。
  おまけに・・・ 私の伴走者は超若いイケメンでした。
  思わずラッキーと言いたいところですが、若すぎた・・・。
  彼は中学生で日本一の記録保持者でもありました。
  おかげで優勝!メダルをもらえる結果となりました。
  5、6年ぶりの参加なのに、練習もできず大丈夫かしら・・・
  と、心配でしたが、無事ゴールインできてほっとしました
  身体を動かすって本当に気持ちがいいものですね。

福だより  福重 君(全ろう) 
 ~高知県盲ろう者友の会 副会長~
 最近、銀行や病院でも「手話を少し使える」という人が増えて
 嬉しく思います♪  手話は使えなくても面倒がらずに
 筆談をしてもらえる場面も多くなってきました。
 社会も少しずつ変化して、障がいがある人も
 暮らしやすくなってきたように思います。
 でも、本当に安心して日常生活が送れるようになってきたのでしょうか?
 突然 体調が悪くなった・・・ さあ どうしよう・・・ 
 誰に連絡したらいいの? 家族がいたら対処してくれるかもしれません。
 でも、もし家族がいなかったら? 
 そんな時に限って誰とも連絡がつかなかったら? 
 不安は尽きることがありません。
 地震だ火事だと 災難はいつ、どんな時にやってくるのかもわからない・・・
 盲ろう者支援にこそ、そんな不安に寄り添える「安心」が
 あってほしいと願っています。
 これからの「安心?」のために みんなで考えていきませんか?

P.5 写真説明
  1.寿司一貫に行って会報をスタッフの方に渡したときの写真です。
   スタッフの方も笑顔で撮影に協力してくれました。
   その同じ枠内に、ランチのお寿司の写真とあら汁の
   アップ写真を掲載しました。
  イラスト:松沢さんと福重さんの人物イラストをそれぞれの枠内に載せました。


P.6
~企画部より~ 10月・11月 交流会のお知らせ~
  詳細は決まり次第お知らせします

東部交流会
 10月6日(土)
  ひよこサークルと合同で開催します

イエローレシート交流会
 11月11日(日)
 場所:イオン高知店

平成30年度 盲ろう者向け通訳・介助員養成研修のお知らせ(全7回)
 日 時 : 平成30年9月9日(日)~10月28日(日)  毎日曜日
         9:00~16:00  (10月7日(日)を除く)
 場 所 : オーテピア 高知声と点字の図書館
  申込期間 : 平成30年7月23日(月)~平成30年8月17日(金)
 申込方法 : 郵送 平成30年8月17日(金)必着
  先着 10人 (テキスト代1,000円 実習費600円程度)
  申込用紙配布場所 : 友の会ホームページ、県庁障害福祉課
            県庁1階募集要項コーナー

第2回目 現任研修を開催します
 日時 : 9月30日(日) 13:00~16:00
 場所 : オーテピア高知声と点字の図書館
 講師 : 東京盲ろう者友の会 理事長 藤鹿一之氏
 通訳介助実習(音声通訳中心)を行います
 ※耳栓・アイマスクをご持参ください
 ~詳細は、決まり次第お知らせします~

中四国盲ろう者大会が開催されます
 日:11月17日(土)・18日(日)
 場所:香川県綾歌郡宇多津町
 ~詳細が分かり次第ご案内いたします~

P.6 写真説明
 このページに写真はありませんが、
 バスや電車、メモ用紙、香川県開催の中四国大会の
 案内枠にはうどん屋のイラストなどを入れました。


P.7
オーテピア会場へお越しの際は公共交通機関をご利用ください。
 また、自家用車でお越しの方は、近隣の有料駐車場をご利用ください。

7月24日(火)「オーテピア」が開館しました
 建物は5階建てで 1階は オーテピア高知声と点字の図書館
 2階から4階までは オーテピア 高知図書館
 5階には 高知みらい科学館
 オーテピアで予定されている今夏の研修 楽しみですね!
 住所:高知市追手筋2-1-1
 詳しくは オーテピア で 検索
 https://otepia.kochi.jp/

ヘルプマーク 高知県
 7月20日配布スタート
 外見からは分かりづらい障害や難病などの方々が
 援助を得やすくなるように作られたマークです
 友の会でも配布します
 事務局までご連絡ください

◆◆投稿コーナー(写真)◆◆

 写真:Nさん創作 「森のどうぶつたち」

 写真:梅雨の晴れ間に あじさい見物

P.7 写真説明
  1.Nさんが創作された「森のどうぶつたち」と
     テーマがつけられそうな草花の写真です。
     大きな鉢の中に緑があふれていて、
     その中にパンダやリスなど動物が可愛く飾られています。
     とってもかわいいです。
    2.Tさんからの投稿で、梅雨の晴れた日に
     あじさい見物に行かれた時の写真です。
     太陽の日差しを避けながら、
     日陰になった場所で車椅子に乗ったKさんと
     一緒にあじさいに触れながら、とても気持ちよさそうに
     あじさい観賞されている様子です。  


P.8
8月号 友の会通信について  広報部 渡辺 美香
 今号は、A3用紙2枚の両紙面に写真も多く掲載しました。
 写真の大きさも違ったため、前号まで写真の下部に入れていた説明書きを
 今回は省いています。ホームぺージでご覧いただけるテキスト版には、
 写真の説明を入れさせていただいておりますので、
 どうぞ そちらも合わせてご覧ください。
 テキスト版は、印刷してお送りすることもできます。
 ご希望の方がいらっしゃいましたら、下記アドレス または
 事務局までご連絡ください。
 点字版も お試し発行しております。
 友の会では通信費の削減に取り組んでおります。
 スマホやパソコンなどで友の会通信を
 ご覧いただける方がいらっしゃいましたら
 下記メールアドレス 渡辺までご連絡いただければ幸いです。
 よろしくお願い致します
 渡辺 メールアドレス mika.w.06.30@gmail.com

お問い合わせ・連絡先(事務局)

 〒780-0815 高知市二葉町13-17
 TEL/FAX 088-884-3794 (浪越)

 〒782-0032
 香美市土佐山田町西本町5-6-6
  TEL  080-6504-2562 (窪田)
 
高知県盲ろう者友の会ホームページ
 https://kochikendb.jimdo.com/

◇◇編集後記◇◇   広報部 徳久
 毎日暑いですね。そこで、今回のテーマは熱中症です
 日常的には、お茶や水を1日1、5リットル目安に
 こまめに飲むのがベストです。
 一度にたくさん飲んでも吸収しきれなかった水分が尿として出てしまいます。
 汗をかいた時には、スポーツ飲料や牛乳を足すと効果的です。
 ちょっとしんどい・・・イヤな汗が出る、頭痛や立ちくらみ、吐き気がある、
 手足がつったりシビレたりするなど症状があるときは早めに
 吸収の速い経口補水液を飲んでください。しかし、呼び掛けに反応が鈍い、
 水分も飲めないような状態のときは 救急車もありです。
 おまけ 夏バテで食事が摂れない時は、飲む点滴と言われる「甘酒」お薦めです。
 睡眠や食事をしっかりとって、暑い夏を乗り切りましょう!

会報内の人物イラスト担当  渡辺 優香(弱視ろう)

P.8 写真説明
  最終ページです。
  このページに写真はありません。
  広報担当者と人物イラスト担当者の似顔絵イラストや
  夏らしくうちわやかき氷のイラストを入れました。       


 2018年8月1日 友の会会報 おわり       
       
       
       
       
       
       
       
       
       


平成30年5月1高知県盲ろう者友の会通信
~やさしさは手から手へ~      

平成30年5月1日発行
〒781-5106高知市介良乙1155-9
会長 高橋 万里 


平成30年度 総会&交流会が開催されました

4月22日(日)午後1時から高知市保健福祉センターにて総会が開催されました。
32名のご出席をいただき、議案すべてに承認をいただきました。ありがとうございました。
本年度もよろしくお願い致します。
総会に続いて交流会が開催されました。手作りのオープンサンドやフルーツポンチなど
おいしいお料理を食べながら、盲ろう者の方々と楽しいひとときを過ごしました。 
みなさんの笑顔あふれる様子を、ほんの一部ですが、ご紹介します。
 
写真1:総会の様子
写真2:お料理を囲んで歓談中の山岡さん  
写真3:プチホットケーキ作りの手伝いをしている松沢さん
写真4:触手話で会話している川越さん                        
写真5:周りにいる人を笑顔にする浜崎さん
写真6:真剣な顔で話している山崎さん  


西部(土佐清水・宿毛)で現任研修が開催されました

3月17日、18日の2日間、西部養成研修修了者フォローアップ研修が開催されました。

写真7:通訳介助者と談笑する宮上さん
写真8:話が弾み笑顔の出た近藤さん日

 


友の会通信のテキスト版です。高知県盲ろう者友の会通信
平成30年3月1日

総会・交流会ご案内
総会
日 時:4月22日(日)    13時~
場 所:高知市保健福祉センター (高知市塩田町18-10)
*同封のハガキにて出欠のお返事をお願いします。(正会員にハガキが入っています)
交流会
総会終了後~16時
*どなたでも参加できます。皆様お誘い合わせのうえ是非ご参加ください。

〔会員継続のお願い〕
盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、皆様の協力が必要です。
平成30年度も引き続き会員の継続をお願いします。
年会費(正会員2000円 家族会員1000円 賛助会員1口1000円 団体会員1口5000円)

振込先 ゆうちょ銀行1670-7-40874 高知県盲ろう者友の会

「学習会報告」
平成30年1月28日(日)
講師:高橋万里会長  
参加者:17名
内容:触手話の学習
参加者の感想
通じることが難しい。このような練習をもっとしたい。
指の動かし方により別の意味になるので注意が必要。
盲ろう者によって表し方が違うことがわかった。

写真1 触手話の注意点を話す高橋会長

「新年会報告」
平成30年1月28日(日)
場所:ラヴィ-タ高知店 
参加者:21名

写真2 カラフルな衣装とカツラをかぶって踊る松沢副会長とダンサーズ
写真3 よさいこいの衣装を着て笑顔いっぱいの皆さん。

「イエローレシート交流会報告」
2月11日、イオンモール高知にて昼食をしながら交流会。
その後、イエローレシート呼びかけに立ちました。

写真4 西入り口。襷がけ、レシート回収ボックスを持ってお客さんに呼びかけている様子
写真5 東入り口。「黄色いレシートをください」と書いた紙を持ってお客さんに呼びかけている様子

「盲ろう者向け同行援護事業(仮称)説明会報告」
3月3日、全国盲ろう者協会主催の「盲ろう者向け同行援護事業(仮称)説明会」に参加しました。44都道府県から200人弱の参加者があり、新しい制度の説明を聞くことができました。
今後、高知県での活動に影響が及ぶ内容もありました。検討し、実施していきたいと思います。
説明会では素敵な方々との出会いもあり、とても良い経験でした。

東京での神対応に驚き!感激!感謝!
①もんじゃ焼き店に入った時のこと
おしぼりを持ってきた若い店員さんが、
そのおしぼりを横長く畳み直して、私の
前のテーブル面と鉄板との境目に、さり
げなく置いた!私が鉄板でやけどをしな
いようにという配慮。

写真6 おしぼりに守られながら、もんじゃを焼いている様子

②電車に乗った時のこと
私たちが電車に乗り込むと、座席に座っていた人たちがさ~っと立ち上がり、3人分の席が空いた!「あっ!」でも「どうぞ!どうぞ!」でもない、さりげなさ!白杖が水戸黄門の印籠のように思えた。本当に感謝です。

②お土産を買った時のこと
「賞味期限は○月○日までですが、よろしいでしょうか?」ときいてくれた。こちらから尋ねなくても、どの店でも賞味期限の日付を読みあげてくれた。

初体験!勉強になった!
空港で
セルフ手荷物預け
やり方を一つ一つ手ほどきしてもらった。
エレベーターで
都会でのエレベーターの乗り方
人ごみの中でもスムースに乗れます!
(松沢)

「タンデム自転車説明」
平成30年2月16日(金)
参加者:高橋会長、松沢副会長
タンデム自転車(2人乗り自転車)の公道走行にむけての法改正について、高知県警本部交通企画課から、説明と、要望の聞き取りがありました。
これは、高知県市長会から知事に要望書が提出されたことによるもので、その内容は、タンデム自転車(2人乗り自転車)が公道を走行できるように、法令改正を希望するものです。タンデム自転車の公道走行は、すでに16都道府県で認められており、視覚障害者や高齢者の社会参加促進につながり、また観光サイクリングとしても楽しめるので、法令を改正してほしいということだそうです。
高知県でも、前向きに検討されるとのことです。通訳・介助者が前に乗って、盲ろう者が後ろに乗り、行きたいところへ自由に行ける。そんな日が早く来るといいですね!

全国盲ろう者協会事業お知らせ
第9回全国盲ろう者体験文コンクール作品募集中
社会福祉法人全国盲ろう者協会が、第9回全国盲ろう者体験文コンクールの作品を募集中です。
?応募できる方は、全国盲ろう者協会に登録をしている盲ろうの方々です。
作品募集のご案内は事務局にあります。盲ろうの方々応募してみませんか?
    
全国盲ろう者団体ニューリーダー育成研修会
11月3日(土)~4日(日)
場所:クロスウェーブ幕張(千葉県千葉市)
  
編集後記
 
最近寒くない日が続きました。職場の近くの梅の木では白い花が咲き始めました。珍しい木
で、白い花と赤い花が一緒に咲くので、満開になると紅白のように華やかです。
梅の次は桜が咲きますね。春の暖かさと桜の花が皆さんのもとへ届くまであと少し。来年度も桜の花のように皆さんの笑顔が咲くような友の会にしていきましょう。(前田)

 


高知県盲ろう者友の会通信
平成29年8月10日
                                               
養成研修終わる
宿毛市文教センターにて開催した平成29年度盲ろう者向け通訳・介助員養成研修が無事終了しました。12名の受講者が暑い中、厳しい日程にもかかわらず参加し、熱心に学びました。スタッフとして遠い道のりを通ってくださった友の会の皆さん、ご協力ありがとうございました。
最終日7月30日には、西部交流会にも参加させてもらい、盲ろう当事者や、友の会会員と交流することができました。
新聞記事の説明 盲ろう者の外出支援を 宿毛市 通訳・介助員養成へ研修 高知新聞2017年(平成29年)7月6日
写真の説明 写真1指点字を打ちながらの歩行を実演する講師 写真2指点字練習する受講者ブリスタ練習する受講者 写真3車の乗降介助実習 写真4ブリスタ通訳を受ける高橋会長、松沢副会長 写真5近藤さんに手書きで伝えている様子 写真6歌とダンス「てんとう虫のサンバ」を楽しむ参加者 写真7ステージで歌う宮上さんと受講者 写真8参加者全員集合 
 
中・四国盲ろう者大会参加者募集
日時 11月11日(土)13:00~12日(日)12:00または15:30
場所 とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター) 阿波観光ホテル その他
費用 大会参加費 3000円
   パーティ    7000円
   宿泊費   7000円~13500円
   社会体験  1000円~5000円
内容 11日(土)開会式 意見発表 パーティ
   12日(日)社会体験(一日観光コース・半日観光コース・お楽しみコース)
申し込み締切 9月15日(金)
申し込み先  事務局 窪田博子 〒782-0032香美市土佐山田町西本町5-6-6
                  hk.3939.crowndaisy@gmail.com  080-6504-2562
申し込み方法 参加申込書を事務局へ
     郵送同封の参加申込書に記入の上郵送
     メール添付にて送信ホームページから参加申込書をダウンロードし、記入の上送信
     持参9月10日(日)13:00~16:00高知市下知コミュニティセンターへ参加申込書を持参
*同封の大会日程をご参照ください。詳細は、友の会ホームページに掲載しています。
*参加費振込内訳書は、9月末、宿泊決定お知らせが届いてから、東武トップツアーへ送ってください。参加費振込は各自でお願いします。振込手数料はご負担下さい。

コスモス交流会のご案内 ~10月1日(日)~
同封の参加申込書でお申し込みください。

ご協力お礼
*友の会は、スーパー「エースワン」の「スマイルレシート事業」に団体登録しています。これは、エースワン・エーマックスのレシートを友の会に届けていただくことにより、レシート総額54000円につき、500円が還元されるものです。毎年の寄付金額は総会で報告させていただいていますが、この度パソコン購入が必要となっており、スマイルレシート還元金をパソコン代金の一部として使わせていただきました。

*「イオン」の「イエローレシートキャンペーン」にも参加しています。イエローレシートの日(毎月11日)、イオンでお買い物をした方が、レシートを友の会のBOXに入れてくださっています。封筒や印刷インクなどを購入させていただいています。

*青い鳥郵便葉書のご寄付もいただきました。

会費収入のみで運営している友の会にとって、たいへんありがたいご寄付です。今後とも、皆様のご支援、ご協力を、よろしくお願いします。


高知県盲ろう者友の会通信
平成29年5月1日
                                          
総会・交流会
4月23日(日)高知市保健福祉センターにて、総会が開かれました。32名が出席し、議案が承認され、無事に終了しました。その後行われた交流会では、企画部が指揮をとりながら新聞紙等で兜作りをして盛り上がりました。その後は久しぶりに再会した仲間同士で話に花を咲かせ、笑い声が溢れていました。(前田)
写真1 楽しそうに交流中の高橋会長、濱崎さんと会員              
写真2 作った兜をかぶり楽しそうな様子の宮上さんと会員
写真3 土居さんが紙で折ったこいのぼりを皆さんにプレゼントしてくれました

全国盲ろう者大会参加者募集
日時 8月18日(金)13:00~8月20日(日)16:00
場所 花巻温泉ホテル千秋閣(岩手県花巻市湯本1-125)
参加費 6000円
その他の必要経費
宿泊費 一泊8000円~15000円
社会見学コースに参加の場合 参加費4000円~5000円
内容 ・分科会 「盲ろう者の生の声」「盲ろう者と防災」等・映画「盲ろうを生きる」上映・社会見学 「宮沢賢治童話村」「小岩井農場」「わんこそば」・機器展示
申し込み締切 5月10日(水)事務局(窪田080-6504-2562)まで
参加希望者はお問い合わせください。詳しい案内を送ります。

交流会のご案内
日時 6月11日(日)10時~13時
集合場所 イオンモール2階フードコート「ぶっかけ亭本舗ふるいち」近くの席
今年度第一回目のイエローレシート交流会です。お茶しながら交流しましょう。
12時からはイエローレシートの呼びかけを行います。みなさまの参加をお待ちします。

盲ろう者向け通訳・介助員養成研修受講者募集

場所


宿毛市立中央公民館(文教センター)視聴覚室
〒788-0001 宿毛市中央2丁目7-14
日時
7月 1日(土)
9:00~16:00 

7月 2日(日)
9:00~16:00

 

7月 8日(土)
9:00~16:00


 7月 9日(日)
9:00~16:00


7月 22日(土)
9:00~16:00


 7月23日(日)9:00~16:00 22日まで休講なく実施できた場合、23日は休みになります

 


7月 29日(土)
9:00~16:00


 7月30日(日)
9:00~16:00 12:00~15:00の間を西部交流会と合同で行います。30日のみ、場所が
〒788-0783 宿毛市平田町戸内1717-2スワロー会館となります。

申し込み期間 6月1日(木)から6月20日(火)まで(必着) 
申し込み先 事務局(窪田080-6504-2562)

ホームページについてお知らせ
高知県盲ろう者友の会のホームページを色々と更新しています。パソコンやスマートフォンをお持ちの方は是非一度見てみてください。この通信も読めるようになっています。ホームページから読むので、通信の郵送は不要という方はお知らせください。(前田)